BeeTV恋愛ドラマシリーズ待望の最新作
恋愛オムニバスドラマ『最上のプロポーズ』配信決定

 ドラマ『最上のプロポーズ』は、“花を贈ると必ず幸せになれる”と噂になっているフラワーショップ【マリエッタ】を舞台に、“初恋”、“一目惚れ”、“奇跡を信じる恋”、そして“恋の修復”をテーマに、それぞれ幸せを信じる4人の男たちのプロポーズにまつわる物語を追った恋愛オムニバス作品となっております。
 主演は、向井 理、斎藤 工、金子ノブアキ、小出恵介といった人気と実力を兼ね備えた豪華俳優陣が務め、“プロポーズ”に向かう男性の複雑にかつ繊細に揺れ動く感情の機微を、熱演しております。
 監督には「EUREKA」(2000)「東京公園」 (2011) など、国際映画祭で2度の受賞暦を持ち、世界的に活躍する
青山真治を迎え、自身初の恋愛オムニバス作品に挑戦しております。「愛する人の幸せを心から望んでいる男たちが、本当の愛情に至るまでの道を描きました」と監督が語る通り、男たちのまっすぐな愛情を描いた本作は、女性の誰もが共感し憧れる、まさに”最上のプロポーズ”に心奪われる珠玉のラブストーリーとなっております。
 さらに、主題歌は東方神起が“ウェディング”をテーマにした楽曲「Wedding Dress」を本作のために書き下ろしで提供。美しいメロディが本作に”花”を添えております。

◆Episode 1 『スノウドロップ』より
斎藤 工コメント

直球の恋愛、プロポーズに至るまでの女性目線のお話を避けてきたわけではないですが、
今まではストレートな恋愛ドラマをあまりやってこなかったので、そういうところをそぎ落とす作業が必要で大変でした。『スノウドロップ』は勘違いやもどかしい感情のほつれが、決してファンタジーじゃなくて、リアルの中でのラブストーリーとなっていますので皆さんの日常・現実と照らし合わせて、他の3部も含めて楽しんでください。

◆Episode 2 『アイリス』より
金子ノブアキコメント

ちょっと変わった科学者のエピソードにキャスティングしていただいたんで、髪も伸ばしてこのルックスを生かして、どうチャーミングな不器用なところをどう出せるかというところを楽しんでました。
こういったキャラクターをやるのは初めてだったので、共演のムロ(ツヨシ)さんに全幅の信頼を置いて、どう色味をつけるかアクを出すかを意識してました。
僕の話は甘く切ない内容ですが、素敵な台詞に良いシーンが満載でお贈りできると思いますので期待してご覧ください。

◆Episode 3 『ブルーローズ』より
小出恵介コメント

僕の話は、わりと特殊な状況で非現実的ですが、4つの中で一番物語的だと思います。
ハッピーエンドではない、ブルーローズの名にふさわしいキューンと冷たい気持ちになるような話です。
カメラマンの仕事をしていて、たまたま出会った被写体に一目ぼれをして、追いかけて、相手が病に伏せても勝手に見舞いに行って尽くして、相手が目覚めたときには「僕がそばにいるよ」と愛し続ける、想い続けるというのは本当にすごいなと思いました。最後も自分ではない人を投影されているのにそれに応えるというのはなかなかいない人ですよね。4つの多様な、理想のシチュエーションでのプロポーズに酔いしれてください。

◆ Episode 4 『ウェディングベール』より
向井理コメント

フリーの作曲家の役は初めて演じましたが、今回は仕事をしているシーンより、奥さんとのやり取りが中心に描かれているので、あまり職業を意識しすぎずに奥さんとの関係やバーのマスターとのお芝居を通して、青児がどういう人なのか探りながら演じました。
この作品は4つのストーリーからなるオムニバス恋愛ドラマで、4人それぞれまったく違うシチュエーション、相手、告白の仕方が描かれています。好きな人に告白する、という点は皆同じですが、僕の場合は離婚危機にある夫婦を演じています。4人それぞれのプロポーズを比較しながら見るのも楽しいと思います。女性は理想のプロポーズのされ方を見つけたり、男性はこんなプロポーズの仕方があるのかと勉強にもなるかと思いますので是非ご覧ください。

