AKB48・島崎遥香が28日、新宿ピカデリーにて行われた主演映画『劇場霊』のジャパンプレミアに出席。共演した足立梨花、町田啓太、Jホラーの火付け役である中田秀夫監督とともに一夜限りの“お化け屋敷”を体験した。

第28回東京国際映画祭にて開催される特集企画“日本のいちばん怖い夜〜Jホラー降臨”として出品された本作。撮影所を舞台に巻き起こる恐怖を描いた『女優霊』から20年の時を経て、今度は不気味な“劇場”に舞台を移し、嫉妬・憎しみ・怨念渦巻く、救いようのない惨劇が起こるジェットコースター・ホラー。

この舞台挨拶に向けて「塩の入浴剤を入れて朝からお風呂に入ってきました」という島崎は、映画初主演に「小さい頃に観た中田監督の作品に、こうして出演できてすごく光栄です。なにも分からない状態で撮影に挑んだので、女優さんの仕事を学びながらの撮影でした。もっと出来たんじゃないかという悔しい部分も後々見つかりましたが、一生懸命演じました」と振り返った。
足立も「監督の作品はフィルムでの撮影で、モニターがない状況は本当に初めてで。自分の演技がどういう風に撮られているかまったく分からない現場でしたが、監督やカメラマンさんを信じて精一杯やらせていただきました」とにっこり。

また、AKB48の活動で劇場ライブに立つ機会が多い島崎は、“劇場での恐怖体験”を聞かれ「私は見たことはないんですが、見えるメンバーの話だと『ステージのこっち側に何かいる』みたいな噂は昔から定期的に聞きますね」と明かし、ホラーより怖いものは「女子ですね。めちゃめちゃ怖いですよいろんな意味で」と笑顔で話し、会場をゾッと沸かせた。

中田監督は本作のこだわりを「今回は人形が恐怖の源。心霊ではなく物理的に存在していいものの恐怖をどう演出するかを必死で考えました。Jホラーの新たなステップへ行きたいという思いを込めて作りました」と明かした。

劇場のバックステージに特設されたお化け屋敷は、東京ドームシティアトラクションズ「呪い指輪の家」で知られるお化け屋敷プロデューサー、五味弘文氏がプロデュースしたもの。体験した島崎は「めちゃめちゃ怖かったです」と話し、中田監督は「ほんとに怖かった。ホラー監督20年やってますが、怖いの苦手なんですよ」とお茶目な一面をみせた。

映画『劇場霊』は11月21日より全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)