アーノルド・シュワルツェネッガー主演最新作の映画『サボタージュ』(デビッド・エアー監督、11月7日公開)の日本語吹き替え版の公開アフレコが30日、都内・六本木で行われ、?田延彦(52)とお笑いコンビ、三四郎の小宮浩信(31)が吹き替えに挑戦した。

本作はシュワルツェネッガー率いる麻薬取締局のチーム9人が何者かに一人ずつ殺されていくサスペンスアクションで、?田はチームの副リーダーという重要な役どころで出演。アクションシーンとシリアスなシーンを上手に演じ分け、「今まで長いセリフはやったことがなかったし、シュワちゃんと共演できて光栄」と吹き替えの感想を述べた。
また、今回声優初挑戦となる小宮はすぐに殺されるチーム員を演じ、?田の前では生意気キャラを封印、?田との掛け合いに緊張しながらも演じ、「完璧じゃないですか?」と自賛。そのあと自身のキャラクターがキャンピングカーもろとも列車にひかれて死亡する絶叫シーンでは滑舌の悪さをものともせず見事に演じきった。

映画について感想を求められると?田は、「戦闘シーンがリアルでそこにいるような臨場感がある。画が面白いからアフレコ中も前へ前へマイクのほうに出てしまい、その距離感が難しかった」と映画を絶賛。シュワちゃんとの声の共演の次はだれがいい?との問いに「スカーレット・ヨハンソン(29)」と即答。「チャーミングでいいよね。奥さんも納得する」と語った。
小宮も「最後まで敵か味方かわからないハラハラドキドキして楽しかった」と映画について語った。またオファーされたことについて問われると、「絶望的な滑舌の悪さの僕にオファーするとは」と語り、「すぐに死ぬ役と聞いていたけど、意外とセリフが多くて噛まないように家で練習した」と裏の苦労を語った。
小宮は?田を前に緊張して「うまく口がまわらない」と話し、?田に「お前はいつもだろう」と突っ込まれていた。