映画『呪怨 –ザ・ファイナル− 』の世界最速完成披露上映会が2日、新宿バルト9にて行われた。この日、主演を務める平愛梨をはじめ、桐山漣、おのののか、本作のメガホンをとった落合正幸監督ら豪華キャストが登場。

♦︎日程:6月2日(火)
♦︎会場:新宿バルト9
♦︎登壇者:平愛梨、桐山漣、おのののか、落合正幸監督

日本国民が選ぶ「最も怖い映画シリーズ」堂々第 1 位、ハリウッドリメイクもされ、世界中を恐怖の渦に巻き込んだ『呪怨』シリーズ最新作にして最終章となる本作。
ホラー映画を観たことがないくらい極度の怖がりという平は「最初は信じられなくて、『私が出来ないよ!』ってくらい不安の方が大きかった。1999年からシリーズ化されてた映画が、しかもファイナルなので、責任を感じてました」と苦笑い。
桐山は「中学高校時代のときに映画館で観て、トラウマを残されるくらいほんとに怖かった。本作に携われることが出来て光栄に思いますし、16年という伝統があるので責任も感じました。日本が誇るホラー映画のラストを飾る作品なので、恥のないように演じました」と感無量の表情を浮かべた。
映画に本格的な出演は初めてというおのは「小さいときから観ている作品で、兄妹で『呪怨』の独特な声を真似して怖がらせ合っていました。女子高生役を演じて、久しぶりに制服を着ることにも『大丈夫かな』っていろいろなドキドキがありました」とにっこり。
シリーズを通し、観た人を恐怖にさせてきた怨霊・伽倻子と俊雄について、平は「伽倻子さんと俊雄くんは演技が上手すぎて、本物の幽霊に見えてきて、凄い怖くて過呼吸になるくらい手が震えて、貧血になってしまって撮影を中断して横になったこともありました」と怖かった撮影時を振り返り、「伽倻子さんは楽屋ではニコニコしていたのに、本番になると、髪の毛は伸びてるし、腕も若干伸びてるような感じがして、とにかく不思議なんですよ!」と不思議現象にも感じたという演技を絶賛した。

さらにこの舞台挨拶では、監督と観客が仕掛人になり、キャストへのサプライズドッキリが仕掛けられた。監督が伽椰子と俊雄を呼びに行こうとしたところで、油断した出演者の背後のパネルを破って伽椰子と俊雄が登場。
平とおのが「キャー!」と悲鳴をあげるほどのリアクションをみせ、息つく間もなく、会場が一度暗転し、再び明かりがつけられた時には観客全員が “俊雄お面”を装着しており、キャストらを二度驚かせた。これには桐山も「びっくりして言葉が出ないです!」と驚いている様子。
まだ驚きが止まらない平は「おったまげた!(観客の) 皆さんがすごいですね。仕掛人だったっていうことですよね!」と笑顔を浮かべた。
最後に監督は「本作が11作目で、世界中に蔓延していっている『呪怨』が、今回で『ザ・ファイナル』ということですごいプレッシャーを感じています。恐怖のイベント数をなるべく多く盛り込もうとして、2人(伽椰子と俊雄)が出てくるシーンもパワフルな作品に仕上がっています。『呪怨』の呪いは永遠です」とアピール。

本作は早くも世界各国から注目されており、アジア11カ国での上映決定も発表された。さらに会場となった新宿バルト9では、今週末からロビーにて『ミニお化け屋敷』として本作の恐怖を無料で体感できるイベントや、公式HPにて『呪怨』LINEスタンプの販売など、公開が待ちきれないファンへの朗報も発表され、会場は大盛り上がりで幕を閉じた。

映画『呪怨 –ザ・ファイナル− 』は6月20日より新宿バルト9ほか全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)