『クーキー』が8月22日(土)公開となります。チェコのアカデミー賞といわれるチェコ・ライオン賞で4部門を受賞。本国では2010年に公開され初登場1位を記録し、年間でも『トイ・ストーリー3』などのハリウッド大作を抑えての大ヒット。この度日本公開を記念して、ヤン・スヴェラーク監督と、主演で監督の実息子であるオンジェイ・スヴェラーク君が来日いたしました。

映画『クーキー』監督&主演来日記念イベント
■開催日:7月7日(火) ■会場:アキバシアター(千代田区神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル2F)
■登壇者:監督ヤン・スヴェラーク(50)、主演オンジェイ・スヴェラーク(15)、寺田心(7)

ヤン・スヴェラーク監督は、『コーリャ 愛のプラハ』で第69回アカデミー賞®外国語映画賞を受賞。そして、スタジオジブリが初めて洋画を国内配給した映画『ダーク・ブルー』(01)の監督としても知られています。本作では、ピンクのテディベアなど様々のパペットを使った映画に挑戦し、その主人公“クーキー”の声には実息子オンジェイくんを起用しました。この親子来日を記念して、バラエティやCM出演などに引っ張りだこの今最も注目すべき子役・寺田心くんにお二人を迎えていただきます。さらには、寺田心くんといえば、子供ながらも“素晴らしい演技力の持ち主”ということで、アカデミー賞受賞監督であるヤン・スヴェラーク監督によるお芝居に挑戦していただきました。

8月22日より公開されるチェコ映画『クーキー』のヤン・スヴェラーク監督と、主人公のテディベア“クーキー”の声を担当した監督の実息子でもあるオンジェイ・スヴェラークが、このたび来日し舞台挨拶を行った。監督は本作について、「『クーキー』は、自分にとってもチェコ映画史にとっても最後の35mmフィルムの作品になるとわかっていたんだ。だから撮影の最後、そのフィルムにキスをした。」と本作への熱い想いを明かした。オンジェイは、「この作品に僕が出てこないなと思うかもしれません。というのも、撮影したのはもう5〜6年前だからね。」と語り、司会からの「“イケメン”に成長しましたね!」という話に対し、照れながらも「ありがとう」と答えた。さらにこの日、主人公クーキーに負けじとかわいい、今もっとも注目を集める子役・寺田心くんも映画を応援するべく会場に駆けつけた。寺田は、映画について「とっても面白くて、クーキーをいっぱい応援しました!」とかなり気に入った様子を見せた。お気に入りのシーンについて聞かれると、「クーキーがゴミ捨て場から逃げるときに、金網に引っかかって顔が“ムニュ〜”っとなるところです!」と答えると、ヤン監督は「寺田くんくらいの子どもたちのために作った映画なので、非常に貴重な感想です。ありがとう!」とコメントした。さらに寺田は「クーキーはぬいぐるみなのにちゃんと演技していて、僕よりも上手で驚きました!」というと、ヤン監督から「それなら、寺田くんが出演していてもすごく楽しい映画になったかな!」という、まさかの出演オファーに対し、寺田は映画の一場面を、涙を流しながら熱演!。その演技力の高さに監督も絶賛!「どうやったらそんな演技ができるのか?」という監督からの質問に対し、「クーキーになりきって頑張りました!」と元気いっぱいに答えると会場からも拍手が沸き起こり、嬉しそうな表情を見せた。最後に、オンジェイは「映画を見て楽しんでください」と挨拶した。そして監督は、「今日は来てくれてありがとう。みんなが気に入ってくれるかチェックした後、寿司か刺身を食べに行くよ!」と、映画が日本公開されることを喜んでいる様子だった。映画『クーキー』は、8月22日より新宿武蔵野館ほか、全国順次公開。