10 月 25 日(土)より新宿ピカデリーほかにて全国公開となる映画『小野寺の弟・小野寺の姉』。本作は、TVをスタートに映画化にもなった『怪物くん』『妖怪人間ベム』、アニメ『TIGER & BUNNY』など大ヒット作の脚本を務め、2012 年には日経エンタテインメントにて「ヒットメーカー・オブ・ザ・イヤー2012」の準グランプリを受賞、原作小説「小野寺の弟・小野寺の姉」の著者でもある脚本家・西田征史の待望の初監督作品です。
俳優、向井理と片桐はいりが演じる“一見似ていなさそうだけれど、なんだか似ている”姉弟の恋と人生の行方を描いた本作。共演には山本美月、及川光博、ムロツヨシ、寿美菜子、麻生久美子、大森南朋と豪華キャストが結集!
2 人を巡るとびきり温かくてコミカル、そして少し切ない物語が完成しました。

■日時:10 月 6 日(月) 19:00〜19:30 トークショー
■場所:シネマート六本木
■登壇者:西田征史監督、寿美菜子さん、桂正和先生

この度、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』のスペシャルトークショー付き試写会イベントを行いました。本作が初監督となる西田征史監督、そして声優としてではなく、“女優”として本作に出演された大人気声優の寿美菜子さん、さらに、西田監督がシリーズ構成をつとめ、寿さんが声優をつとめた大ヒットアニメ『TIGER&BUNNY』のキャラクターデザイン(原案)をつとめたことでお二人と深いつながりがあり、実は本作にサプライズ出演!もしている 漫画家・桂正和先生がトークショーに登壇しました。

Q:『小野寺の弟・小野寺の姉』を観た感想はいかがでしたか
桂:初映像作品とは思えないクオリティの高い作品ですよね。初監督の作品てよく、「ここにだわったんだ」みたいな力の入ったシーンが出てきて
「ここ何のシーンなんだろう」と、見てる側との差がうまれてきてしまうことが多いんですけど、西田さんの今回の作品は、今までに何本も撮ってき
たかのような、安心して見れる作品でした。率直に言うと、天才だなって思いました。
寿:こんなにあったかい映画ってあるんだなと思いました。元々、舞台版も鑑賞させて頂いていたので、今度は映画でもこの姉弟にもう一度あえるん
だ!って。
西田:なんて嬉しいコメントをいってくれるんだ!
Q:姉・より子の恋のライバルとなる齋藤ちゃん(齋藤亜沙子)役を演じていかがでしたか?
寿:オファーが来たときはびっくりしました。始めは「どう?興味ある?」といった感じに連絡が来て、「もちろんです!やらせてください!」とお
返事させていただきました。
西田:タイバニでの寿さんの「生っぽい演技」が気に入っていたので、ぜひ「斎藤ちゃん」という役をやってほしいとお願いしました。
Q:ベテランの共演者の方々との演技や撮影現場はいかがでしたか?
寿:もう本当に恐れ多いなと最初は思っていたんですが、現場に入って、本当に親切にしてもらって、アニメとは違った自然なお芝居を肌で感じるこ
とができました。西田監督からも「どう?勉強になっているかな?」と気にかけて頂いて。本当に勉強になる、刺激のもらえる現場でした。タイバニ
では「脚本家の西田さん」というイメージだったので、『小野寺』では座長というか現場を取りまとめている監督の顔をしていました。
片桐はいりさんと及川光博さんも本当に素敵な方で、休憩中もたくさんお話をさせて頂いて、「寿って本名なんですか?」と聞かれたりしました。
Q:桂さんも映画にご出演されていたんですか?
桂:西田監督の初監督作品だから、記念に出たいといって出してもらったんですよ。一瞬でもいいからって。
西田:音楽の池瀬さん(「TIGER&BUNNY」、「小野寺の弟・小野寺の姉」音楽・池頼友さん)も何度も観ているはずなのに「えっ?桂さんでていたの?」っていっ
てました。0.9 秒くらい出演されています(笑)
桂:出方が難しかったです。ゆっくり!って何度もいわれたんですけどね。観た人が僕に気付かなかった理由の1つは、風景に溶け込んでいるからだ
と思いますよ。
Q:本作とタイバニの共通点といえばバディの関係性が大事にされている点と思いますが?
西田:タイバニからバディものに興味を抱き始めたんです。2 人の距離感が物語の中で縮まっていく作品が好きで。タイバニは王道をとったけど、小
野寺の姉弟の距離感は元々近い、近いが故の距離をつきつめて撮れたかなと思っています。
Q:桂さんは本作をアニメ化するとしたらどのキャラクターに興味がありますか?
アニメ化するなら、お姉さんのより子を描いてみたい。奥深さを感じますね。しっかりしているようで頼りないところもあるし、書いていて楽しそう
だなって思います。
最後に見どころをおねがいします!
西田:この 2 人って姉弟だけど親子でもあるんです。一番大事にしたのは生っぽい感じ、俳優の皆さんが楽しんでる感じを注目してほしいです。
寿:くすくす笑うポイントがあるのでそこに注目してほしいです。原作も読んで、画を思い浮かべてほしいです。齋藤ちゃんもお楽しみに!