MC:監督、本日登壇しているキャストの皆さんは、20代を代表する役者のみなさんです。
演出してみて、いかがでしたでしょうか?

行定監督:15年前に『GO』という作品を撮ったんですけど、
窪塚洋介と柴咲コウを撮っている時と同じ感覚で楽しく撮影できました。
実は映画を撮っている時はその映画が楽しくなるかというのはわからないものなんですが、
『ピンクとグレー』は本当に楽しくて。楽しく見ていられるのは貴重なことなんですよね。
それから、裕翔をイジメたくなるし、追い詰めたくなるんですよ!(笑)
映画の後半にかけて力の入るシーンがあるので、楽しみにしていてくださいね。

MC:中島さん、行定監督の今の発言についてどう思いますか?

中島:クランクインした翌日くらいにもめるシーンを撮ったんですが、
本当に辛くてその時は誰とも話さなかったですね。(笑)

MC:本作は幕開けから62分後、観る人たちがまさに息をのむ
世界がピンクからグレーに変わる衝撃的な仕掛けがあります。
みなさま、脚本を読んだ時や完成した映画を観て、どのような印象を持たれましたか?驚きましたか?

中島:自分は演じている側なのに、映画を観た時、本当に驚きましたし、
きっと皆さんも驚くと思います。すごい仕掛けですし、この映画に参加できて嬉しいです。
今までにない映画だと思います!

菅田:ズルイ!の一言に尽きますね。(笑)
脚本ではわからなかった部分が、映像によってわかりやすくなっていると思います。

MC:監督、みなさんはこのようにおっしゃっていますが、いかがですか?

行定監督:映画を観た人の一言目が必ず「驚いた!」なので、本当かなぁと思ったんですが、
観る前の想像と違うということなんでしょうかね。
キャスト・スタッフのおかげてさらに拍車がかかって印象も大きくなっているんじゃないかと思います。

MC:みなさん、世界が変わる仕掛けに掛けて、みなさんの世界が変わった瞬間、
などがあればお話お聞かせいただけますか?

中島:東京ドームや横浜アリーナでコンサートをした時ですね。
大勢のお客さんが一気に視界に入ると世界が、全てが変わりますね。

菅田:小さいことなんですけどね・・・子供の頃、コーラを飲ませてもらえなかったんですよね。
親父が「骨が溶ける!」と言って。自動販売機でコーラを買ったら、
そのままゴミ箱に捨てられちゃうレベルで。(笑)
だから上京して、1人でコーラを飲んだとき、少しだけ世界が変わったかなって。

夏帆:目が悪いのにずっと裸眼で過ごしていたんですが、コンタクトレンズにした時、
世界が変わりましたね!なんて色鮮やかな世界なんだろうって。衝撃的でした。(笑)

※すかさず菅田さんから「CM狙ってるの!?」と突っ込みが入って登壇者爆笑!

岸井:(夏帆さんと)同じことを考えてました・・・

※夏帆さんに「髪をショートカットにした時はどう?」と同意を求められる。

先日、人生で初めてショーカットにしたんですが、
そうですね、(世界が)変わったかもしれないです。(笑)

柳楽:結構、変わったことはあるんですけど、一番は“太った時”ですね、あと“痩せた時”ですね。
25キロ太った時は周りが「大丈夫なの・・・?何があった?」みたいな目で見てきて、
逆に痩せた時は「頑張ったんだね」って顔されて・・・(笑)

行定監督:ないですよ。

※菅田さんが行定監督に絡み出し・・・

菅田:監督だってさっき楽屋でニヤニヤしながら言ってたじゃないですか!
「俺の世界が変わった時は、男になった時だ」って。何で今言わないんですか!(笑)

行定監督:そうですね、変わったというなら初めて助監督になって
カチンコをやらせてもらった時ですね。あれってすごく緊張してうまくできないんですよ。
そうしたら、凄く怒鳴られて・・・
でもそれまでは無視されているんですけど、初めて自分に役目が与えられて、
映画界に入ったんだと感じましたね。

MC:ではここで映画の世界を変える仕掛けにちなんで会場を『ピンクとグレー』に
変える仕映画主演・出演掛けを準備しています。中島さんに「せーの!」と言っていただき、
ご登壇のされている方々が「ピンクとグレー」と掛け声をすると会場が『ピンクとグレー』になります。

※登壇者の掛け声で、ピンクとグレー色のキヤノン砲発射!

まだまだお話をお伺いしていきたいとところですが、時間が無くなってしまいましたので、
最後に、これから映画をご覧になる皆様に、監督と中島さんからメッセージをお願いします。

中島:初めて出演させていただいた映画が主演で至らぬこともあったかと思いますが、
単なるアイドルが出ている映画ではなく、青春群像劇です!
エネルギッシュな出演者にご注目いただきたいですし、
62分後に驚かされると思います。覚悟して観てほしいです!(笑)
ありがとうございました。

行定監督:この企画をもらって原作者の加藤シゲアキくんに感謝しています。
彼のメタファーも描かれているのかな、この映画を成長させようと
キャスト・スタッフみんなで頑張りました。本作をご覧になったら、きっともう1回観たくなると思います。
そうなったら是非、もう1度ご覧になって、周りの方に口コミで広めてもらえたらなと思います。
ありがとうございました。

以上