本日、この公開を記念して、BUMP OF CHICKENメンバーと、山崎貴監督(『寄生獣』、『永遠の0』)とのトークイベントを開催いたしました。
MVや映画の主題歌などでこれまで数々の作品を共に制作してきた山崎監督とBUMP OF CHICKEN。
ツアーのオープニングムービーのオファーを受けた頃は、超多忙な時期だったという山崎監督は「バンプが言うなら何かやりたい」という気持ちで快諾したと当時を振り返り、その盟友とも言える仲を見せつけました。

さらに、イベントには山崎監督が手掛けるオープニングアニメに声優として参加している松坂桃李からコメント動画も寄せられ、「すてきな方々に出会えた」という言葉にメンバーは恐縮した様子で「ありがとうございます。」と応えました。

『BUMP OF CHICKEN “WILLPOLIS 2014” 劇場版』公開記念 スペシャルトークショー
 日  時:12月5日(金) 18:30〜 
 会  場:TOHOシネマズ 六本木ヒルズ(スクリーン7)
 登壇者:BUMP OF CHICKEN 藤原基央(35)、増川弘明(34)、直井由文(35)、升秀夫(35)/山崎貴監督(50)
 M  C:鮎貝 健

■映画の公開を迎え、率直な感想をお聞かせください。

藤原基央(以下、藤原)
この公開が決まった時は「僕らが映画を!?」と、自分たちのことのようには思えませんでした(笑)。
でも、今は観に来てくださっているお客さんの顔をみることができて、「観てくれたんだ」って実感できてすごくうれしいです。
山崎監督をはじめ、みなさんの支えのおかげで実現できたツアーであり、この映画です。

直井由文(以下、直井)
ぜひ劇場で観てほしいです。
藤原くんが言う通り、僕らが映画をやってお客さんがここに来てくれているということが、
本当に不思議な感覚なんです(笑)。

増川弘明(以下、増川)
ようやくみなさんに観てもらえると思うとうれしいです。

升秀夫(以下、升)
上映後、拍手が聞こえて、それがすごいうれしかったです。
ライブと違ってどういう反応なのか、実際はすごく気になっていました。
でも、こうやってお客さんを前にすると、グッズのTシャツを着ている方がいたり、
ライブの感覚に似ているのかなと思いました。
そして、作品もライブ感のあるものになったんじゃないかと思います。

■松坂桃李さんのコメントを受けて、監督いかがですか?
山崎貴監督(以下、山崎)
松坂くんは、もともとファンだったと聞いていたので、
「ファンの人にやってもらったほうがいいんじゃないかな」って思っていたので、オファーしました。
結構な多忙な時期だったので、スケジュールをかいくぐって出てもらいました。
撮影現場にはメンバーも来ていたので、本人もうれしかったでしょうね。

■山崎監督にオファーしたときの経緯をお聞かせください。
藤原
この作品は“WILLPOLIS 2014”でしたが、僕らはその前の年に“WILLPOLIS”というタイトルのツアーをやっていました。
そのツアーが始まる前、「オープニングどうしようか」って、メンバーとスタッフで焼肉を食べながら話し合っていたんですけど、
そんななかで、オープニング映像は山崎監督にお願いしたらどうだろう、「WILLPOLIS」っていうタイトルでなんか作ってくれたらいいよね!っていうアイデアが出てきました。
すぐに山崎監督に連絡したら、わざわざそのお店に来てくださって、そこからは「お願いします!」って生オファーしました。

山崎
行ったらナムルしかなかった(笑)。
結構忙しいときだったので、「またすごい時にきたな〜」って思ったけど、
バンプが言ってるならなんかやりてえなって、思ったので受けました。
でも、彼らとはいつも一緒に遊んでいる感覚なんです。
いつもおもしろいこと言ってくるので、おもしろいことを返す。
そうするとまたおもしろいことが返ってくるので、、、、
ただ、最近はだんだん返ってくるスピードが速くなってきてるんでね(笑)、たいへんですよ。

■みなさんのライブはいつも「お客さんと一緒に作っている」とおっしゃっていますが、この映画にもお客さんの姿がたくさん映っています。
 改めてそういうシーンをみて、いかがですか?
藤原
お客さんのリアクションはいつもうれしいし、力をもらっているんですが、
ステージの上からしか見ることができないんです。
でも、この映画で「ライブ始まる前は、こうやって待っていてくれたんだ」とか
「客席の中はこういう雰囲気だったんだ」とか、身近に感じられるシーンがたくさんあって、僕にとってはそれがすごくうれしかったです。
こういう作品がなかったら、見られなかったし、僕にとっては貴重な資料でもあり、本当にうれしいものです。


映像でメンバーを見ると一緒にひとつのものを作った「仲間」っていう感情が込み上げてくるんですが、
この映画でお客さんを見ても同じことを感じました。
このみんなと一緒に「WILLPOLIS」を作ったんだなって、 「仲間たちよ!」って、男臭い気持ちになりましたね(笑)。

■グッズやパンフレットには、特にこだわりを込めて作ったそうですね?
直井
ツアーも含めて「WILLPOLIS」のグッズにはチーム感が出たらいいなって思っていました。
僕も、ライブに来てくれているお客さんはみんな仲間だと思っているので、
DVD&Blu-rayで見てくれるときもみんなで集まってロングTシャツ着て一緒に観てくれたらいいなと作りました。

増川
パンフは手にとってうれしい気持ちになるように、何回も打ち合わせをして考えて凝った作りにしました。
オープニングのアニメとライブの部分と、どちらからでも楽しめるように両面を表紙のデザインにしたり、
透けるフィルムを使ったり、是非手にとってもらえるとうれしいです。

■最後にひとこと。
山崎
バンプはずっと変わらない。ずっといい感じ。
もちろん、新しいことにチャレンジしたり世界を広げていったり、
凄いなって思うし常に進化していると思っていますが等身大の彼らは変わらないです。
プレてないところがいいなって思っています。
この作品がおもしろかったら、2度3度と足を運んでいただければうれしいです。

藤原
デビューしてから10年以上活動しているんですが、
こういうときに手をどこに置いたらいいか、いまだにわかりません(笑)。
いつもみなさんに支えてもらっていろんなことをやってこれたと思っています。
今回もみなさんのおかげで、あんなにすてきなオープニングムービーを持って、こんなにすてきなツアーを回ることができました。
そして、その証拠のような映画が出来上がりました。
みなさんに見ていただけることが本当にうれしいです。
これからもよろしくお願いします。