この度、綾野剛主演作である『そこのみにて光輝く』が、モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門へ出品し、現地で舞台挨拶が行われました。

◆上映前舞台挨拶◆

監督:すごく感動しています。たくさんあるプログラムのなか本作を選んでいただきありがとうございます。楽しんでいただければと嬉しいです。

綾野:今ようやくモントリオール映画祭の風を感じています。映画を通して文化を超え多くの方とコミュニケーションをとれることを大変嬉しく思っています。

池脇:日本以外の多くの人たちに本作を届けられることに喜びを感じています。楽しんでいってください。

◆上映後ティーチイン◆

Q1.監督と俳優の関係性はどのようなかたちだったのですか。関係性をつくるにあたって気を付けたことなどを教えてください。

監督:最初に原作をいただいたときに心の底から「映画化」への情熱がなければできない作品だと思いました。私から発することもなく、それぞれが自らの意志で役に没頭していたと感じます。本当に幸せな現場でした。

Q2.どのシーンが印象に残っていますか。

綾野:具体的にどのシーンがとかはないですが、二人の世界観を感じてほしいですね。物語は終わってしまいますが、二人のこのあとを想像してほしい。生きることのむずかしさ、苦しみを改めて考えていただきたいです。

Q3.最後にどのような気持ちで役を演じたか教えていただけますか。

綾野:僕自身が非常に大事にしたことですが、スタッフの皆さんのことを心から信頼していました。信頼していたからこそ、全人全霊で演じることができた役だと感じています。

池脇:台本を見たときに私が演じた役に関して色付けは必要ないと思いました。自分らしさをあえて出さずに演じさせていただきました。