9 月14 日(土)からの『コードギアス 亡国のアキト』第2 章「引き裂かれし翼竜」の劇場上映を前に、東京・神奈川・大阪・名古屋・北海道の5 都市では、8 月31 日(土)の21 時よりプレミア先行上映が行われた。中でもシネマサンシャイン池袋では、上映後の22 時から舞台挨拶が行われ、チケットはプレミアがつくほどの人気となり、購入できなかったファンも多かったようだ。
登壇したキャストは、レイラ・マルカル役の坂本真綾、佐山リョウ役の日野聡、成瀬ユキヤ役の松岡禎丞、シン・ヒュウガ・シャイング役の松風雅也、アシュレイ・アシュラ役の寺島拓篤。そして、赤根和樹監督と河口佳高プロデューサーを加えた7人が舞台挨拶を行なった。

wZERO 部隊の司令として最前線に初出撃した感想について、坂本は「心意気は見せられたのかな」と仕上がりに満足な様子。松岡に話が振られ「なんか、面白いこと言わないの?」という坂本の無茶振りに、返答に困る松岡。しかし、一生懸命自分なりに独特な(?)リョウ・ユキヤ・アヤノの2章の様子を話す松岡にファンは大喜び。日野は「アキトとのリンクで、3人が『死ね、死ね』と連呼する場面はすごく迫力があった」と話をまとめた。
ここでユーロ・ブリタニアの2 人にマイクが渡り、アキトとシンが兄弟だったという衝撃の事実が発覚したことにふれた。
今後の展開を聞かれた松風は「今回、自分のスリーサイズ、年収、なんでも答えるが、僕と監督のプライベートに関することだけは一切NG」と宣言して会場を沸かせた。

登壇者唯一、初出演となる寺島。実は『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』に一度出演(TURN07)したことがあるという。「帰ってきました!」という寺島に会場からは「おかえり!」のコールも。アシュレイ・アシュラという役どころについては「噛ませ役感がハンパないんですが、戦闘シーンは見所満載で、僕はもう2,3回見てます!」と興奮交じりに紹介。「エンディングのイラストの中にも彼の過去が垣間見えるものもあります!」とアシュレイと同じポーズをとる場面も。

赤根監督からは、シンが乗る煌びやかなナイトメアの名前「ヴェルキンゲトリクス」が実はローマと戦ったガリアの勇者の名前だということが明かされた。「亡国のアキト」という作品全体に関しては、「人間模様が複雑で、それをどのように各60分で、かつ4 章にまとめていくかが、なかなかに難しい」という赤根監督。さらに第2章に関して、アフレコ時のフィルム尺はもう少し長かったことも明かされたが、一つの要素もカットすることなく入れ込んだという。司会者も瞬きする間が無く、眼が乾いてしまったというほど、息をもつかせぬアクションシーンが今回の見どころだ。

そして、話題はこれまでの予告映像にも登場せず、第2章本編に突如現れた謎の新キャラクターへ。「あれは誰ですか?」と問われ、「ジュリアス・キングスレイという初登場のキャラです」と答える河口プロデューサー。スザクと一緒にいたわけだが「ブリタニアから優秀な軍師が派遣されて、その護衛にスザクがついてきました」という。さらに新キャラクターについてキャストからも突っ込まれるが、河口は「この先は、またいろいろと展開していくので、お楽しみに」とかわした。また、第1 章の予告に登場していたC.C.だが、第2 章での登場がなかった。そのことを問われると、「C.C.にはこの次にご登場いただく予定で、その代わりに皇帝に銅像でご登場頂きました」と答え、会場の笑いを誘った。
最後のあいさつでは「声を大にして宣言したいことがあります!ユキヤ、リョウ、アヤノ、4 章までは生きていたいな」「いや、生きる!!!」「ただ、アキトを守って死ぬのもいいかな」「いや、生きる!!!」という松岡の決意表明に歓声があがり、大盛況の内に終了した。