映画史を変えた世界初の長編フルCGアニメーション『トイ・ストーリー』以来、世界中に驚きと感動を贈り届けてきたディズニー/ピクサーの待望の最新作『インサイド・ヘッド』が7月18日(土)に公開になります。
6月19日に全米公開し、公開3日間で9044万ドルを突破するという爆発的な大ヒットスタートを記録。原作/原案/シリーズ作品がひしめく映画作品において、“完全オリジナル映画”としてこれまで1位だった『アバター』を大きく引き離し、歴代No.1の記録を塗り替える異的なオープニング。大ヒットを引っ提げ、待望の日本公開を前にピート・ドクター監督(5年半ぶり3回目)とロニー・デル・カルメン共同監督(初来日)が来日。日本語版声優を担当する竹内結子(ヨロコビ役)と大竹しのぶ(カナシミ役)と揃って会見を行った。

この夏一番の話題作の記者会見に駆け付けたテレビカメラ50台、総勢200人のマスコミで熱気に包まれる中、“頭の中の世界”にいるかのような舞台に、ピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督が登場。
ピート監督は、「ある日突然、娘が何を考えているかわからなくなって“彼女の頭の中ではいったい何が起こってるんだ?”という実体験から着想を得たんだ」と言い、ロニー・デル・カルメン監督は『アバター』超えの驚異的なオープニング記録について「沢山の人に共感してもらえ、喜んでもらえたことが一番嬉しいです。感情というのは誰もが持っていて普遍的なものなので、自分の物語として共感してもらえたんだと思う」と語った。
そして、ピート・ドクター監督は「形がない“感情”というものを主人公として描くのは大変だったが、綿密なリサーチから始め、最終的には自分の心で思う事を形にするようにしたんだよ」」と撮影秘話を語った。
5年半ぶりの来日で訪れた場所を聞かれたピート・ドクター監督は「ジブリ美術館に行って尊敬するジブリの宮崎駿監督にお会いしました。宮崎監督が映画を見終った後、椅子から立ち上がって拍手をしてくれて、本当に信じられないほど嬉しかった」と興奮気味に話し、「娘さんへの深い愛情が感じられて胸を打たれた」という感想とともに、モデルになった娘さんを温かく見つめていた宮崎監督とのエピソードにヨロコビを隠せない様子だった。

その後、映画の中でも重要なアイテムとなっている「思い出ボール」を思わせる巨大なバルーンが登場。そのボールが割れると中からスペシャルゲストとして、日本語吹替版の声優を務めた竹内結子と大竹しのぶが現れた。会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こり、監督達もそのサプライズに笑顔で2人を迎えた。アニメーション声優初挑戦の2人の事をドクター監督とカルメン共同監督は「とってもチャレンジングな役だったのに愛らしく演じてくれて、2人とも本当にとても素晴らしかった」と、日本語吹替版の出来栄えを絶賛した。

イベントの最後に、ドクター監督は「感情は誰もが持っています。誰もが自分事として感じられる皆さんに響く作品だと思っています。楽しんで下さい。」と語った。また大竹は「人の誕生と共に一番最初に生まれる感情がヨロコビ。それが嬉しかった。人として大切なことを教えてくれる映画なので、大人の人達にぜひ観て頂きたい。世の中がヨコロビで溢れて欲しい」と言い、竹内は「自分の経験を重ねあわせて、共感できる〝これは私たちの物語だ“と思いました。人生で迷った時でも自分の感情を確認できたり、見終った後に笑顔になれる作品です。是非ご覧頂きたいです」と締めくくった。大きな期待とヨロコビにあふれた会見は大盛況のうちに幕を閉じた。
アニメーションという枠をも超えた『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国公開となります。ぜひご期待下さい。