月刊ドラゴンエイジ(富士見書房刊)で連載中、シリーズ累計75万部の大人気コミックを実写映画化した「最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。」が本日5月17日より全国公開を迎え、舞台挨拶を行いました。

本作『妹ちょ。』は、両親の再婚で義理の兄妹になった兄・夕哉と妹・美月の二人と、夕哉に恋をしたまま死んでしまい美月に取り憑く自称幽霊・寿日和が繰り広げる笑い×感動×ちょっとエッチな今年最高の“兄×妹”ラブコメディ。

舞台挨拶には、妹・美月を演じた主演 橋本甜歌、おにいちゃん夕哉役の小林ユウキチ、自称幽霊の日和役の繭、青山裕企・伊基公袁の両監督が登壇。

本作で初のフルヌードに挑戦した橋本甜歌は、「正直、この日を待ちに待っていたかというと半々でした。みなさん楽しかったですか?(会場拍手)こうして反響があってやっと落ち着けるじゃないですけど、公開された実感が湧いてきます。」と安堵の様子。
同じく初のフルヌードに挑戦した共演者の繭は、「一生懸命みんなでがんばって作り上げた作品をみなさんにお届け出来て、こんなにたくさんの方が来てくださってうれしいです。」と涙であいさつをし、大きな覚悟を持って挑んだ作品の公開を迎える気持ちを語りました。

また、橋本&繭の女性キャスト二人は、それぞれが考える“妄想妹スタイル”のファッション”で登場。
スタイリングのポイントを聞かれると、「妹っていうより、舞台挨拶を意識ました(笑)。小さい頃からお姫様に憧れてたので、せっかくなのでティアラとかも付けてみました。」(橋本)、「元気な妹をイメージして、ビタミンカラーと足下には星モチーフを取り入れたのもポイントです。元気のいい感じと、あったかくなって来たので夏に向けて。」とアピール。
感想を聞かれたおにいちゃん・小林ユウキチは「ステキだと思います。」と苦笑いで答えると「思ってないじゃん!」と橋本にツッコミを受けると会場は笑いに包まれ和やかなムード。

今作でタッグを組んだ青山&伊基W監督も
「甜歌さんと繭さん、ユウキチくんがしっかりと覚悟を持って演技をてくれたので、そういうものがちゃんと出ていたので、すごく誇らしい気落ちです。」(青山)、
「二人の全てをさらけ出した。」(伊基)と感慨深げに語りました。

映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』は、本日5月17日より全国公開中です。

イベント名:映画『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』初日舞台挨拶
開催日時:5月17日(土)イベント開始13:00
会場:池袋シネマ・ロサ B1F(豊島区西池袋1−37−12)
登壇ゲスト:橋本甜歌(20)、小林ユウキチ(25)、繭(23)、青山裕企監督(35)、伊基公袁監督(38) /MC:八雲ふみね

Q:大胆なフルヌードへの挑戦などパンチの効いた役どころだったと思いますがいかがでしたか?
 橋本甜歌)フルヌードはもちろん、原作の美月と全く真逆の自分が演じることが良いのか考えました。
 そういう面は監督ともよく相談してクランクインしたんですが、
 みなさん観ていただいたのでお分かりいただけると思うんですが絡みのシーンがけっこう長くて
 撮影のときも丸二日まるまるハダカみたいな時があったんです。
 そのときはさすがに気分的にダメージを受けていたんですが、家族が支えてくれたのでそのことは今でもありがたいと思っています。
 いろんなことに気づけた現場でした。

Q:妹に振り回される兄の役はどうでしたか?
 小林ユウキチ)撮影のときあんまり二人とも話さなかったんです。
 二人がほとんどハダカだったので普段の話があまりできなくて。
 撮影は大変でしたよ。監督が二人いるのもはじめての現場でした。
 二人の美女に迫られて、現場ではずっとドギマギしていました。

Q:お芝居でこだわった点は?
 繭)夕哉に迫るシーンは、日和(繭)が乗り移った状態で美月(橋本)が演じるということになるので、
 甜歌ちゃんが演じる日和という場合が圧倒的に多かったので、
 あくまでも日和がのり移った美月にみえるように、
 一回私がそのシーンを演じて、甜歌ちゃんにそのまねをしてもらうっていうことをやったりしていました。
 甜歌ちゃんとの絡みのシーンは私がリードする場面が多かったのは大丈夫かなって最初心配だったんですけど、
撮影しているうちに甜歌ちゃん(美月)が、だんだん愛おしくなってきちゃって(笑)
 日和とリンクして演じられたんじゃないかと思います。女の子もいいなって思いましたね(笑)。

