先日猛暑の中徹夜組を含む総勢1000人以上のファンが待ち受ける中、成田に到着した〈世紀の悪役〉ベネディクト・カンバーバッチ。到着と共に空港は黄色い歓声に包まれ、中には余りの興奮に感動の涙を流すファンの姿もいたほど。世界中で吹き荒れるカンバーバッチ旋風が、遂に日本上陸となり、英国の至宝は世界の至宝へと昇華した!

 本日『スター・トレック イントゥ・ダークネス』の日本での大ヒットに向け、本作で〈世紀の悪役〉と世界中の称賛浴びたジョン・ハリソン役のベネディクト・カンバーバッチが来日し、ニコファーレにて来日記者会見を行った。今回の会見は、抽選で選ばれたカンバーバッチの熱烈なファン15名も参加するスペシャル会見。今最も注目される俳優ベネディクト・カンバーバッチを取材しようと集まったマスコミの数はTV10台、スチール50台、記者50名の総マスコミ150人。なんと会場収容能力を遥かにオーバーし、超満員での大盛況となった。

 会見スタートと共に、場内が暗転。上下左右の壁に惑星や星々が映し出され、一面暗黒の宇宙空間となった。AI(人工知能)が英語で今回のミッションが謎の男“ジョン・ハリソン”を知る男とのコンタクトであることを告げると、壮大な音楽と共に四方に巨大なUSSエンタープライズ号が映し出され、ワープ航法に入った。すると、辺りが一瞬静寂に包まれ、宇宙の暗黒空間に包まれたかと思った矢先、AI(人工知能)の秒読みが開始され、ベネディクト・カンバーバッチが宇宙から会見場に転送されてきた。すると舞台前方の椅子が輝きだし、そこから光の道がカンバーバッチへ延びると、それに合わせゆっくりと会場中央へと歩き出すカンバーバッチ。その気高い姿と映画さながらの演出に会場からは驚きを通り越した感嘆の息が漏れた。
 質疑応答では、カンバーバッチの回答にニコニコ動画視聴者がすぐさま反応し、「カワイイ—!!」や「瞳が綺麗!」、「888888」などのコメントで会場のスクリーンが埋め尽くされた。余りの反響に、「皆キーが引っかかっただけじゃないよね?」とコメントし会場を沸かせた。その後も一つ一つの質問に紳士に答えつつ、やはり壁が気になるようで、「皆でWe love J.J.(監督)と打って!」とカメラに投げかけると会場中が“We Love J.J.!”の嵐に。ラストは、僕の為に“愛のエゴ部屋”を用意してくれてとてもありがとう!と締めくくり、会場もネットも祭状態の中会見終了となった。

ベネディクト・カンバーバッチ コメント
「日本のファンの皆様にはとても感謝しています。皆様礼儀正しいので、とても謙虚な気持ちになります。成田でも両親さえ出迎えに来てくれませんが、日本のファンはとても暖かく迎えてくれて本当に嬉しい。日本は新しいものと古いものが融合しており来日する度に驚かされる、世界に類をみない国です。日本は大好きです。」
「もし違うキャラクターを演じるならスポックを演じてみたいですが、自分の役への忠誠がありますので、ジョン・ハリソン役で満足しています。ジョン・ハリソンの役作りは、自分の身の回りの事象や、JJ監督との打ち合わせで作っていきました。特に、パレーズエンドという番組のクリストファーというキャラクターに影響を受けました。」
「かつてない規模のアクションを体験しました。何度もリハーサルもしましたし、武術も習いました。1日2時間はトレーニングに費やし、4000キロカロリーの食事もとりました。」
「本作での体験は本当に素晴らしいものでした。私はJJ監督の1作目の大ファンで、ザックやクリスに現場で合った時には、本当のスポックとカーク船長だ!とファンのようになっていました。実際の撮影では、大作であること、そして2作目からの出演ということでプレッシャーもありましたが、皆とてもフレンドリーに私を迎えてくれて感動しました。そしてJ.J.監督は、本当に天才だと思います。彼は豊富な知識と類まれなるセンスを持ち合わせつつ、仕事への責任感があり、かつエゴがない。そして常に最善を目指します。彼はミュージシャン、漫画家、そして監督でもある天才なのです。」