映画『春子超常現象研究所』は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014で最高賞・シネガーアワードを受賞した竹葉リサ監督の最新作。
本日2015年12月5日(土)公開を記念して、中村蒼、野崎萌香、竹葉リサ監督による初日舞台挨拶を実施いたしました。

◆日  程:2015年12月5日(土) 
◆場  所:シネ・リーブル池袋(東京都豊島区西池袋1−11−1 ルミネ池袋8F)
◆登壇予定:中村蒼、野崎萌香、竹葉リサ監督

本作は、ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男(中村蒼)と春子(野崎萌香)、そしてそれを取り巻く強烈な個性を放つキワモノキャラクターたちが騒動を巻き起こすコメディー要素たっぷりの異色の純愛ムービー。本能のままに生きるそれぞれの本音が大暴走?!息つく間もない予想外の展開の連続で、『大人の児童文学』さながらのトリッピーで爽快な感覚を与えてくれる。今年のロッテルダム国際映画祭で絶賛された後、権威あるモスクワ国際映画祭をはじめ、シッチェス・カタロニア国際映画祭でも上映され、国内外問わず注目を集めている。

舞台挨拶では、登壇キャストより「今年、自分の身の周りで起こった“超常現象”」を披露。野崎萌香は、「出雲では旧暦の10月を神在月と呼ぶことで出雲大社にお参りに行ったら、額に“宝毛“が生えてきました」と告白。すると、中村蒼が自身も宝毛が常に生えている事をカミングアウトし、主演の二人が奇跡の組み合わせであった事が発覚。
中村蒼は、「小日向文世さん、斎藤工さん、ブラザートムさんなどのベテランの方や主演の野崎萌香さんなど、たくさんの素晴らしい方々と一つの作品に出られた事が僕にとっては超常現象でした。」と本作への思いを披露した。

その他には、野崎萌香がウェディングドレス姿で本物のテレビを担いで山を登るシーンに挑戦した事や、早朝から真夜中に及ぶ過酷な撮影日もあった事などを語り、豪華キャストたちが過酷な撮影を乗り越え、本作が完成したことが語られた。

登壇者コメント

主演・中村蒼:
テレビ男を演じると初めて聞いたときは、軽くパニックになりました。(笑)自分の中で想像していたテレビ男というものがあったのですが、実際にテレビをかぶると言われて驚きました。実際にかぶってみると、かぶってお芝居をするというのが大変で・・・スタッフの方と何度も試行錯誤して作り上げていきました。
すごく大きな作品というわけではないですが、ベテランの俳優さんたちと一つの作品を作られた事が何よりも嬉しかったです。

主演・野崎萌香:
初めて脚本を読んだときは、監督の創像性にすごく感動しました。主人公の春子を自分がどういう風に演じればよいのか始めは悩んだのですが、春子の夢にむかってつき進んでいく真っ直ぐな姿を大切にして演じました。朝から深夜に及ぶ、過酷な撮影日もあったのですが、小日向さんを筆頭に素晴らしい共演者の方々と映画初主演で共演する事ができとても嬉しかったです。

竹葉監督:
辛口と言われているロッテルダム国際映画祭で上映される事になった際は、皆さんの反応にひやひやしていたのですが、上映が終わってみたら“テレビ男を演じた中村蒼さんの演技力の高さがすごい”や、“主演の野崎萌香さんが可愛い”などの評価をいただいたり、スタンディングオベーションまでいただけた事がすごく嬉しかったです。素晴らしい出演者の方々や、スタッフの方々とこの映画を作る事ができ、更に書籍も作る事ができました。もっとこの作品を世に広めて行きたいです!