本作で描かれるのは、NY、ローマ、パリの3つの街を舞台に3組の男女が織りなす、愛、信頼、そして裏切りの物語。一見、何の接点もないようなそれぞれの愛のエピソードが並行して描かれ、クライマックスに向けて物語が衝撃的な形で交差していく様は、『クラッシュ』を彷彿とさせるハギスならではの圧倒的な手腕が光ります。
 
 この度、日本の公開翌日の6月21日(土)より公開のNYで、6月17日(現地時間)に、本作のプレミアイベントが開催!ポール・ハギス監督をはじめ、オリヴィア・ワイルド、モラン・アティアス、ロアン・シャバノル、トム・バーナード(ソニー・ピクチャーズ・クラシックス共同社長)が登場しました。
 
 オリヴィア・ワイルドはグリーンとブラックのストライプがスタイリッシュなステラ・マッカートニーのドレスを、モラン・アティアスはナイームカーンの赤いセクシーなドレスをまとい会場を魅了。オリヴィアはプライベートで母親になったことについても触れ、「最近仕事に戻って、あまりの大変さに、本当に全てのワーキングマザーに敬礼したい思いよ!睡眠も調子の良い日で4時間くらい。4時間でもマシな方。母親になると本当睡眠時間の基準が変わることに驚くわ。“わぉ、6時間も寝ちゃった!バリバリいけるわ!”なんて風にすごい変化なのよ!」と幸せいっぱいの笑顔でコメントしました。

 ポール・ハギス監督とはドラマ版「クラッシュ」から長い付き合いのあるモランは「ポール(監督)に何か悲しい出来事の後についてのストーリーを書いて欲しかったの。だから、Googleで色々題材を検索したんだけど、やっぱり外から取り込むんじゃなくて、内側から湧き出た方が情熱を込められると思ってポールに売り込んだの。」と、実は本作のアイディアは彼女から生み出されたという意外な事実を明らかに。また、オリヴィアは「色んなキャストがそれぞれ違う国で様々な体験をするという設定に驚いたわ。そして、何よりもこのプロジェクトに関われて本当に嬉しい。それにこんな豪華なキャストは他ではあり得ないわ!」と本作に参加できたことの喜びを語りました。
 
 そして、監督を務めたポール・ハギスは「『クラッシュ』と『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本にかけた時間の合計よりも時間をかけたよ。情熱の塊さ。70年代の僕が憧れた映画のような脚本を書き上げたかったんだ。ミケランジェロ・アントニオーニやジャン=リュック・ゴダールをはじめとする、観客へ“答え”よりも“質問”を多く投げかけた監督たちへのオマージュだよ。」と、「自身の最高傑作!」と断言するこの極上の愛のミステリーに自信を見せていました。