インド映画歴代興収ナンバーワン『きっと、うまくいく』がついに日本公開、大ヒットスタートとなりました!これを記念し、本作の字幕監修を務めた、いとうせいこうさんと、ミュージシャンのBoseさんをゲストに迎え、トークショーを行いました。

<概要>
●日時:5月25日(土) 16:15イベントスタート 
●場所:シネマート新宿
●登壇者:いとうせいこうさん(作家/クリエイター)、Bose(ミュージシャン/「スチャダラパー」)

インド映画歴代興収No.1、さらにはスピルバーグ監督やブラッド・ピットが大絶賛した話題の感動作『きっと、うまくいく』が遂に日本公開。なんと、公開2週目には全国の上映劇場で満席立ち見続出!さらに、映画レビューサイトでも、常に90%以上という驚異の満足度を記録するなど大ヒットスタートとなった。
本イベントでは、本作の字幕監修を務めたいとうせいこうさんと、本作を大傑作と称するBoseさんをゲストに迎え、本作の日本大ヒットの秘密を探りながら、映画の魅力を語った。

<劇中で出てくる「うまーく、いーく」という言葉について>
Bose「『うまーく、いーく』と、伸ばしたのは、せいこうさん?」
いとう「そう。したコメでは、コメディ要素を出したかったので、『全てよし』にかけて、『すべってよし』にしたんだけど、自分が悩んでる時に、もっと落ち着く言葉はなんだろうと思って考えたのが、『うまーく、いーく』だったんだ。だから、みんなも自分に希望が持てるような気持ちで観れるんじゃないかな。」と映画のキーワードの誕生秘話が明かされた。

<この映画のどこが好きか?>
Bose「青春とか友達との思い出とかに加えて、人生の大きい流れも織り交ぜていて、気持ちいい!あと、インターミッションいれてほしい!『この後どうなるの!?』ってお茶を飲みながらお客さん同士で話したくなる!それも楽しめる要素ですよね。」
いとう「社会的にネガティブな要素も描かれているが、それが、いま自分がぶつかっている問題と繋がって、『この映画のようにすれば、なんとかなるかも!』と思わせてくれるところかな。あと、いろんな要素が入っていて、それが全部楽しめる。他の作品を観ると、逆に物足りなくなっちゃうんじゃない?」
Bose「そうですね!すごくいいシーンなのに、『なんでここで踊らないの!?』ってなっちゃいますね!」

<全国の劇場で満席続出、さらには20代〜80代という幅広い層に支持されています。
どうして、ここまで日本中の人々に受け入れられるのでしょうか?>
いとう「この映画って、“映画のもと”になっていると思う。みんなで楽しめるでしょ。東京ドームでやっていいと思うよ!」Bose「それいいですね!みんなで一緒に泣いたり、笑ったりするのって、楽しいですもんね〜」
いとう「みんなで映画を観ることが、みんなで映画をつくることになる。最近は、DVDが普及して気楽に家で観ちゃえるけど、この作品は、『映画ってライブと同じで、みんなで観るものなんだ』ということをわからせてくれるんです。それをみんなが自然と気付いているのかもしれないですね。」

<最後に、メッセージ>
Bose「こういうコメディ映画は、みんなが同じ空間で、一緒にガーっと笑って、ガーっと泣いて、楽しんでください!」
いとう「この映画は、口コミで広まっていますよね。自分たちの判断で映画を観るという流れに戻ってきたんだと思います。もっともっと、たくさんの人々に、映画館でこの作品を観てもらえるように、自分たちでヒットさせましょう!映画もこれで変わっていく。きっと、うまくいく!」