本作は、中田監督自らが「中田ホラーの集大成」と称し、脚本家とともに紡ぎだしたオリジナルストーリー。日本中にあるありふれた景色でありながら、同じ形の建物が並ぶ奇妙さ、隣に誰が住み、何をしているか分からないという不気味さを併せ持つ空間・団地。その団地を舞台に、現代社会で多くの人が抱える「孤独」が呼び寄せる恐怖の連鎖を描きます。

また、監督がヒロインに選抜したのは、女優としての活躍が期待される前田敦子。更に「相棒」でシリーズ史上初回最高視聴率を叩き出した実力派俳優・成宮寛貴をW主演の相手として指名。
日活の100周年記念作品として製作され、すでにロッテルダム国際映画祭、ジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭、ウディネ・ファーイースト映画祭、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭への正式招待が決定するなど世界からの注目も高まっております。

そしてこの度、いよいよ公開初日を迎え、日本で舞台挨拶を行ったのち、『リング』が当時の日本映画の興行記録を塗り替えた台湾に飛び、初日となる5月18日に台湾で舞台挨拶を行ってまいりました。

【映画「クロユリ団地」台湾イベント 舞台挨拶】
<日時>5月18日(土)20:00〜
<登壇者>前田敦子さん(21)、成宮寛貴さん(30)、中田秀夫監督(51)
<場所>Showtime Cinema
<来場者数>現地マスコミ:50名/一般客:500名

●Q:
今日はこうして、たくさんのファンが来ていますが、いかがですか?

●中田秀夫監督:
今回、台湾に来るのは3回目になりますが、こうして映画を観終わったお客さんが盛り上がってくれて嬉しいです。

●Q:
空港でのファンの歓迎、そして先ほど行われた会見を経て、台湾に対しての印象はいかがですか?あと、お腹は空いてますか?

●成宮寛貴さん:
お腹は空いてます(笑)
何がいいかな?皆さん何がおすすめですか?
(客席から、飲茶、小龍包などの声が上がる)
飲茶はすごい好きです!あと、小龍包は「食べよう」って、さっき裏で言ってました(笑)。
台北に降り立った瞬間から、今まで、ここまで温かく迎え入れてくれると思っていなかったので、今回この『クロユリ団地』で台北に来れたことをとても嬉しく思います。

●Q:
劇場ロビーに前田さんのファンの方々から、とても大きい花が贈られていましたが、いかがでしたか?

●前田敦子さん:
すごい大きい素敵なお花をいただいて、ありがとうございました。
あとでTwitterにもアップしたいと思います。みなさんの愛をすごく感じました。ありがとうございました。

●Q:
今回はかなりハードなスケジュールだったと思いますが、台湾に来てみてどう感じましたか?

●前田敦子さん:
『クロユリ団地』は今日公開日でしたが、以前から「行きたい」というのを言っていたので、今回実現することができてとても嬉しかったです。
昨日は楽しみで眠れませんでした(笑)。

●Q:
それでは最後に3人からメッセージをお願いいたします。

●中田秀夫監督:
みなさん、映画はどうでしたか?
どこが怖かったですか?
悲しかったりもしましたか?
(客席から、ミノルが怖かった、あっちゃんが1人で寂しかったとの声が上がる)
わかりました、ありがとうございます(笑)。

●Q:
ミノル君はいないんですか?

●中田秀夫監督:
(胸ポケットに入れてあった、ミノルのぬいぐるみを手にし、裏声で)
僕、ミノル。今回は来れなかったけど、次は来るね。
(客席から、拍手と歓声と笑いが)

●前田敦子さん:
また台湾に来たいです!皆さんのこの歓迎は映画が楽しかったというテンションと思っていいんですよね?
(客席から拍手)
皆さんが温かくてとても嬉しいです。映画を面白いと思ってくれたら、また2回目3回目、それぞれ違う感情で見れると思うので、色々な楽しみ方をしてみて下さい。

●成宮寛貴さん:
今日はお忙しい中、集まってくれてありがとうございました。
俳優として、こうして国を超えて台北にいれるということを幸せに思っています。
皆さんは日本好きですか?
あっちゃんのこと好きですか?
(客席から歓声が)
ありがとうございます(笑)。

今回この『クロユリ団地』という映画ができました。団地という場所が舞台になっているので、皆さんも身近に感じてもらえたと思います。
劇場でみて、そのあとDVDでみても怖いと思います。
また、この映画を愛してもらえたら、僕たちもまた台北に来るチャンスができると思います。今日はありがとうございました。

※最後にファンの皆さんと客席バックでフォトセッションも行われ、客席の方を振り向くと、「あっちゃん」「なりー」と大きな歓声が。
会見同様、客席と一体となった温かい舞台挨拶となりました。