この度、ブルース・リー没後40年記念作品、映画『李小龍 マイブラザー』が7月13日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となりました。この公開を記念して、ブルース・リーが唯一共演を熱望した、日本人俳優の千葉真一さんをゲストに迎え、トークイベントを開催致しました。本作は、実弟ロバート・リーが制作総指揮を務め、ブルースが渡米する前の青春時代を描いた作品です。家族にしか知らないエピソード満載のこの映画は、「ブルース・リーを題材にした映画はこれまで沢山作られてきたが、彼の人間的な部分が描かれた本当の物語を残したかった。」という想いから誕生しました。ファンも知らない彼の一面が、今明かされる!

●日時:7月17日(水) 18:45イベントスタート  
●場所:新宿武蔵野館  
●ゲスト:千葉真一(俳優)

来る7月20日が、ブルース・リー没後40年ということに先駆けて7月13日から映画『李小龍 マイブラザー』が公開された。本作はブルース・リーの実弟ロバート・リーが制作総指揮を務めており、ブルース・リーの家族が世界中のブルース・リーファンに伝えたかった家族からみた、“ブルース・リー”が描かれている。そんな本作の公開を記念し日本国内に留まらず、香港、ハリウッド、世界中の映画界に多大な影響を与え、ブルース・リーが唯一共演を望んだ日本人俳優、千葉真一がブルース・リーについて語った。

ブルース・リーについて聞かれると「はじめて観たときは、本当にすごい衝撃だった。あの人の目と体の動き。 彼の場合は相手が動いた瞬間にもう手足が入っているんです。筋肉の動きもその後の行動も全ての動きをわかっている。彼は筋肉の動きがわかるから、自ら裸になって武道をし、相手に筋肉の動きを見せていたんだよ。ただ鍛え上げた筋肉をみせつけているわけではないんだよね。本当に誰もマネできない。素晴らしい人だ」と同じ世界にいる千葉真一だからこその視点からブルース・リーの魅力を語った。

そして今まで噂されてきたブルース・リーと共演するはずだった幻の作品については「ある日、私の事務所に“ブルース・リーを知っていますか?興味ありますか?”って香港から電話がきた。もちろん知っているし、興味あるよと伝えると“ブルース・リーとあることをやりたいんですけど、興味あるなら香港に来て下さい。”と言われたので香港に行ったんだ。前から<ブルース・リーのこと>は、すごい人が出てきたと思っていたし、武道家としても役者としても完璧な彼に会ってみたかったから。でも香港に着いたらブルース・リーが死亡という大変なニュースを聞き、はじめは僕に会いたくないから嘘をついているのだと思ったけど、どんどん広まっていってやっと、事実なんだと知ったよ。本当にショックだった。まだその段階では脚本などは全く無かったから全てその時会って、話す予定だったんだ」と衝撃の事実を告白。「武術に対して神業を持っているし、哲学も持っている。更に役者としても完璧にこなして、本当にあんなに素晴らしい人はいないと思った。ぜひ会ってみたかったな。」と語った。

そして最後に、これからの日本映画界について「まだまだ可能性があって、日本の文化を映画を通して世界に広めていかなくてはいけないと思う。そのためにはハリウッドと一緒に製作して、日本映画界に革命を起こさなければ!チバノミクスを起こさなければ!」とこれからの日本映画界に喝を入れた。