この度、大ヒットを記録した中村航のロングセラー恋愛小説「100回泣くこと」が実写映画化され、6月22日(土)より全国ロードショー致します。4年前のバイク事故で記憶の一部を失った主人公・藤井(大倉忠義)と、余命を宣告された恋人・佳美(桐谷美玲)のあまりにも切なく美しいラブストーリーです。
 本日、原作「100回泣くこと」(小学館刊)の著者:中村航と、本作の脚本家:高橋泉による、中村航のファンを迎えたトークショーイベントが行われました。原作者と脚本家の映画化に至るまでの「秘話」も語られた。
イベント後半のティーチインでは、ファンの方からの著書にまつわる質問もあり、小説ファンには最高の愛好のイベントとなった。

◆日   程: 5月30日(木) 
◆場   所: 都内試写室
◆登 壇 者 : 中村 航(43)、高橋 泉(39)

【中村 航】
 映画化の話を聞いたときは、正直うれしかったですね。結構前にオファーを頂いていたんです。
(高橋泉と初めて会ったときの印象を聞かれて)脚本を先に読んでいたんですけれど、実際に会ったら、男性の方で驚きました。(笑)。(実際に映画化した作品を見て)ハワイのシーンがあるんですけれど、小説の中ではハワイの事は少し触れているだけだったので、いざ映像になると、こういう風になるのか、と思いました。今回の主演の大倉忠義さんは、初めは正直あまり知らなかった。でも、この映画を見た後、テレビとかに大倉さんが出ていると、不思議と「好き」になってくるんです(笑)太鼓が上手すぎますよね、僕も昔太鼓をやっていたので、一度挑戦しに行こうかと思いました(笑)。桐谷さんには、現場でお会いした時に、「超かわいいですね!」って正直に言ってしまいました。原作にもある“解熱の舞”を主人公の藤井が躍るシーンがあるんですが、今回映画の中では大倉さん(オリジナル)の解熱の舞が見れますよ。

【高橋 泉】
 最初、脚本を書き始めたとき、割と小説に忠実に書いていたんです。でも、この手の小説は、映像化しても小説には勝てないと思って、恋人の記憶を失ってしまう、という設定を加えることにしたんです。しかし、小説の中で描かれている主人公:藤井と、恋人の佳美のチャーミングな関係は崩しちゃいけない、と思いながら書きました。実際に現場へ行ったとき、大倉さんがかっこ良くて、思わず「きれいな顔してますね」って話しかけたら、恥ずかしがってましたね(笑)大倉さんは、あまり慣れていない感じも、主人公:藤井のイメージにぴったりで、違和感は全くありませんでした。桐谷さんは、現場で演技を見て、佳美という女の子がのもっているものを感じました。映画の中のシーンでは、バイクの修理をしながらプロポーズをするところが好きなんです。見ているみなさんも、ニヤっとしちゃうんじゃないでしょうか。