『マッドマックス 怒りのデス・ロード』を2015年10月21日よりブルーレイ&DVDリリース、デジタルレンタル配信開始いたします。
この度、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』解説付き特典映像試写会を実施いたしました。

本日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に収録される90分以上に渡る特典映像の中から、【狂気のマシンデザイン】と今回が初封入となる『【初回限定生産】マッドマックス アンソロジー ブルーレイセット(5枚組/デジタルコピー付)』の特典DVD「マッドネス・オブ・マックス」より一部の解説付き特典映像試写会を行った。解説者には、本シリーズの大ファンである、ライムスター宇多丸さんと、高橋ヨシキさんが登壇した。

●「マッドネス・オブ・マックス」について

高橋ヨシキさん「アクション映画で異質な感じがするけど、インディペンデントでとにかく何かをやってやるんだと強い意志をもった監督とスタッフが身を粉にしてやった結果のものが出来上がって世界に衝撃を与えたという意味がある。トレーラーをクラッシュする場面なんか、より壊れやすくするために後ろのドアを外したり派手に映像を面白くするために努力した撮り方がある。新作でも引き継がれていて、より拘りが強くなっている。『ジョーズ』にも似ているところがあり合成はなく、本当にそこで起きていることが“ヤバイ”ということが見ていて誰でもわかること。このメイキングは知らないことがオンパレードで、バイロン・ケネディ(製作者)の存在が大きかったことがわかる。黒いインターセプターについて10歳の時から夢に描いていた車だと言っていたり毎日吹かして買い物に行っていたり、国防省にロケット借りたりエキセントリックだったようだ。」
ライムスター宇多丸さん「すばらしい。むちゃむちゃ面白い。ヒュー・キース=バーン率いるトッカータ軍団が本当に暴走化していた(笑)場面から伝わっていたけど、宿舎で地文字で嫌がらせをするところまでいっているなんて(笑)第一作目は見たことないアングルがあって命がけで新しい映像を撮った、アメリカでカーアクションが映画がある中ではっきりと違う映画だと感じたことを覚えている。」

●『マッドマックス 怒りのデス・ロード』について

高橋ヨシキさん「(公開していく中で)勝手に仮装してくる人が増えるという、さらに自然発生で、日本でそんなことが起きたことはいままでない。『スター・ウォーズ』1作目公開時期が近いかな、こんな現象が目の前で今年見られただけでもすごいことだと思う。さらに1〜3作目まで使える要素は別の用途で使うという徹底さがすごい。ここまで世界観を徹底させた努力・エネルギーに圧倒される。いままでにない。」
ライムスター宇多丸さん「30年ぶりにこんな新作、ありえない。リセットして尚かつハードルが高い人が見ても、前作はいいからとりあえずこの作品を見てと言い切れる。今の日本で文字通りのカルト映画になりつつある。異例のロングラン、リピーター、さらに女子高生も観ている。圧倒的にすごい作品。いちアクション映画を超えて映画史において大変重要な作品であるという、今後映画の批評家賞など獲っていきどんどん作品の大きさが増してくることが必至。」

●『マッドマックス 怒りのデス・ロード』特典映像【狂気のマシンデザイン】について

ライムスター宇多丸さん「ドゥーフ・ウォーリアーの太鼓は通気ダクトを使って反響を増やしているとか、そんなに映らない(笑)車の内装の作り込みがすごい。」
高橋ヨシキさん「ちょっと頭おかしいよね。”ウォータンク“って強めに踏んだらロックするかと思ったら、踏んで押すんだって(笑)それ映ってないし(笑)世界観が徹底されているから本当に没入できる。オタク的に観ようとしたら一生見てられる映画。」
ライムスター宇多丸さん「数少ない台詞から推測したり、本当に堀がいがある。LIVEでもV8お祈りポーズすると反響すごいよ。」