10月5日(土)より新宿武蔵野館ほかにて映画『ランナウェイ/逃亡者』が公開されます。1960年代以降のハリウッドを代表する二枚目スターとして世界中を魅了し、監督&プロデューサーとしても『普通の人々』『リバー・ランズ・スルー・イット』といった名作を世に出してきたロバート・レッドフォードが『大いなる陰謀』以来、5年ぶりに監督、主演を兼任して挑んだ入魂作。スーザン・サランドン、ジュリー・クリスティをはじめとしたオスカー常連俳優たちが “真実”の鍵を握る元過激メンバーを重厚感たっぷりに演じ、シャイア・ラブーフが使命感よりも名声に憧れる若手記者を熱演。新旧実力派キャストのアンサンブルにより、この物語が“今”語られるべき必然性が浮き彫りとなる。逃げる過激派逃亡犯、追うFBIと新聞記者。静かな緊迫感が劇的に高まるクライマックスまでひとときも目が離せない!
 
この度、1970時代の熱を体験しているジャーナリストの鳥越俊太郎さんと娘のさやかをゲストに迎えた、鳥越親子初のトークイベントを行いました。この時代の若者たちが胸に抱いた情熱など、ジャーナリストの視点で現代の若者に向けてメッセージを頂きつつ、さらに劇中でキーポイントとなる父と娘の関係にちなみ、娘のさやかさんを交えて親子の絆についても語っていただきました。

【日時】9月26日(木)【場所】日本女子大学目白キャンパス 新泉山館(文京区目白台2-8-1)
【登壇者】 鳥越俊太郎(73)ジャーナリスト 、鳥越さやか(41)ヴォーカリスト・俳優
●映画を観た感想は?
鳥越俊太郎:アメリカの歴史、ジャーナリズムに関心を持っているのでジャーナリストとして、父親として、いろんな立場でみた。
さやか:人間ドラマとしてみました。4歳になる息子を育てていますが、親子だけでなく革命家同士の人間関係など、血縁関係を超えて描かれている。本当の自分の生き方を探し求め続ける人たちが描かれていて素晴らしいと思った。

●ジャーナリストとして、主人公ジム(R・レッドフォード)と事件を追う新聞記者はどう見ましたか?
鳥越俊太郎:最初は特ダネを取りたいという記者特有の想いで行動を始めるが、取材をしていくうちにジム(レッドフォード)は潔白しようとしているんじゃないかと違う見方をもって彼と絆をもとめて深みにはまっていく。人間の絆を描いているという点で非常によくできていると思った。

●ジャーナリズムを追い続ける父・俊太郎さんをどう思いますか?
さやか:若いときはわからないけど父も映画に出てくる記者のように、記事はしなくてもいろいろと葛藤することもあったのかとって父を思い出した。私が小さい頃はいかにも記者という感じのバンダナをまいて、狭い部屋にこもってずっと書いていた。今でこそこうしてイベントに出たりてブランドものを着たりしていて、今の方がちょっと心配になるくらい(笑)

●最後にコメントを
鳥越俊太郎:最近はなんとなくモノを言いづらくなっている。東京オリンピック招致に成功して、アベノミクスが滑り出し上々で、そういう空気の中で今の政権に異論を差し伸べるのは言いづらい空気を感じる気がするということですね。
さやか:当時は父がいろんなところで異論を唱えていたので、家族も気を付けた方がいいという雰囲気だったことがあります。でも人が言わないことをズバっという人なので、だからこそ尊敬している。言いにくいこともあると思うけど、どんどん言い続けていってほしい。

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