Q:普段は写真家として活躍されていりますが、映画の監督をするというのはいかがでしたか?
 青山監督)イメージしていた以上に違いました。
 写真は瞬間ですが、その連続が映画だと捉えたとしても、何もかもが違うというイメージでした。
 全体を通して自分ができることはやれたんじゃないかなという想いと、
 甜歌さんと繭さん、ユウキチくんがしっかりと覚悟を持って演技をしてくれたので、
 そういうものがちゃんと映画にも出ているので、すごく誇らしい気持ちです。

Q:伊基監督は共同脚本も勤めていますが、映画オリジナルの結末にしようと思ったのはどういったところから
 伊基監督)原作では、なぜ美月にはお父さんがいないのか、なぜ夕哉にはお母さんがいないのかということが描かれていないんです。
 映画化するにあたって、なぜこの二人は親の再婚によって一つ屋根の下で暮らすことになったのか、
 なぜ美月はここまで引っ込み思案な性格なのかと考えた時に、美月は家族に対して絶望しているキャラクターだと思ったんです。
 そう思いながら日和という存在を考えたうえで、心に傷を持った女の子というキャラクターを描きました。
 最終的に、僕は美月には映画のなかで幸せになってもらいたかったんです。
 成長して幸せになった姿を描きながら、僕もそれがみたくて最後の表情に全てを込めました。
 エロい映画には「大人の性愛」を描くようなジトっとした湿度の高いものが多いんです。
 でもこの物語の主人公たちは10代、あくまで性描写には湿度を排除してカラっとした若者らしいエモーションが出るエロシーンであるべきと、湿度は徹底的に排除して作りました。

Q:本作は自称幽霊の日和によって兄と妹が振り回されるというラブコメディですが、
  実際に日和のように幽霊になったとしたらみなさんはどんなことをやってみたいですか?

 橋本)幽霊になったら無銭飲食してみたいです(笑)あと、飛行機とかに乗り込んで無料で海外とか行きたいですし、
 遊園地に行って普段観れない裏側を観たりとか!いろいろしたいです(笑)。

 小林)幽霊になったら、イヤラシイことしか思い浮かばない(笑)
 男の人は基本的にそれしか無いんじゃないですか?!そういうことだと思います。

 繭)私は自他ともに認める女の子のアイドルが大好きなので、コンサート会場に忍び込んで楽屋などのプライベートな面がみたいのと、
 握手会でも近づいていい距離ってあるんですが幽霊になったらすごい近づいて毛穴とかホクロとか見たいです(笑)。

 青山)ヤラシイことしか浮かばないです(笑)。
 仕事柄女性のハダカとかは見ているので、そういう直接的なことよりもプライベートをのぞくっていうのは良いですよね。
 どうみても天然で純粋無垢な子がいて、その子のプライベートを覗き見して、本当に純粋無垢なのかをみてみたい。
 でも、多分純粋無垢じゃないからそれを見て絶望したい(笑)。で、「それが女だよな」って思いながら一杯やりたい(笑)。
 
 伊基)全裸になって徘徊したいですね(笑)。人ごみの中で全裸になって仁王立ちしたい。
 霊感のあるひとがいたらちょっとこわいですけどね(笑)。

■最後に橋本甜歌さんからご挨拶
 私たち、全身全霊、本当に心も体も張って映画に挑みました。
 映画『妹ちょ。』として、楽しく、みなさまに愛される映画になればいいなと思っていますので是非みなさん何度も足を運んでください。

☆本日解禁:追加イベント情報☆
①5月24日(土) 「妹ちょ。」4Dトークイベント (18:00回上映後) @池袋シネマ・ロサ
 主人公の神前美月がプライベートでつけていそうな香水の香りを楽しみながら、
 映画公式twitterで「妹に言ってほしい一言を(5/17-5/23まで)募集し、実際、橋本甜歌、繭に言ってもらったりする妄想120%イベント!
②6月 1日(日)写真集発売記念イベント (14:45の回上映後) 池袋シネマ・ロサ ※チェキ撮影会あり