5月15日に全米はじめ世界各地で公開され、3日間の全世界興行収入は1億1000万ドルを記録し、No.1の座を獲得。更にその勢いは衰えることなく、2億8000万ドル(3日現在)を記録している。そして、全米の批評サイトROTTEN TOMATOESでは今年最高となる98%の批評家の支持を獲得するなど、世界を席巻している『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。日本でもMAN WITH A MISSIONによる日本版エンディングソング、そして、EXILEのパフォーマーAKIRA(33)、竹内 力(51)、新日本プロレス所属 真壁刀義(42)という最強の吹き替えキャスト陣が次々と決定し、期待は否応なしに高まっている。

≪イベント実施概要≫
◆日にち:6月5日(金)  ◆時 間:19:00-19:30
◆場 所:新宿ピカデリー スクリーン3 (新宿区新宿3丁目15番15号)
◆MC:玉袋筋太郎
◆登壇者:ジョージ・ミラー(監督)、ヴァーノン・ウェルズ(2/ウェズ役)、ティム・バーンズ(1/ジョニー役)、
ジョアヌ・サミュエル(1/ジェシー役)、ポール・ジョンストン(1/カンダリーニ役)、ヴィンセント・ギル(1/ナイトライダー役)
デイル・ベンチ(スタントライダー)

この度日本での公開を目前に、鬼才ジョージ・ミラー監督が8年ぶりに来日。6月4日(木)にはジャパンプレミアが行われ、本日昼には記者会見が行われるなど日本中で「マッドマックス」旋風が巻き起こる!
そして来日キャンペーン最後のイベント『公開記念!伝説の「Ⅰ」&「Ⅱ」、轟音上映!』を新宿ピカデリーで実施。なんと発売早々完売したという本イベントに、会場にはこれから「Ⅰ」「Ⅱ」を大スクリーンの轟音で観る為に集結した「マッドマックス」ファンが大集結。
司会には玉袋筋太郎さんを迎え、熱狂的ファンが大勢集まった場に、当時興奮の渦に巻いた旧作「Ⅰ」「Ⅱ」の出演キャスト&スタントマンの計6名の豪華面々が揃って登場!場内は「フー!!」という声と共に興奮と感動に包まれ大きな拍手が送られた。

まずは全員から一言挨拶をもらい、今だからこそ語ることが出来る当時の驚きエピソードを次々と披露。
そして監督の話になったところでジョージ・ミラー監督がメンバーもファンもビックリのサプライズ登場。中には30年近く会っていないメンバーもいるなど、監督との久しぶりの再会に熱い抱擁を交わすなどいたく懐かしむ様子。そんな奇跡すぎる同窓会を目の当たりにしたファン達のボルテージも最高潮!

監督はファンに向かって挨拶をし、メンバーから語られたばかりの当時の裏話や苦労に答える場面も。
また久しぶりに会うスタッフ・キャストとの再会に監督自身も「不思議、まるでタイムトラベルだ!」と大興奮。さらに長年にわたって本シリーズを育ててきた監督自らが「日本の成功があったからこそ世界で公開出来た」と日本に対する感謝のコメントをするなど、貴重な言葉の一つ一つにメンバーもファンも真剣に耳を傾けた。
最後にゲストを代表してこの日のために来日したヴァーノン・ウェルズさんより日本のファンに向けて挨拶をし、監督からは最新作に向けた熱いメッセージも発せられた。

