5月1日より公開の「機動警察パトレイバー」シリーズ最新作「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」に登場する、全長8メートルの実物大イングラムのデッキアップイベントが21日東京・新宿にて開催された。会場には押井守監督、筧利夫、真野恵里菜、太田莉菜、森カンナらが出席。押井監督は「デッキアップそろそろ限界かなと思いながらも、よくここまでもったなと。もしかしたらこれが最後になるかも。普段よく来る新宿で出来て気分は最高です」と語った。
全国各地をまわっているイングラムデッキアップイベント。この日のデッキアップは、筧の「パトレイバー、デッキアップ開始!」の号令でスタートした。「感無量でございます。このあたりは若いころからうろうろしてきた場所で、こうしてマイク大音量でスピーチできるのは幸せです。本当にパトレイバーありがとう!皆さんありがとう!」と笑顔で語った。
真野は「実際に動くイングラムを作って、トランスポーターを作って、ここ新宿に運んできてくださった整備員の皆さん本当にお疲れ様です。こうして皆さんにお披露目できて幸せです。まだ(イングラム)大丈夫ですよね?」とイングラムを心配する表情を浮かべた。
また、スケールアップしたアクションに挑戦した太田は「(期待して)大丈夫です。カーシャファンの方には期待できるアクションが観られると思います。楽しみにしていてください」と意気込みを語った。
シリーズを通して、まだまだ謎に包まれているキャラクター:灰原零を演じる森は「監督からは、台詞がすごくあるわけではないので、目でお芝居をしてくださいと言われ、そこを意識してやってました」と語り、熱光学迷彩により姿を消す最新鋭戦闘ヘリ:グレイゴーストについて「(実際に)乗りました。初めて見たときびっくりしました。(グレイゴーストの)中はとにかく狭いので、撮影のときはしんどかったです」とにっこり。
最後に押井監督は「5人の女性をめぐる物語。アクション映画として観ていただいても構わないし、5人の女性がどう生きるのか、そういうドラマにも注目してほしい」と観客に呼び掛けた。

2014年4月より上映を開始した全7章シリーズを経て、その到達点ともいえる長編劇場版となる本作では、世界観も大幅にスケールアップ!
熱光学迷彩により姿を消す最新鋭戦闘ヘリ:グレイゴースト、次々と破壊されていく首都:東京、高層ビルの上空で繰り広げられるヘリvsヘリのバトル、警察用ロボvs戦闘ヘリの決戦など、日本を代表するCGスタッフが結集した最新VFXと、撮影に向けて制作された全長約8mもの実物大レイバーや、防衛省の全面協力によるリアルな映像が融合。誰もが待ち望んだ迫真の映像世界として幕を開ける!

「THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦」は5月1日より全国ロードショー

(Report:小宮駿貴)