本日、映画『いのちのコール 〜ミセス インガを知っていますか〜』の母の日イベントトーク試写会
が行われ、以下ご報告させて頂きます。
子宮頸がん経験者として女優の原千晶さんが、本作の試写会に駆けつけて、女子大生との質疑応答に参加してくださり、これから母となる女子大生約300名に熱いエールを送りました。

登壇者:蛯原やすゆき(監督)、原千晶(女優)
     宮城悦子(横浜市立大学医学部がん総合医科学教授/医療監修)
     リボンムーブメント2名(横浜薬科大学3年 橘美希、聖学院大学3年 澁谷寛子,)※敬称略
参加者:目白大学短期大学部の女子1、2年生(18〜19歳)約300名
場所:目白大学 研心館ホール

原千晶さんコメント:
私は、ある日突然子宮を失い、人生が変わった。この映画は、子宮頸がんになってしまってお涙頂戴、というような映画ではなく、患っても、生き続ける、みんなの力を借りて、一人の女性がパワーを持ち直すして一生懸命生きているという話だから、深く捉えてもらえると嬉しい。
男の人を好きになり、恋愛するなかで、この病気は関わり合いがある。若い女の子はこれから、お母さんになって、健康な子宮が必要になる。婦人科に行ったり、検診に行ったり、面倒かもしれないけど、自分の体を大事にして、まわりも幸せにして欲しい。
この映画は恋愛部分もとてもリアルだと思う。私も1回目の子宮頸がんの時に付き合っていた男性が全く病気に理解がなく、とてもつらかった。そして病気後、恋愛にとても臆病になった。今の旦那さんは、『大丈夫?病院いっている?』と背中を押してくれた。病気のために、自分だけでなく、私は彼の人生も変えてしまった。男性のサポートと理解は必要だと思う。色んな男性がいます。
女の子は男の人に大切にしてもらわらなきゃいけない、幸せになってもらいたい、と女子大生に熱いエールを送った。

蛯原やすゆき監督コメント:
皆さんこの映画を見て終わりではなく、何かひとつ行動を起こしてほしい。子宮頸がんの事をネットで調べるでもいいですし、検診行った?私、検診いくよ。とか、何かひとつ声をかけてほしい。女性だけの病気だけと思われがちだが、男性も関係もある病気。男性も自分の家族や大切な人に、検診いった?行ったことある?など、声をかけてほしい。

リボンムーブメント女子学生コメント:
映画を見て泣きました。子宮頸がんの活動をしていますが、それでも映画を見るとより迫ってくるものがありました。病気のために好きな人が離れていくのは悲しい。大切な未来迎えたい。そのためにも
検診は必要だと思いました。