ベストセラー作家・宮部みゆき原作の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件』が公開され、緻密なストーリー構成、出演者の全身全霊の演技に絶賛の声が相次いでおります。
その続編となる『ソロモンの偽証 後篇・裁判』がいよいよ4月11日(土)より公開となります。

本作では、級友の死に隠された真相を巡って、中学生が自分たちだけで前代未聞の“校内裁判”に挑む物語の中で、いじめや家庭内不和といった、中学生の抱える問題を正面から描いており、とりわけ教育者からも高い評価を頂いております。

その中で、10年来日本弁護士連盟主催の模擬裁判選手権への参加をはじめ、生徒の自発的な法教育に注力されている早稲田大学高等学院の協力を仰ぎ、この度、学校にて本作の春休み特別講座を行う運びとなりました。

昨年も選手権に出場した学生による“模擬裁判”に、今春より高校生になった藤野涼子は裁判員として参加し、少年犯罪に関するケースについて、判決を巡って“先輩学生”と激論を交わしました。

また、藤野涼子を交えた、学生のみのトークディスカッションでは本作のメインテーマでもある“いじめ”について討論、子供、大人はどう向き合うべきなのか、子供たちの目線から提案します。

『ソロモンの偽証』 リアル模擬裁判イベント ご取材概要
◆日時:4月6日(月)
◆場所:早稲田大学高等学院 マルチメディアルーム 
(練馬区上石神井3-31-1 )
≪登壇者≫ 藤野涼子、早稲田大学高等学院・模擬裁判プロジェクト参加学生

イベント内容 

※高校生野球部員同士による“いじめリベンジ”殺人事件の模擬裁判
1:野球部内のいj目に耐えかねていじめの主導者を殺害した事件
2:被害者・被告人共に高校生(家裁より送致)
3:殺意をもって殺害したことは双方の共通見解
4:いじめがあったことも双方の共通見解
5:いじめの部分の影響をどのように評価して量刑に反映させるかが議論の題材

※上記の模擬評決

グループAの見解:執行猶予5年、懲役3年
計画的ではなくて、突発的な犯行。

グループBの見解:
藤野さんの発表:
執行猶予3年、懲役5〜8年
(上記不定期刑に執行猶予をつけることはできないので、
現実にはあり得ませんがあくまでも想定です) 
成人するまでの執行猶予
殺人は重い罪であるので諸々の事情を考慮しても重い罪である。

※いじめについて一言

学生代表:いじめは当事者同士だけで無く、周囲の人の関与により事件になることを防げる可能性があるので、しっかりケアしてあげなければならないと思います。

藤野涼子さん:模擬裁判に参加して、中々うまく自分の意見を言うことができなかったけれど参加させていただき、興味深かったです。
人と人との関わり、人間関係が大事だと改めて思いました。

※イベント後のコメント

藤野涼子さん:模擬裁判、模擬評決はもう少しうまくできるかなと思ったのですが、知識も足りず、もっと頑張って発言できるようにしようと思いました。
みなさんそれぞれの意見になるほどと思ってコロコロ意見が変わってしまったので、もっとしっかりと意見を持とうと思いました。
明日から私も高校生なので、色々な人と友達になろうと思います。
高校生活の3年間は学業は本分だと思うので女優さんとしても、学生としてもしかりとやっていきたいなと思います。

高校生活もそうですが、後篇・裁判も公開が嬉しくもあり沢山の人に観ていただけるか不安でもありますがよろしくお願いします。