2月11日(木・祝)より全国公開いたします映画『キャロル』(配給:ファントム・フィルム)のプレミア試写を実施いたしました。本作は、1/14に発表された本年度アカデミー賞ノミネートでも、主演女優賞・助演女優賞・撮影賞・脚色賞・衣装デザイン賞・音楽賞と主要部門6部門でノミネートを達成し、W女優賞受賞なるか?!と注目度の高い作品です。
公開にあわせ、『ブルージャスミン』でついにアカデミー主演女優賞を射止めオスカー2冠に輝く大女優ケイト・ブランシェットが6年ぶりに来日!日本アカデミー賞主演女優賞に輝く寺島しのぶさんも駆けつけ、日米の名女優がステージ上で艶やかな姿を披露しました。

【日程】 1月 22日 (金)  18:30〜  【場所】 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン7
【登壇者】 ケイト・ブランシェットさん、寺島しのぶさん

熱烈な歓声に迎えられレッドカーペットに登場したケイト・ブランシェットさんに「アカデミー賞ノミネートおめでとうございます!」と、
お祝いの言葉がかけられると、会場は祝福の大きな拍手に包まれました。ケイトさんは「本当に素晴らしいこと。多くの同じ業界の方々から認められてのノミネーションなので、誇らしい気持ちです。ルーニーとの2人の間の愛が描かれている作品で、ルーニーとダブルノミネートされたことが嬉しいです」と笑顔でコメント。映画の舞台となった1950年代は同性愛が犯罪とされていた時代。原作者は”クライム小説の女王”と呼ばれるパトリシア・ハイスミス。「当時は殺人や銃ではなく、愛が犯罪だったの。トッド・ヘインズ監督だからこそ、こういった作品ができたと思います」と映画への想いを語りました。
女性同士が愛し合うというストーリーついて、「ラブシーンは男性と細かなトコロは違う。笑」とジョークをはさみつつも、「ジェンダーの垣根を超えたロミオとジュリエット。壮大で純粋な愛が描かれています。どんな形であれ、愛は愛であるということに変わりはない」と力強く断言しました。
ケイトさんの大ファンだという寺島さんが着物姿で駆けつけ日米女優の艶やかな競演が実現!ニコライ・バークマンお手製の『キャロル』をイメージしてつくられた真っ赤なバラの花束を渡されると「重たすぎて持てない!」と言わんばかりのお茶目なポーズを披露し、会場を沸かせました。一足早く本作を鑑賞した寺島さんの「これぞ映画!という作品。心をつかんで離さない演技が素晴らしかった。幅広い役を演じられる役作り・憑依の仕方など、同業者として尊敬します」という羨望の眼差しに対して
「寺島さんのように経験のあるすばらしい役者にそう言われると、嬉しいです。ルーニーにも伝えておきます」と喜びの表情を見せました。今後はどんな役に挑戦したいかという質問に「スモウレスラーの一生かしら」とケイトさんがおどけてみせ、負けじと寺島さんも「役作りで、太らなきゃいけないですね」と返し客席が笑いに包まれる一幕も。
一足早いバレンタインプレゼントとして、チョコレート入りのバルーンが降り注ぐ中、寺島さんは、本作について「夢のような美しい映画です。2回、3回と見たくなる作品です。どうぞみなさまお楽しみください」とアピール。ケイトさんは「多くの人の愛で製作した作品なので、みなさまからも愛されるといいなと思っています」とメッセージを送り、大盛況でプレミアイベントは幕を閉じました。