第27回東京国際映画祭が本日23日(木)開幕し、オープニング作品であるディズニー映画『ベイマックス』が世界に先駆け、ワールドプレミアとして上映された。アメリカのディズニー・スタジオより、第三の黄金期到来と呼ばれるディズニーのアニメーション作品すべてを統括するチーフ・クリエイティブ・オフィサーのジョン・ラセター、本作で監督を務めるドン・ホールとクリス・ウィリアムズ、プロデューサーのロイ・コンリ、そしてディズニー・アニメーション・スタジオのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるアンドリュー・ミルスタイン、日本語吹替版キャストである、主人公ヒロを優しく守る家族の役を演じた菅野美穂(キャス役)、小泉孝太郎(タダシ役)がレッドカーペッドに登場、オープニング/イベントを盛り上げた。

「ディズニーの夢がいっぱいでキラキラしたイメージから選んだ」という星のスパンコールが散りばめられたエレガントなドレスに身を包んだ菅野美穂と、小泉孝太郎が「この場にいられることが光栄」とキリッと着こなしたスーツ姿でレッドカーペットを歩くと、観客からは大歓声が巻き起こった。さらに、本作の主人公“ベイマックス”が世界で初めて公の場に登場!抱きしめたくなるほどやわらかいフワぷにの体でヨチヨチ歩く愛らしいその姿に、会場に集った2800人の観客から「かわいい!!」という大歓声が飛び交った。菅野美穂も“ベイマックス”を見るや抱きつき「マシュマロみたいで気持いい!もっとハグしていたい」とすっかりその魅力にメロメロになっていた。

映画「ベイマックス」は、『アナと雪の女王』で歴史を塗り替える驚異的大ヒットを記録しているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作。早くから、日本文化に色濃く影響されたその舞台やキャラクターに注目が集まり、白くて大きな“フワぷに”なベイマックスが人気を獲得してきたが、ついに、この、優しすぎるロボットと最愛の兄を失った少年ヒロの絆を描いた感動アドベンチャーの全容が、このワールドプレミアでそのベールを脱ぐ。

日本の文化や街並みを徹底的に研究し、サンフランシスコと東京を融合した都市“サンフランソウキョウ”を舞台とする本作を世界最速上映することについて、「日本でワールドプレミアを迎えることをすごく楽しみにしていたんだ!サンフランソウキョウは僕の大好きな日本とサンフランシスコをマッシュアップした最高に魅力的な街だから、日本に皆さんにも気に入って貰えると嬉しいよ!」と興奮気味にジョン・ラセターは語った。
フォトセッションでは、駆け付けた安部晋三内閣総理大臣と並び、上映前の期待感と熱気に包まれながら、キャストとフィルムメイカーたちが満面の笑みを見せた。

オープニング・セレモニーに続いて、待望のワールドプレミア上映が世界に先駆けて行われた。 “ベイマックス”のキュートすぎる姿に会場では笑いが起こり、美しく描かれた“サンフランソウキョウ”の街には驚嘆の声がもれた。そして、会場を後にする頃には観客たちの笑顔と驚きは感動の涙に変わり、ワールドプレミアは大盛況のうちに幕を閉じた。

ハリウッドがかつてないほど“日本”に近づき、徹底的な日本リサーチと、リスペクトの思いを注ぎ込んで誕生させた奇跡の映画『ベイマックス』は、12月20日(土)全国公開。