ケミストリーとしてデビューし、現在ソロとして活躍している堂珍嘉邦が映画に初主演した『醒めながら見る夢』が本日公開され、満席のお客様の中、堂珍嘉邦のほか、ヒロインの高梨臨や、石橋杏奈、村井良大ら、今もっとも飛躍が期待されている俳優たちが登壇する、とても華やかな舞台挨拶を開催致しました。

初回は10:30という早い時間にも関わらず、チケットは完売。つづく二回目の上映も完売と、絶好調のスタートを切った本作に、出演者たちも感無量の様子。さらに、本日登壇できなかったパリ在住の辻仁成監督から、出演者たちへの感謝の言葉がサプライズで披露されました。「堂珍くんは目力がすごい」、「高梨くんの存在がこの映画に厚みをもたらしてくれた。芝居に対するひたむきさに頭が下がった」、「石橋くんはびっくりするくらい芝居がうまく、飲み込みが早い」、「村井くんは演技のために生まれてきたような人間」と司会者から代読されると、登壇者たちはその絶賛ぶりに一様に恐縮しつつも、「そのように思って頂いていたとは…」(高梨)、「嬉しいです!でも照れますね」(村井)と嬉しさを隠しきれない様子でした。

また、作品にちなんだ“真実の愛とは?”との司会者からの問いに、「シンプルに信じること」(堂珍)、「どんな時でも味方でいてくれることかな」(高梨)、「その人のことをどれだけ思いやれるか、知りたいと思えるかが愛かな」(石橋)、「見返りを求めない無償の愛、その人のために思って出来る行いが真実の愛」(村井)と、難問に悩みつつもそれぞれの考えを観客に披露。村井の回答に堂珍が「80点!」と突っ込むと、村井が「あと20点は何だろう…」と戸惑う様子に会場は大きな笑いで包まれました。

本作は、古都・京都を舞台に、堂珍扮する主人公の人気演出家・優児が、恋人の亜紀とその妹・陽菜との関係に揺れながら、真実の愛を探し求めていく様を繊細に描いた物語。また、主題歌は辻監督の書き下ろしで、それを堂珍が歌っていることでも話題となっています。

辻監督自身も「この映画は奇跡の映画なんです。ミラクルの連続でした」と語るほど、公開にこぎ着けるまでの苦労がたくさん詰まった『醒めながら見る夢』は、本日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開中です。