2006年1月期に連続ドラマとしてスタートし、日本のドラマでは異例とも言える徹底したハードボイルド&サスペンス路線で人間や社会の暗部を深く捉え、予測不可能で巧妙なストーリー展開と、主人公・雪平夏見を演じる篠原涼子を始めとする魅力的で演技巧者なキャストが揃い踏みしたことで、視聴者から圧倒的な支持を受けた「アンフェア」。

2007年3月公開の劇場版『アンフェア the movie』、2011年9月公開の『アンフェアthe answer』と立て続けに大ヒットを記録した本シリーズが、前作から4年、連続ドラマスタートから10年目の2015年、『アンフェア the end』として遂に完結!阿部サダヲ、加藤雅也、寺島進らドラマシリーズからのレギュラーメンバーに加え、前作『アンフェアthe answer』より本シリーズに加わった佐藤浩市、さらに今回からの新キャストとして永山絢斗、AKIRA、吉田鋼太郎が加わるなど、新旧豪華キャストが集結した本作の撮影が遂に終了!篠原涼子にとってシリーズ開始以来、10年越しとなる感動のクランクアップを迎えました。

4月初旬、埼玉県内の満開の桜並木で行なわれた撮影最終日。最終カットのOKの声がかかると、「アンフェア」シリーズを支え続け、篠原と共に作品を作り上げてきた佐藤嗣麻子監督が花束を持って篠原のところへ。「この花をもらった終わっちゃう」と冗談っぽく笑ってみせるも、感慨深げに監督からの花束を受け取り、抱擁し感謝の気持ちを伝えました。既にひと足早くクランクアップを迎えていた雪平の‘最後の相棒’となる「津島直樹」役の永山絢斗も篠原涼子には内緒でロケ地を訪れ、スタッフと共に最後の勇姿を見守りました。永山絢斗のクランクアップの時には篠原涼子がサプライズで登場。お互い‘相棒’に最後を見届けられながらのクランクアップとなりました。撮影最後のアンフェア、そして雪平夏見の10年を締めくくる花道に相応しく、満開の桜のなかで感動のクランクアップを迎えた篠原は「10年間、雪平夏美と連れ添ってきたので、まだ実感が沸かない」と語りながらも、目を潤ませながら感極まった様子で「アンフェア」を共に支えてきたスタッフに向けて感謝の言葉を送りました。

<篠原涼子コメント>
10年間も続くと思っていなくて、振り返ると私も当時は31歳で若かったのですが、「アンフェア」と共に成長する事ができました。こうしてこの場に立っていられるのは監督をはじめ、スタッフの方々、「アンフェア」という作品のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
その中でも振り返ると、結婚したり、子供ができたり、「アンフェア」を通して、本当に幸せで贅沢な人生を過ごせた日々だったと思っています。作品も本当に素晴らしい作品でしたし、毎回台本を読んで、どんな作品になるんだろうとこんなに楽しみに思える作品は他にありません。
スタッフの皆さんのプロフェッショナルなお仕事に背中を押されるような気持ちでいつも撮影をさせて頂いていました。「アンフェア」という作品を汚さないためにもこれからもっと良い役者になれるよう頑張りたいと思います。

10年に及ぶ壮大な謎解きの結末とは? 遂に明かされる、刑事だった雪平の父親殺害に隠された驚愕の真実とは?本作は9月5日(土)より公開となります。衝撃と感動のフィナーレを迎える「アンフェア the end」に是非ご期待ください。