◆青山監督コメント

・エピソードごとでの印象や撮影で苦労した点
 1話は、まず雪かな。いつまで続くのだろうと思いましたね。雪ふらしのシーンが大変なのは十分わかっていて、
最初に一番の苦労がきたので「いきなり山場ですか」という面白さはありましたね。
 2話は、撮影の順番としては最後でしたがこれは各キャラクターが濃くて、もうすこし普通な話になると思ったので
すが、J俳優さんがめちゃめちゃ面白かったからああいう話になりました。苦労というと、しいて言えば、海外から取り寄せた、1台しかない小道具を壊したら最後という状況がありまして、それはしびれましたね。この小道具は乗り物なんですが日本ではまだ乗れる人間が2人しかいない、そういう意味では非常に貴重な映像資料といえますね。(笑)
 3話は、浅草ですね。ナイター撮影が恐ろしかった、通行客に対しての配慮の部分でこれはこれでしびれましたね。
ただ、俳優の方々との仕事がとてもスムーズで、本当に助かりました。そういう意味では苦労はほとんどなかったで
すね。
 4話は、花屋がメインロケセットでしたがそこが狭くて、後半部分でもう撮りようがなくなってきて、毎回、毎回、同じ
やり方で撮るしかないということはありましたね。頭を抱えていました。シナリオの構造上、花屋の目の前に2階の喫
茶店が必要で、こんなロケは東京・関東にはないと思ってたのですけど、意外にも僕の家から15分くらい自転車で
行ったところにあって、そこがないと成立しなかったのですが、いとも簡単に見つけられたのは面白かったですね。

・各話の主演俳優さんへの印象はいかがでしたか?
 斎藤くんは、ものすごく真面目な、真剣な、すごく取り組み方がストレートな方。
でも内部に熱いもの、ワイルドな感じを秘めているのがとても魅力的でした。
 金子くんは、チャレンジャーですね。相対しているものに向かう姿勢がものすごく前向き。
あの長い台詞を覚えてきたのは見事としか言いようがなかった。現場に立ったら、役に入っているものとして出来てた。
 小出くんは、「この人は芝居が好きだな」と。
本当に芝居をやっていることが好きで目の前で、どうしたらいいの?と聞いてきて演出家と自分という関係をものすごく重要視してくれて、そこから自分がなにかを出すのが大好きな人ですね。斎藤さんの真剣さとは、
反対の真剣さがありますね、見える意思の小出くんと、見えない意思の斎藤くんのように。
 向井くんは今、日本一スーツが似合う男として僕の中では定番になっていますが、とにかく自分の見せ方をすごく
良く知っている人ですね。無意識のスピードでそれを作れるという、天才肌の方ですね。ただ、器用なだけではない
自分の中にあるハードルを設けてそれをクリアしていく、あまり出会ったことのない天才肌のタイプだと思いました。

・今作の4つの恋愛を一言で表現するとしたら
 斎藤くんの役は、初恋の人とうまくいくかいかないかというよりは勇気ですよね。自分の臆病さを乗り越えていくというのがテーマだったと思います。
 金子くんの役は、猪突猛進してもうまくいくことがある偶然性みたいなね。
 小出くんは、ひねくれ者の恋ですからね。ひねくれた奴の中にもまっすぐのものがあるという話ですし。
ただ、実は向井くんの回も同じなんですよ。小出くんは儚くも散っていくけど、これも同じようにひねくれたもののまっすぐなところをもった奴が上手くいく話。だから、結構、主人公の立場は近しいけど、結末が違う。

・共通しているところはありますか?
この話は、全部、恋に落ちると自分が、ああしたいこうしたいじゃなくて、相手の幸せを望むという流れになっていると思うんです。相手をどうすると幸せになるのかと考えている人たち。自分を捨ててでも、自分と上手くいかなくても、
幸せになってほしいと思っている人たち。ただ、最終話でそれを一歩乗り越えて、一緒に幸せになるというメッセージ
が出てくる。奉仕の気持ちが、やがて本当の愛情に至るそういう道を描いているのかなと思います。

・ご自身は作品の中でどの人物に一番近いですか?
 金子さん?いや、あんなクレイジーじゃないな。(笑)
もしかしたら向井さんが演じた森本役に近いかな。普段、妻のことを考えずに仕事をしている感じが似ています。
だから、伊藤さんが演じたあずさ役のような性格だと、僕も同じように破綻していますね。時々、ハッと気づいてイカンイカンと思いますけど。その後は僕みたいなきちんとした大人に、森本もなっていって欲しいですね。(笑)

・もし監督が女性にプレゼントするとしたら贈る花はなんですか?
 新婚当時、よく一輪の花を買って置いていたんです。そしたら、妻に「無駄だからやめろ」って言われてそれ以来は
買ったことはないすが、音楽などと同じでインスピーレションで選びますね。僕は全てのことにそれで動くからね。

・視聴者へのメッセージ
 とてもかわいらしいお話が4つ並んでいます。とても愛らしい女性たちとその女性たちにプロポーズする格好良い男性が描かれています。男性にも女性にも感情移入できると思います。
けっこう切ない話も、とっても笑える話もあります。是非、最後までお楽しみください。