●MC:
ありがとうございました。それではここからは会場の皆さんにもご参加いただきまして、さらに、お話を伺ってまいりましょう。本日は、様々な国籍の方々にお越しいただいております。これからいくつか会場の皆さんにご質問させていただきます。お手もとにございます、〇×の札でお答えいただけますと幸いです。
宜しくお願いいたします。では、早速一つめの質問です。

(1)日本は太平洋戦争終戦後、アメリカを中心とした連合国軍に占領されていたことを知っていましたか?

●MC:
×がお二人くらくらいですかね。

●ボビー・オロゴンさん:
逆に知らない人に聞きたいよ。なんで知らないんだよ!?

(2)あなたはダグラス・マッカーサーを知っていましたか?
MC:
ちょっと×が増えてきましたね。

●デーブ・スペクターさん:
国によっては日本ほどは教えない可能性もありますね。

●春香クリスティーンさん:
ヨーロッパだとなかなかやりませんね。

(3)マッカーサー元帥と昭和天皇が会談し、2ショットの写真が撮影された
経緯を知っていましたか?
(×が多く挙がる)

●全員:あー、そうだよね。

●デーブ・スペクターさん:
この映画が参考になるっていうことですね。

●春香クリスティーンさん:
学校で習っても、どうやってこの写真が撮られたのか、というところまでは考えないですもんね。

●ボビー・オロゴンさん:
この写真を撮ったとき、マッカーサーさんと昭和天皇の気持ちがお互いに伝わったんじゃないかな。それが一番大事なことだと思うんですけど、みんなそう思いませんか?

●デーブ・スペクターさん:
現在の皇族のみなさまは、英語も話せて、ご公務以外の部分でも非常にグローバルな方々です。元々、国際感覚を持っているんですね。

(4)太平洋戦争終結直後の歴史的事実を知ることは、日本人にとって、大切なことだと思いますか?

(会場全員が○を挙げる)

●ボビー・オロゴンさん:
歴史があるからこそ日本がここまで伸びている、ということをこの映画は改めて教えてくれました。今、戦争が起きている地域も、今からでも遅くないよ。
お互いを分かり合えれば、これからいい国になっていくし、理解力さえあれば天まで手が届く、というメッセージを感じました。

●春香クリスティーンさん:
今、選挙も近く、憲法改正などが話題になっていますが、そういったもの全てはここから始まっていますから、その歴史をきちんと知ることが大事ですね。

●デーブ・スペクターさん:
この映画で描かれた時代には、ありえないことだったけど、国際結婚は今もう普通になってるでしょ?我々も二人ともそうだし、クリスティーンもいずれね。
映画の中のあの二人(フェラーズとアヤ)もその先駆者になるかもしれなかったんですね。

こんなにまとまりのない会見は初めてでしたけど、こうやって何でも自由に言えて、ユーモアも認められているのは、戦後平和になったからだよね。

●ボビー・オロゴンさん:
日本は世界で一番平和な国って言われてる。

●デーブ・スペクターさん:
歴史を知らないと、こういうことのありがたさがわかりませんね。

●MC:
ありがとうございました。
これにて『終戦のエンペラー』特別試写会&トークイベント終了いたします。
ゲストの皆様に拍手をお願いいたします。

<囲み取材>
※マッカーサーの格好をしてデーブさん登場!
ここでまずフォトセッションが行われました。

●質問:
先ほどもお伺いしましたが、改めて映画の感想を聞かせて下さい。

●デーブ・スペクターさん:
最初は半信半疑で期待していなかったんです。
でも、見てみたら人間ドラマや、ラブストーリーも描かれてました。
あの激動の終戦直後に起こった出来事やプロセスにも驚きました。
マッカーサーもフェラーズも、日本に対して理解力もあったし、再建に向けて考えてくれているんですよね。思いやりが感じられました。
マッカーサーも、とても厳しい人に見えたけど、優しい人だったんですよね。
今回、こうして映画化されたことで、分かりやすく理解も出来て良かったです。

●春香クリスティーンさん:
今の時期、ちょうど憲法改正の話題になってますからね。
きっと歴史背景を知らない人も多いと思います。
自分自身もマッカーサーが何をしたとか、ボナー・フェラーズの存在などは知りませんでした。
これから、世の中としても憲法改正の議論が巻き起こってくると思うので、皆さんにも知っておいてほしいですね。

●デーブ・スペクターさん:
クリスティーンさん国会議員の彼とかいないんですか?

●春香クリスティーンさん:
今、彼氏いないんですよ。

●デーブ・スペクターさん:
出来たら付き合いたいんじゃないですか?

●春香クリスティーンさん:
私は追いかけるのが好きなんです(笑)。
まぁ、でもご縁があれば…(笑)。

●ボビー・オロゴンさん:
映画の話しようよ!

●デーブ・スペクターさん:
西田さん良かったですよね。キャスティングがすごく良かったです。
釣りのシーンがなくて残念でしたが(笑)。
あと、初音さんがとても良かったですよね。

●ボビー・オロゴンさん:
何だか、西田さんが英語を話してるのが不思議でした。

●デーブ・スペクターさん:
トミー・リー・ジョーンズさんも良かったですね。
こう見えても缶コーヒーのCMで共演してるから仲良しなんです。
2時間しか会ったことないですけど(笑)。
でも、あの威圧感といい、迫力があってマッカーサーにぴったりでした。

●ボビー・オロゴンさん:
強いて言えば、昔の日本、知らない日本をこの映画で知って、日本人の偉大さ、心の温かさが分かりました。
これからも平和の心をもっていきたいですね。

●デーブ・スペクターさん:
何かまとめようとしてますね(笑)。
ボビーは生まれて初めてみた映画だから、感動したみたいですね。

●ボビー・オロゴンさん:
違うよ!(笑)
『アバター』見に行ったもん。

●デーブ・スペクターさん:
この映画では、ラブストーリーも描かれてるんですよね。
国際結婚までには至らないけど、この時代背景とかを
考えてみると、なかなか面白いですよね。

●ボビー・オロゴンさん:
ちなみに国際結婚の話が出たから話すけど、今も国際結婚した人達の約7割は上手くいかないらしいんですよね。でも、この映画見ていると、お互いの理解力があれば、もっと上手くいくんじゃないかと思います。

●春香クリスティーンさん:
そうですよね。この映画のように、互いに理解し合おうというところを見習いたいですよね。

以上。