全世界34か国を涙で包んだベストセラー小説「ミアの選択」(ゲイル・フォアマン著・小学館刊)を映画化した感動のドラマ作品『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』が、10月11日(土)に日本公開となる。全米のオープニング成績で、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ミュータント・タートルズ』『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』など多くの夏の大型アクション映画が並ぶ中、「心に刺さる素晴らしい映画だ!」(People誌)などと評価が高く、1館あたりの興収であるスクリーン・アベレージで、本作がダントツの1位を飾った。そして、日本でも公開に先駆けて実施した試写会で鑑賞した方からも「ずっと泣きっぱなしだった」「涙をこらえきれなかった」「泣ける映画と言われて観ても泣いたことが無かったけど、この映画には泣かされた」などと感動と絶賛の声がTwitterなどに早くも多数挙がっている。

そんな待望の日本公開を4日後に控えた本日[10月7日(火)]本作の<涙活>特別試写会トークイベントを開催。本作が<「涙活」推奨作品>としても認定されているということもあり、「涙活」プロデューサーであり、全米感涙協会会長の寺井広樹さんと主人公が17歳にも関わらず、号泣したというバブル女子・平野ノラさん登壇のもと、ワーナー・ブラザース映画試写室にて実施した。

イベントは、まず寺井さんからの「意識的に涙を流すことでストレスを解消しようという活動です。1粒涙を流すだけで1週間ストレス解消効果が持続するというのが医学的にも証明されております。今日ご参加いただいた方は、1週間はストレスフリーな状態が続きますよ」という<涙活>についての解説からスタート。一般試写会のアンケート調査では、なんと来場者の【90%】が【平均4回】泣いたと言う結果が出ており、そのことに対しても「90%の人が平均4回泣いたというのは、映画の中でも多い方だと思います」と分析した。

そこへ、バブル時代を思わせるボディコンスーツに太眉&ソバージュという出で立ちで「ギロッポンからシーマ転がして来ましたー!おったまげー」と人気のバブルギャグと共に平野ノラさんが登場すると会場は熱気に包まれた。話が“涙活”に及ぶと、忙しくて秒単位で動いているという平野さんに「マブイ女は、みんな涙活してますよ。『ハチ公物語』で泣いています」と得意のバブル世代の作品を持ち出して会場を沸かせた。更に「50音」全てバブル語に変換することが得意な平野さんが、本作の主人公ミアを演じたクロエ・グレース・モレッツの「ク・ロ・エ」を「ク:クロエじゃないわよ、クロマティ!(※1)ロ:『ロッキー2』観に行かない?エ:ええ、ジャンボ尾崎と寝たわ」とネタを披露する一幕も。勢いは衰えることを知らず、本編シーンをバブル語で吹き替えてみたりと、会場は笑いに包まれた。その見事な吹き替えに涙活を忘れて寺井さんは「素晴らしいですね。涙を流す前に大笑いしてしまいました」と絶賛!
そんな平野さんは本作を観て「『ハチ公物語』でしか泣いたことなかったけど、『イフ・アイ・ステイ』では、序盤で泣いてしまいました。思わず“ノラ泣き”したわ。真珠のような涙がこぼれ落ちました。目の前に死がやって来た時に気づかされる愛というのが、自分たちにも起こり得る。そう思うと人って自分1人で生きてるんじゃないな、愛をたくさんいただいてるんだなって思いました。本当に素晴らしいことですよね。3リットルは泣いたんじゃないかしら。“ドラ泣き”の次は“ノラ泣き”ね!」とドラ泣きならぬノラ泣きしたことを明かした。

最後に、先日の試写会で映画鑑賞の前後で泣いた人の体重が最大800g減量していて、涙活ダイエットした方のトータルが8kg減量した結果が出て、女性に喜ばれる作品だという話になると寺井さんが「女性だけでなく、男性にも観て欲しい作品」と薦めた。また、本作が、ミアの生死の選択を描いているため、平野さんがミアと同じ状況になったら「さよなら」を選ぶかそれとも「ただいま」を選ぶか?と聞かれると「ただいまです!アッシーに迎えに来させます」とコメント。

音楽もキャストの一人だというモレッツはじめ、監督キャストが口を揃えるが、ベック、ソニック・ユースなどの楽曲が登場する本作だけあって、ミュージシャンと付き合った経験は?と聞かれると「10年前にバンドマンと付き合ってました。実際にギターやってる彼だったんですが、映画に出てくるアダムはものすごく理想の彼じゃないですか?バンドやライブのシーンでミアは一番後ろで観ているんですが、私は一番前でガンガン踊ってたのを思い出します。彼がピック投げた時に私のおでこに刺さりそうになったけど、私はバレーボールやってたから反射神経が良くてすぐに避けられたけど、あれが当たってたら、ミアみたいに突然の事故に見舞われちゃってましたよ。アダムみたいな男はいないですよ。私まだこんなに良い男に出会ってない!これポイントですよ!キュンキュンしちゃう」と締めくくった。
※1:1984年から読売ジャイアンツで活躍したウォーレン・クロマティ

■寺井さんコメント
主人公ミアが生きるか死ぬかの究極の選択の中、ミアの周りには今まで気付けなかった、たくさんの愛があった。人は一人では生きていない、心ある人の支えの中で生きていることを改めて実感し、物語が進むにつれて涙が止まりませんでした。泣きのツボは、人それぞれです。この作品は最後までいろんな泣きのツボが散りばめられていて気の抜けない作品です。

■平野さんコメント
泣こうという気持ちで観ていただいて、たくさんデトックスしてください。