米女優のアマンダ・セイフライドが11日、新宿ピカデリーで行われた映画『パパが遺した物語』大ヒット記念イベントに出席。『レ・ミゼラブル』以来、約3年ぶり2度目の来日に「人生最高の経験。日本の雰囲気とか来るたびに大好きになり、今回は母も連れてきました」とにっこり。また「学生時代からの大ファン。御会いできて光栄です」というモデルのIMALUとともに本作への想いを明かした。

『レ・ミゼラブル』(2012)のラッセル・クロウとアマンダ・セイフライドが再共演を果たした本作。父親と息子の絆を描いた『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督がメガホンを取った。ニューヨークを舞台に、小説家の父親からの愛を知った娘が、悲しい経験から人を愛することができなくなったトラウマを克服していく、父娘の絆を描いた感動のヒューマンドラマ。

アマンダは「本当に素晴らしい作品で、変わったひねりもあり心にズーンと響くものがありました。涙するような脚本で、自分にとって大切な作品」とコメント。
本作はアマンダ扮するケイティの幼少期から描かれており、ラッセル・クロウとは「ちょうど入れ違い」になってしまい会えなかったと肩を落とすも「完成した作品を観て、初めてラッセルの演技を見ました。やっぱり素晴らしいし、生命の吹き込み方が見事だったと思います」と友人でもあるラッセル・クロウの演技を絶賛した。

一方、本作を観たIMALUは「親子の絆がベースとしてあって、やっぱり一人の女性としての夢や恋愛、トラウマを乗り越えたりといろんなストーリーがあるので、多くの方が共感できる素晴らしい作品だと感じました」とアピール。
また、父・明石家さんまとの思い出について聞かれると「映画をよく一緒に観に行きましたね。ハリウッド映画を字幕でよく観に行っていて、子供の頃は漢字が読めないので、全部横で役ごとに声を変えてアフレコをしてくれた」と振り返り、「今考えるとすごく周りの人たちに迷惑だったろうな」と笑いをとった。

アマンダも「私の父もコメディアンなんです!というのは家庭の中だけですが」と笑顔を浮かべ、「すごいユーモアがあって大好きです。パートナー(恋人)にもユーモアは求めますね。父の良い面も悪い面も、自分が惹かれる男性が持っていることが多くて、それって自然なことだと思います。だって私の父は最高だし暖かいし、とても親切だから」と理想の男性像を明かした。

最後にアマンダは、日本のファンへ「皆さんと分かち合える私の大好きな作品を気に入ってくれると嬉しいです。よかったらまた観てね」と茶目っ気たっぷりにアピールした。

映画『パパが遺した物語』は新宿ピカデリーほか大ヒット上映中

(Report:小宮駿貴)