映画『海街diary』初日舞台挨拶が13日、TOHOシネマズ日劇にて行われた。この日、4姉妹の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すずをはじめ、是枝裕和監督、劇中で夏帆演じる千佳と親しいスポーツ店・店長を演じたレキシの池田貴史がサプライズゲストとして登場。6月は本作の公開だけでなく、偶然にも長澤(6/3生)、夏帆(6/30生)、広瀬(6/19生)、是枝監督(6/6生)と綾瀬以外の4人がめでたく誕生日を迎える月。これを受け、綾瀬が自らみんなにサプライズで“特製バースデーケーキ”を作ってプレゼント!

♦︎日程:6月13日(土)
♦︎会場:TOHOシネマズ日劇
♦︎登壇者:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、池田貴史、是枝裕和監督

『そして父になる』の是枝監督最新作であり、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、話題の女優陣が共演することもあり、大きな注目を集めている本作。
初日を迎えて、長女・幸を演じた綾瀬は「4姉妹の姉でもあり、すずの母になる顔、女の顔、母の娘でありと、4つの顔を意識しました。やっぱり4姉妹のお姉ちゃんとして、みんなを厳しく律する感じは結構好きでした」と笑顔で振り返った。
長澤が広瀬にペディキュアを塗るシーンなど、自然な芝居を求めたという是枝監督は「いつ撮っても大丈夫なくらい4姉妹になっていたので、観察しながら待ち時間『どんな話してるんだろうな』と耳をそばたてながら、それを台詞に活かせないかなという気持ちで見ていました」とこだわりを語った。
印象に残ったシーンを聞かれた夏帆は「撮影してるときも、出来上がった作品を観ても、どこか一つのシーンを切り取るのがすごく難しくて。シーンが変わって場所も出てくる人たちも変わるんですが、ずっと空気感は途切れないので、全部印象的でした」と困り顔を浮かべた。
一方、4姉妹の母役の大竹しのぶ、祖母役の樹木希林との共演に、広瀬は「2初めて会うシーンがほんとに印象的でした。お姉ちゃんたちと家族なんじゃないかなという、暖かさもありつつ、距離がある感じが伝わってきて」とそのオーラに圧倒されていた様子。

すると司会者からドッキリな進行をされ、長澤はじめ登壇者らがきょろきょろと驚きを隠せない様子。中でも広瀬は「綾瀬さんすごい企んでる顔で(笑)」と楽しそうな表情を浮かべた。しかし肝心の綾瀬は、司会者とこそこそ打ち合わせをするも、「今日ちょっと仕込みがあって。お誕生日…あっ」と慣れないサプライズをする姿に、会場が笑いに包まれた。落ち着きを取り戻した綾瀬は「私以外、ここにいる皆さんが6月生まれなんです!」と仕切り直した。
その“特製バースデーケーキ”を、劇中で夏帆演じる千佳と親しいスポーツ店・店長を演じたレキシの池田貴史が運んできて、会場を沸かせた。
綾瀬が「2日間かけて作りました」というケーキの出来に、広瀬「美味しそうです!!」夏帆「ほんとに作ったの!?すごいかわいい」長澤「びっくりしました!」と満面の笑みを浮かべた。
豪華なケーキに仕上がった綾瀬は「タイトルは『海辺の朝日』で、朝4時5時くらいのイメージです。このちょんちょんは波です」とこだわりを語るも、食べた感想は「さっき歯磨きして、その味と混ざっちゃった感じ」と天然っぷり炸裂なバースデーサプライズとなった。

映画『海街diary』は全国公開中

(Report:小宮駿貴)