この度は8月10日(土)より映画『江ノ島プリズム』が公開いたしました!

初日舞台挨拶には福士蒼太さん、本田翼さん、吉田康弘監督が登壇し、連日の猛暑の中にもかかわらず立ち見のお客様が出るほどの盛況ぶりで大ヒットスタートを切ることができました!!

シネマート新宿
13時20分の回・上映前舞台挨拶
登壇者:福士蒼汰、本田翼、吉田康弘監督 (敬称略)

— いよいよ本日初日となりましたが、一言ずつお願いします。

福士:城ヶ崎修太役を演じさせていただきました福士蒼汰です。この作品の撮影は去年の12月、真冬の撮影でした。いまはもう夏で、ものすごく暑い時期に公開されることが不思議な感じがします。あたたかい作品だと思うので、今日ご覧になる方々には、そういったところを感じてもらえたら嬉しいです。

本田:安藤ミチル役を演じました本田翼です。撮影自体は冬でしたが、夏に公開されるに相応しい、青春で、甘酸っぱくて、切ないラブストーリーになっています。みなさんも是非、この時期に観ていただいて、素敵な夏をおくっていただければなと思います。

吉田:監督の吉田康弘です。みなさんの反応が楽しみでワクワクしております。宜しくお願いします。

— 満員のお客さんを前にして、いかがですか?

福士:本当にたくさんの方に観ていただけて嬉しいです。最初は、この映画はタイムトラベルだったり青春ものだったり、わりと過去にも似たような作品もあったので、今回どう違う作品として受け入れられるのか不安はありましたが、今日これだけたくさんのお客さんを前にして、不安は解消されました!

本田:すごく公開を楽しみにしていた(福士くんへ)っていうボードを持った方がたくさんいて(笑)、福士くんカッコイイですよね、映画のなかでも。これから御覧になる方も楽しみにしてください。

— 本田さんが入ってくる時もカワイイって声が飛んでましたよ!

お客さんが一斉に「カワイイ〜」コール。

— 監督にとってこれだけ今が旬なキャストに囲まれて、どうですか?

吉田:ほんとにね、二度と無いんじゃないかって思うくらい、奇跡的なキャスティングですよね。凄く嬉しいですね。

— 実際、演じてみて難しかったところ、共感できたところなどありますか?

福士:修太はすごく頑張り屋さんで、前向きで、一生懸命だから、から回ったり走りまわったり無駄な動きがすごく多いんですけど、それっていうのも親友の朔を助けるためという想いがあってこそだと思うので、自分自身も共感できました。自分も親友に同じことが起きたら、同じようにするんだろうなと思います。あとは、自転車で江ノ島と並走したり…。

吉田:江ノ電と、だよね。江ノ島と並走じゃスケールでかすぎるでしょ。

※場内爆笑

福士:ですね。笑

吉田:みんなびっくりしましたよね。笑

— アクションが良いんですよね。

吉田:本当にカッコイイですからね。福士くんは自転車乗ってもカッコイイし、自転車から飛び降りるところもカッコイイですよ。投げ捨てられた自転車も良い芝居してる!(笑) 福士くんが投げたからこそですよ!素晴らしい自転車のシーンになりましたよ。

— 本田さんはミチルを演じてどうでした?

本田:元気で明るい女の子ですね。自分とはタイプが違うので共感する部分はあんまり無かったんですけど(笑)、こういう女の子って憧れだったなっていう、理想の女の子を演じられてとても良かったです。

— 女性から見ても、とっても可愛らしい女の子ですよね。そして修太と朔とミチルの、三人の一体感があってとても良かったですね。実際、現場のほうではどうでしたか?仲良くできましたか?

本田:基本は、福士くんと野村くんが仲良すぎて、なんかわたしは外されてる感がありましたね!(笑)

福士:外していないよ〜(笑)

本田:わたしは2〜3日遅れてクランクインしたんですけど、わたしが着いた頃にはもう凄い仲良くなってたんですよ。「前に何かで一緒だったの?」って聞くと「いや、はじめて」って言ってて。これが男子の友情ってやつですね〜。

— そこに嫉妬しちゃうのもミチル役と被る部分がありますね。

本田:ミチルだったらそうかもしれないけど、わたしは「良かったね」って思いました。(笑)

— 監督はこの作品を演出するにあたって一番大切にした部分はどんなところだったのでしょうか?

吉田:それぞれの持っている個性を出来るだけ生かすつもりで、台本に拘らず隙間隙間で好きなようにアドリブをやってください、という気で撮りました。本人たちの素の部分も出せるように。

— アドリブか台本かわからない部分もたくさんあるんですね。

吉田:ええ。適当にアドリブを入れて、と言うといろいろな表情や演技を見せてくれたので、新鮮な気持ちで撮影しました。その楽しんでやってる空気感も作品から伝わるのではないかと思います。

— この作品は全編湘南ロケということで、江ノ島を含め綺麗な風景がたくさん出てきますが、湘南での撮影で想い出はありますか?

福士:海がすごく綺麗。江ノ電にのって海を見るシーンがあるんですけど、最高でした。江ノ電もかわいいし、それに乗ってる自分、そしてそこから見る海、そして海岸にはちょっとサーファー…。僕にとっては最高の時間でした。

吉田:修太の家のドアを開けたらすぐ海が見えるんですよ。伊豆にある実際の住まいをお借りして撮影しました。住みたいよね。

福士:そうですね。(笑)

本田:早朝が気持ち良かったですね。海と太陽が凄い綺麗でした。

吉田:この映画はファンタジーなので、そういった意味で先程福士くんや本田さんも言いましたが、景色が綺麗であって、また何か始まりそうな場所として、作品にマッチしたロケーションだと思いました。

— ここで実は監督のほうから御報告があるんですよね?

吉田:実は今回、当初の上映は3館を予定していましたが、出来上がった映画を観ていろいろな人から声を掛けていただき、お蔭様でTOHOシネマズさんを始め、全国44館での上映が決まりました(2013年8月10日現在)。詳細はホームページで御覧ください。宜しくお願いします。

— 最後に一言づつお願いします。

福士:この映画は青春映画でもあり、SF映画でもあり、いろんな要素が詰まった映画になっています。なので、いろんな方向から楽しんでいただくことのできる作品です。学生さんで青春を謳歌したい方は、これを観て「こういうのもいいな」とか「わたしの未来はこうだ」と想像するのも楽しいですし、御夫婦の方も「懐かしいな」「こういう青春してたな〜」など懐かしさを感じてもらえたら嬉しいです。人の大切さ、仲間とか友情とか普段の何気ない些細なことの大切さ、そういったことを忘れずに生きていてほしいなと思います。 楽しんで御覧ください。

本田:いろんな要素が入っていますが、本当にシンプルで一途というか、人のたいせつな部分がたくさん詰まっているお話しなので、是非楽しんでいってください。

吉田:結末を知って、もう一度頭から見るとまた違った楽しみができる映画になっています。ですので、一度と言わず二度三度、ご覧いただければ嬉しいです。今日はありがとうございました。