監督もメンバーも、そしてファン達も奇跡の時間を名残惜しむかのように、大盛り上がりの中イベントは終了した。

イベント中の登壇者コメント
【ジョージ・ミラー監督】
(久しぶりの再会を受けて)本当に長年会っていなかったので、いろんな思い出が甦ります。あまりにみんなとの思い出がありすぎて、2週間必要かもよ(笑)。ヴィンセントの衣装のお尻が丸出しだったのは、当時衣装を担当していたノーマン・マリソンが近所にあったSMショップで見つけてきたからです(笑)。
シリーズを通してやはり「マッドマックス1」が大変でした。映画の知識があまりないまま撮影したので、進めながら映画作りというものを学びました。完成版は誰も見たがらないだろうと思ったけれど、世界に先駆けて日本で公開すると「何か普遍的なものがこの作品にはある」といって受け入れてくれました。日本の成功があったから世界中で公開できたのです。36年後に新作を携えて帰って来られて幸せです。
ジョアンヌは当時人気のTVスターでしたが、シリーズを抜けてまで参加してくれたことに御礼が言えていなかった。ティムは自分がどうすべきか道に迷った時、「ジョージ大丈夫。成功する!」と一番初めに言ってくれた。ポールは手を失くすシーンを1テイクでこなしてくれた。今ここでみんなに御礼を言いたいです。
バックストーリーはたくさん用意していて、2話分の物語もあります。ただ1本作るのにはとても時間が掛かり、最新作も海外で公開されたばかり。妊婦に「次の赤ちゃんいつ産むの?」と聞くのと同じなので、どうなるのでしょうね。
6/20から公開される「マッドマックス 怒りのデス・ロード」は以前から約30年も時が経ったということで、世界も技術もカメラの大きさも変わりました。今思うと過去に「マッドマックス」を作ったとは自分でもクレイジーだと思います(笑)。最新作もまあまあの出来かな(笑)

イベント中の登壇者コメント
【ヴァーノン・ウェルズ】 (2/ウェズ役)
私は妻も日本人ですし、皆さん優しくていつも迎え入れてくれるので日本の全てが大好きです。(身長が高くて)人混みの中でも頭が1つぶん出ているのも嬉しいです(笑)。今日は温かく迎えてくれて、そして映画の父でもあるジョージ・ミラー監督を呼んでくれてありがとうございます。感慨深いひと時に感謝します。

【ポール・ジョンストーン】(1/カンダリーニ役)
去年初来日したので、ここにいる友人達と再び戻って来られてうれしいです。皆さんとても熱狂的に迎えてくれたので早く戻りかったのです。そしてIt’s miracle!(手を掲げて、劇中で自分の手を失った手が戻ってきたことを意味)

【ティム・バーンズ】 (1/ジョニー・ザ・ボーイ役)
ここにいる観客の皆さんで白髪交じりの方は、公開当時劇場で作品を観た人達ですよね? (観客からYes!)
友よ、我々は生きています。壮大な旅を当時はさせてくれて、それは今でも続いている。自分達にとってとても身深い体験をさせてくれてありがとう。そして今でも応援してくれている皆さんに御礼が言いたいです。
当時「マッドマックス」はお金が無かったので、ロケ地を変える時は自分達がバイクに乗って移動していました。私は若く、1番運転が遅かったので先頭集団に入れてもらえていました。先頭のバイクがとても飛ばしたので、追いつこうと私も人生で1番飛ばしました。すると「ピーポーピーポー」の音が…。警察になんと川崎1000に乗っている集団のリーダー格に間違えられてしまいました(笑)。解放してもらえましたけどね。

【ジョアンヌ・サミュエル】 (1/ジェシー役)
I Love Tokyo!公開を受け入れてくださり、本当にありがとうございます。日本が大好きです!

【ヴィンセント・ギル】 (1/ナイトライダー役)
(話そうとすると大勢から ナイトライダー!の声)
黒澤明さんを知って、ずっと日本に来たかったので光栄です。私が当時着ていた衣装がお尻丸見えで、「バロメーターのお尻」と呼ばれるようになってしまいました(笑)。とても寒い日の撮影の時にはお尻が紫色になったのです!色が戻るように努力したけど、妻は魅力的なお尻と思ってくれているみたいです(笑)。

【デイル・ベンチ】 (スタント・ライダー)
温かく迎えてくれてありがとう。美しい国に来られて光栄です。撮影中で1番恐ろしかったことは、橋の上でバイクに乗って転がるシーンで失敗したことです。ひとりは指示通り上手く出来たのですが、私はハンドルを握りすぎて自分が死んだのではないかと思うほど派手な転び方をしてしまいました。本編ではそのシーンが1番良かったです(笑)。