監督・松尾スズキ、主演・松田龍平が『恋の門』以来10年ぶりのタッグを組む映画『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』。
試写室を笑いの渦に巻き込んだ本作がキノフィルムズ配給にていよいよ本日【4月4日(土)】より公開となりました。

『ぼのぼの』『I(アイ)』など、独特の世界観で多くのファンを持ついがらしみきお原作の人気漫画「かむろば村へ」を、鬼才、松尾スズキが監督。
誰も観たことがないリアルとファンタジーの間をいく爽やかなエンタテイメント快作です。

公開初日を記念して主演の松田龍平、監督の松尾スズキ、世話焼きな村長役の阿部サダヲ、どこかアヤしい女子高生役の二階堂ふみ、そして村の長老で神とあがめられるなかぬっさん役の西田敏行が登壇し、初日舞台挨拶を行いました。。

●映画『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』初日舞台挨拶レポート●

実施日時:4月4日(土)
登壇者:松田龍平【31】、阿部サダヲ【44】、二階堂ふみ【20】、
西田敏行【67】、松尾スズキ監督【52】
実施場所:新宿ピカデリー(東京都新宿区新宿)
公開館数:133館

監督・松尾スズキ、主演・松田龍平が『恋の門』以来10年ぶりのタッグを組んだ話題の映画『ジヌよさらば〜かむろば村へ〜』がいよいよ4月4日(土)に新宿ピカデリーほか全国133館で公開初日を迎え、松尾スズキ監督をはじめ、松田龍平、阿部サダヲ、二階堂ふみ、西田敏行という濃いぃ面々が登壇した舞台挨拶を実施しました。

満席となった場内は幅広い年代の方々が訪れいち早く作品を鑑賞しようと思った映画ファンや、キャストファンの熱気であふれていました。
本編さながら終始笑いの絶えない大盛り上がりの舞台挨拶となりました!

舞台挨拶内容

松田龍平:今日はお越しいただきましてありがとうございます。
無事初日を迎えられて幸せです。

阿部サダヲ:映画を観ていただいた後に舞台挨拶するのは初めての機会なので緊張します。
皆さん面白かったですか??(会場から盛大な拍手)
良かったです!よろしくお願いします。

二階堂ふみ:今日はありがとうございます。短い時間ですが舞台挨拶も楽しんで下さい。

西田敏行:ようこそ!ジヌ(お金)よさらばという映画ですが、有料でお越しいただくお客様大好きです!

松尾スズキ監督:キャスト、スタッフの努力のおかげで撮影から約1年、公開にこぎつけました。
阿部くんが聞いたけれどもう一度、皆さんいかがでしたか??(会場から再度盛大な拍手)良かったです。

MC:それではみなさんにお話を聞いていきたいと思います。
松尾監督、原作オリジナルのもの、映画ならではのものと沢山笑いのシーンが登場しますが、苦労されましたか?またお気に入りのシーンがあれば教えてください。

松尾監督:特に苦労という感じは無かったですね。
いがらしさんの原作があって、シナリオに起こしていく時にいがらしさんが頭の中におりてきて、体の中でろ過して出てきた感じです。
とても自然な感じで出てきました。
三谷幸喜さんのポスターが出てくる下りは好きですね。全く必要の無いシーン(笑)。

MC:ありがとうございます。松田さん監督の演出はいかがでしたか?

松田:言葉じゃ伝わらない動きのところを、演じてみてくださるのですが動きが独特でマネできないんですよ。

松尾監督:いかにもコメディをやっている人がやっても面白くないけど、松田君だから面白いだろうなと思って率先してやってもらいました。

MC:ありがとうございます。阿部さんの役も独特でしたが、演じられていかがでしたか。

阿部:そうですね、良い具合に太れました。
ロケ中は西田さんによくごちそうしてもらいました。

西田:金はあるんです(笑)。

阿部:監督の思いつきで川に落ちたりする大変なシーンが追加されるんですよ。
安全面も怪しいのに、阿部ならいいだろうって。

松尾監督:いやいや、阿部ならいいだろうじゃかくて阿部なら出来るだろうということですよ(笑)。

MC:ありがとうございます。二階堂さんも留学中にこのお話が来て、日本に戻ってきたとお伺いしましたがどこにひかれましたか。

二階堂:今まで、血を吐いたり血を出させたりと色々な役をやらせていただきましたが、少年マンガ誌の後ろの方にあるちょっとお色気マンガっぽい役柄が良いなと思いました。

MC:ありがとうございます。西田さんも存在感がすごいですがいかがでしたか。

西田:なんといっても神様ですからね。でも普段の生活も神様っぽいから大丈夫です(笑)。

MC:ありがとうございました。それではみなさんに同じ質問をさせていただきます。
劇中で松田龍平さん演じるタケがお金恐怖症ですが、
皆さんにこの世で一番苦手なものを教えていただきたいと思います。

松尾監督:買い物が苦手ですね。大きなディスカウントストアに行くと混乱して自分を見失っちゃうんですけど、つい入っちゃうんです。

松田:僕は虫ですね。ゲジゲジとか、ムカデとか蛾も苦手です。
別の現場で顔くらいあるんじゃないかと思うくらいの大きな蛾が、撮影のライトに集まってくるのでたくさんぶつかって来て死ぬかと思いました。

二階堂:排水溝にたまる髪の毛ですね。昔から苦手なんですけど、こまめに取らないとつまっちうから…と思うんですけど
一時間位へこんじゃいます。

阿部:俺も蛾でいいですか。
昔小っちゃいやつが耳の中に入っちゃってバタバタバタって、何時間か取れなくなっちゃったんですよ。
結局お母さんに取ってもらったんですけど、高2の冬に泣いちゃいました。

西田:膝にたまった水です、辛いです!

MC:皆様ありがとうございました。
ここで今まで地方キャンペーンの一貫として行っていたわらしべキャンペーン最終地として、ここ新宿ピカデリーで最後の物々交換をしたいと思います。
どんなものだと嬉しいですか?

松田:実用的なものが良いです。

松尾監督:金券ショップで換金できると良いです(笑)。

※ここで劇場スタッフが登場し、宮島しゃもじと劇場鑑賞券を交換。

MC:いかがでしたか。

松田:願ったり叶ったりです。

MC:監督、換金しないでくださいね!
それでは最後に映画をご覧になった方々、そしてこれからご覧になられる方々へ一言ずつご挨拶をお願いいたします。

松尾監督:公開までいろいろとやって来ましたが、映画は観られてナンボです。色々な方に観ていただきたいので、気に入っていただけましたら、周りの人に広めてください。
よろしくお願いします。

松田:今日は本当にありがとうございます。
作品を観て笑っていただければ嬉しいです。
観ていない人に伝えて下さい。