本作は 1 月より tvk ほか全国 10 局(tvk、KHB 東日本放送、テレ玉、チバテレ、静岡朝日テレビ、メ〜テレ、KBS 京都、サンテレビ、広島テレビ、KBC九州朝日放送)で放送を終えた(※KHB は 3/28 が最終回放送)連続 TV ドラマシリーズ「びったれ!!!」の映画版。
大河ドラマ「軍師官兵衛」(NHK)では官兵衛の最後の敵として石田三成を演じ、4 月からは「アイムホーム」(EX)に出演、映画『予告犯』や『図書館戦争〜THE LAST MISSION〜』など待機している人気俳優の田中圭が、TV ドラマシリーズに引き続き主人公・伊武努役を務める。さらにドジな主人公を叱責しながらもサポートし、どこか好意を抱くツン系ヒロインを、8 年ぶりに映画化される『HERO』、5 月には『パトレイバー』、冬には『レインツリーの国』と話題作に続々と出演が決まっている森カンナが続投。

司法書士事務所に勤務するお人好しで頼りないシングルファーザーの伊武 努(田中圭)が、「切れ者の司法書士の顔」、そして法的な手段でも動じない輩には「元・極道の顔」という、三つの顔で理不尽な目にあう庶民を助け、人の温かみと厳しさを突き付ける痛快・裏リーガルドラマだ。
ローカル局発の連続ドラマだが、広島では同時間帯の視聴率 6.3%(チャンネル占拠率 33.5% ※3/9 放映・第 8 話)、福岡では視聴率 4.3%(チャンネル占拠率 36.7% ※3/4 放映・第 7 話)と大好評を博し、その勢いのまま映画化決定となった。
最終回の放映後、DVD-BOX 発売を発表。さらに CS 放送のチャンネル NECO では 5 月にナビ番組、6 月に全 10 話が一挙放送されることが決定した(3/25 AM0:00 情報解禁)。

原作は、常盤貴子、深津絵里が出演しドラマ化された「カバチタレ!」、尾野真千子、椎名桔平が出演しドラマ化された「極悪がんぼ」、竹内結子、北村一輝、松坂桃李が出演しドラマ化された「ダンダリン 労働基準監督官」などで有名な田島隆が、プレイコミック創刊45周年特別企画として執筆し、2013年6月より連載開始された司法書士漫画の新シリーズ(原作:田島隆、漫画:高橋昌大。別冊ヤングチャンピオン[毎月第 1 火曜日発売/発行・秋田書店]にて好評連載中)。原作者の田島自身が法律実務に身を置くことから、一つ一つのエピソードもとにかくリアル。映画化に際し、オリジナル脚本を共同執筆&全面監修した。

原作が広島を舞台に描かれていることもあり、映画は広島市西区の広島マリーナホップや広島市佐伯区湯来町、原爆ドーム前を走る路面電車内など、オール広島ロケで行われた。マリーナホップには約40人のスタッフとエキストラを含めた計約170人が撮影に参加。「主人公の伊武には僕自身も想い入れがありますし、本場『びったれ!!!』の舞台でお芝居が出来てとてもテンションが上がりました」と主演の田中圭が熱い想いを語った。広島での撮影について「深夜 25 時台のドラマ(HTV での放送は 24:59〜)にも関わらず多くの方々に観ていただき、とても嬉しく思っています。ついに広島にやって来ました、という気分。よりパワーアップした『びったれ!!!』の世界をお届けしたいという想いで撮影に挑みました」と気持ちを込めて語った。
また、ヒロインを務める森カンナは「撮影では天候に恵まれず大変でしたが、現場はわきあいあいとしていて楽しみながら撮影できました」と語る。地元エキストラで参加された街の方々と食事をしたエピソードに触れ「とにかく広島のみなさんは明るくて、急に台詞を渡されてもアドリブを入れてくる勢いで演じていて、凄いと思いました。みんな肝が据わっているというか(笑)」と広島の印象を和やかに語った。
監督は社会派からピンク映画まで自由に行き来する名監督・金田敬。『仁義なき戦い』の広島を舞台に、仁義ある司法書士が放送コードぎりぎりのドラマ版を遥かに超えた悪質な輩を相手に激しい舌戦を繰り広げる!