大ヒットアニメ『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の劇場公開から 2 年、再び同じスタッフが集結して完成した感動青春群像劇『心が叫びたがってるんだ。』が本日より公開。初日舞台挨拶が新宿バルト9にて開催された。

まずはじめに、初日を迎える事ができた感想を聞かれると、主役の成瀬順役を演じた水瀬は「この役を演じられることができてすごく幸せ。」喜びでいっぱいの気持ちを語った。司会から、本作の公開前の一般の試写会アンケート結果で、満足度 97.4%という驚異の数字が伝えられると、長井監督は「ありがたいお話ですね、嬉しいです、ありがとうございます。」と照れながらも喜びのコメントで返した。
キャスト陣への質問で、出演が決まった際の話について聞かれると、“言葉を封じられた少女”という難しい役を勝ち取った水瀬は「最初は自信がなかったですが、受かることができてとても嬉しかった。
最後まで演じきれたことで自分自身の成長に繋がったと思います。」と役への熱い想いを述べる。
細谷は「内山さんは一緒に共演したかった人 NO.1の方だったので、ご一緒できてワクワクしました。」
と共演の喜びを語った。作品について細谷は「本作のような実写のようなタッチの作品に前から出たかった。携われて嬉しい。」とスタッフへ感謝の気持ちを述べた。

順の母親・成瀬泉役を演じた吉田は「初のアフレコでとても難しかったです。初めての体験だったので勝手がわからないことだらけ。例えば、監督から本作の DVD を渡され、映像の所々に役名が点滅しているのはなんだろうと不思議に思いながら見ていたら、途中でこれが私のしゃべるところなのかと、気づきとても驚きました(笑)」と会場の笑いを誘った。また、役者と声優の違いについて聞かれると吉田は「お芝居は足し算、声優は引き算だと思いました。“吉田羊”の声ではなく、“成瀬泉”の声になるように演じました。声だけで演じるというのは、とても尊いお仕事だと思います。」と声優陣に敬意の気持ちを伝えると、声優陣もまた「ありがとうございます!!」と答え、互いを尊敬しあう様子が伺えた。吉田さんの演技について聞かれた監督は、「初アフレコとは思えないくらいとてもお上手でした。

女優さんはさすがだなと思いました。」と大絶賛した。
最後に、スタッフ&キャスト陣から、今“心から叫びたい事”を発表。
それぞれ、「時間が欲しい!!」(長井)、「キンチョー!!」(岡田)、「無事に完成してよかった!!」(田中)、「1日36時間!!」(吉田)、「順 大好きだよ!!」(水瀬)、「なぜこのタイトル?!」(内山)、「お願い大ヒットして!」(細谷)、「新しいマットレスが欲しい!!」(雨宮)とボードで披露した。
雨宮の唐突な“叫び”に、長井が「この映画がウルトラ大ヒットしたら、2、3枚買ってあげる。」と笑いながら応じた。

最後は監督から「こうして、この場に立つことが信じられないぐらい、嬉しさで心がいっぱいです。本日は本当にありがとうございます。」と感謝のコメント。観客からは暖かい拍手が贈られ、舞台挨拶は穏やかに終わった。