この度公開いたしました『DANCE EARTHーBEAT TRIPー』では、言葉やカルチャーの異なる世界7ヶ国(スペイン・イビサ島、タンザニア、ケニア、バリ、インド、ジャマイカ、アメリカ・ニューヨーク、シカゴ)を、「サーファーが世界中の波を求めてサーフトリップするように、ビートを求めて旅をする」姿に密着。
全国6都市で順次上映しており、昨日は福岡での上映を記念してTOHOシネマズ 天神にて、EXILE USAによる舞台挨拶を行いました。
現在、EXILEの全国ツアー真っ最中のUSAの登壇とあって、舞台挨拶は各地満員御礼、こののイベントも熱狂的なファンの方達に囲まれ会場は大盛況となりました。

イベント名:『DANCE EARTHーBEAT TRIPー』福岡上映・舞台挨拶
日程:7月1日(月)18:05〜舞台挨拶(20分)
場所:TOHOシネマズ 天神 ソラリア館スクリーン8 福岡市中央区天神2-2-43ソラリアプラザ7F
登壇ゲスト:EXILE USA

■インドはハードでしたね。

最下層の地域でダンスを教えたりしました。目を背けたいような現実もあったんですけど、そこで自分が立ち止まってしまっては世界は開かないんだと気付かされました。一歩前へ進んで踊った時に、子供達が最高の笑顔を見せてくれたので、ダンスでできることはまだまだあるなと学ばせてもらったし、可能性を感じさせてくれました。
すごく嬉しかったのはあの後、手紙やビデオレターで「まだダンスやってるよ」ってメッセージくれたりしたことです。友達が旅でその地域に行った時に、将来の夢を聞いたら「ダンサーになりたい」って言ってた子が5人ほどいたらしくて、僕が蒔いた種が育っているなと感じました。ですので、また近々行かなきゃなと思っています。

■「ダンスは国境を超える」と頭ではわかっていてもこの映画のようにその瞬間を見れるというのは感動的ですね。

すごく素直に「I LOVE YOU」とか言ってくれるし、「また来てね」って指切りもするし、ぐっとくることがたくさんありますね。

■旅で感じたダンスが振り付けに反映されたりしているのでしょうか?

僕はヒップホップがベースなんですけど、旅から帰ってくるとそこにアフリカのビートやサンバのリズムが入ったりしてきますね。旅で出会ったダンスを、EXILEにお土産で持って帰ってきて、振り付けに反映させたりしています。手ぶらで帰って来ても、ダンスがお土産ってなんかいいですね(笑)。斜め後ろで踊ってるTETSUYAなんかは、旅から帰ってくると「USAさんのダンスが変わってる!」って気づいたりします。

■ニューヨークダンス武者修行は思い出深いですね

濃い思いでというか、アルバイトしてお金を溜めてはじめて自分でチケットを買って行ったダンス修行だったので、良いホテルに泊まったとか、おいしいもの食べたとかそういう旅ではないですが、ダンスが大好物!って感じることのできた旅でした。
僕の場合は今でもその気持ちは加速しているというか、ダンスで世界を旅するなんて、あのときは想像もしていなかったけど、好きな事を思い切りやって諦めなければ夢は叶うし、想像以上に素敵な事や面白い事が起こっていくと思ったので、ニューヨークではキュンとしていました。

■これからの『DANCE EARTH』について聞かせて下さい

この作品の旅の後にも「世界一幸せな国で踊りたい」と思い、国民の80%が幸せだという、ブータンに行ったんです。どんな踊りやビートがあるのか全然知らなかったんですが、「世界一幸せな国には世界一幸せなダンスがあるはずだ」と思って(笑)。そこからまた7カ国の旅をして、ダンスは世界を変えられるっていう思いを「DANCE EARTH 〜change the world〜」っていうDVDブックにしました。

世界中のリズムを全部乗りこなすまでこの旅は続けようと思っていますが、
世界を旅すればするほど、日本を見つめ直す機会となり、「実は日本には世界中のどの国より踊りが溢れている」っていうこに気づいたんです。これからはそのことを世界に発表していきたいので、「DANCE EARTH JAPAN」という活動をしてきたいと思っています。日本には昔から神話などにもあるように八百万の神といって、全てのものに神が宿っているという素晴らしい教えがあり、だから日本人は何事にも感謝を忘れず、自然に対しても感謝をしてきた。今の時代、少しその意識が薄れてきているかもしれないと感じていることもあり、踊りながら思い出して行きたいと思っています。是非、九州のおもしろい踊りや祭りがあったら教えて下さいね。

■最後にご挨拶

本日はお忙しい中、『DANCE EARTHーBEAT TRIPー』を観に来て頂き、ありがとうございました。
普段、ライブとかではこうやって話す機会もないので、みなさんと近い距離でお話できてうれしかったです。これからも、みなさんと一緒に踊れるような場を作っていきたいと思っているので、またどこかで会いましょう!ありがとうございました!