映画『はなればなれに』が、5月10日横浜のブリリア ショートショート シアターで初日を迎えた。
本作がデビュー作になる監督・下手大輔、出演の城戸愛莉、中泉英雄らが登壇した。

『はなればなれに』は、東京国際映画祭、ワルシャワ国際映画祭、2つの世界14大映画祭に正式招待され、9カ国12の国際映画祭にて上映。12個目にあたるドイツのハンブルク日本映画祭では、5月末に上映される。

撮影当時は17歳、現在は20歳になった城戸愛莉はニコラモデル出身。最近はNHKの連続ドラマやTBSドラマ「アリスの刺」にも出演しており、「大好きなこの映画を大勢の方に観てもらえることが嬉しい」と興奮気味に語った。中国の大作に数多く出演し、主演作品『黒四角』の公開が5月17日に控えている中泉英雄は、海外の映画祭で高く評価されている本作の魅力を笑顔で話した。下手監督は、日本で上映できることの喜びをコメントした。

映画『はなればなれに』は、接点のない3人の男女が偶然出会ったことで起こる、人間のほんの少しの成長を、伊豆大島の自然を背景に描いた大人の青春群像劇。役者の運動能力の高さが、映画の枠を飛び越えるような躍動感を映画に与えている。

この他、渋谷ユーロスペースで5月16日まで上映されており、上映期間中はトークショーが予定され、監督、俳優をはじめ、『緊急取調室』などのノベライズで知られる相田冬二、『ももいろそらを』の小林啓一監督なども出演し、好評を得ている。

6月28日から大阪シネヌーヴォ、7月5日から京都みなみ会館、その後、兵庫の元町映画館、広島の横川シネマでの上映が決まっている（以降、順次全国公開）他、名古屋シネマスコーレでも上映された。
（写真提供：ブリリア ショートショート シアター）

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