“靴と女性の魅惑の関係”に迫った、世界初のドキュメンタリー映画 『私が靴を愛するワケ』 が、5月11日(土)より、新宿武蔵野館ほかにて公開となります。
この度は、本作の公開を記念して自らも数多くの靴をお持ちで、靴への愛に溢れる叶姉妹のお2人をお招きしてのトークイベント付き試写会が開催されました。コート・ダジュールの太陽をイメージしたというセクシーな衣装で登場されたお2人が靴についての愛を語るトークに、靴好きという条件で集まった会場のお客様は目を輝かせながら聞き入られていました。また、イベント終盤ではお2人のコレクションからお客様へのプレゼントも行われ、当選された方は、この日に履いてきた自らのお気に入りの靴以上にその靴を大切にすると喜びで一杯の様子でした。
また、お2人は現在話題となっている、アリタリア航空をイタリアに行かれた際に使用されており、盗難の被害にもあわれてしまった事があるそうです。

■日 程:5月6日(月) トークショー開始18:30〜
■場 所:シネマート六本木 スクリーン4 (3F) 
(港区六本木3-8-15)
■登壇:叶姉妹【叶恭子さん、叶美香さん】
    伊藤さとりさん(進行)

伊藤:本日も素敵なファッションで、お越し頂いてますが、本日のファッションのポイントはどこですか?
叶美香:エスカーダのドレスなのですが、姉のコーディネイトで、形違いとなっているサンシャインをイメージした色になっています。
叶恭子:コート・ダジュールの太陽をイメージしました。
伊藤:靴についてはいかがですか?
叶恭子:今日はクリスチャン・ルブタンの靴です。深いくりで指の谷間が、胸の谷間のようにみえてセクシーなんです。
叶美香:私はフェラガモの靴で、いつも斬新ながらも履きやすい所が特徴です。ブーツスタイルだったのですが、ドレッシーな服にも合いますね。
伊藤:靴好きにはたまらないこの映画、『私が靴を愛するワケ』をご覧になっていかがでしたか?
叶恭子:3回も観てしまいました。出てくる中には持っている靴もありましたし、靴を愛する人の考えに触れられて良かったです。
叶美香:まるで姉のドキュメンタリーを観ているようでした(笑)姉の場合はコレクターというか、純粋に靴が好きなんです。
伊藤:靴がお好きという事ですがお2人は何足くらいお持ちなのですか?
叶美香:この映画に出てくるようなハイヒールだけで、だいたい3,000足ぐらいでしょうか。それ以外のフラットシューズなども合わせると、倍ぐらいの数になりますね。なので、シューズルームがあります。
伊藤:ハイヒールについてのこだわりはいかがですか?
叶恭子:ハイヒールは履かなくても構わないと思っています。ピンヒールやニードルヒールなどは見て楽しめます。

伊藤:履けないものも買われるんですか?
叶恭子:靴にはアート的な価値もあると思っていますので、サイズが合わなくても購入しています。男性が3台目のフェラーリに憧れるような感覚だと思います。
伊藤:ブランドのトレンドにも敏感でいらっしゃいますよね?
叶恭子:もちろんです。フェラガモのF字ラインが 出た時などは、あまりに美しくてお花を飾ったりしました。

伊藤:何かお買い物のときのエピソードはありますか?
叶恭子:買い物に行くと、靴がわたくしに「あなたのために生まれてきたの」と語りかけてくるんです。
叶美香:姉は「これ?」という意外なものを選んだりするのですが、それが後々トレンドになったりする事もあります。

伊藤:似合う靴を選ぶ際のポイントはありますか?
叶恭子:ポイントというよりは、好きなデザイン性の物を見つける事が大事です。
叶美香:個人的には履ける靴を選んでいます。また、「靴を履く時には背筋で履きなさい」という姉の教えがあるんです。
叶恭子:背中が丸まっていると、体にもよくないんです。姿勢の悪さはヒールを履くことの価値も下げてしまいますし。なので、背筋を意識するのがとっても大事です。

伊藤:たくさんのブランドの靴が作品にも出てきますが、それぞれどんな個性がありますか?
叶恭子:フェラガモだったら伝統と斬新さが共存してますし、ロジェ・ヴィヴィエは好きなデザインが多くて選ぶのが大変です。ルブタンは15センチ以上のヒールを好んで履いてます。ザノッティはデザインや色のチョイスが良いと考えてます。
叶美香:映画にも出てくるダンサーのディタ・フォン・ティースさんとお会いした時は話が本当に盛り上がりました。
叶恭子:曲線に対する美しさへのこだわりが共感しあえるんです。

伊藤:では、最後にこの映画をご覧になる方に、お2人から一言メッセージをお願いいたします。
叶恭子:靴は私の皮膚の一部とも言えます。また、履くだけでなくオブジェやアートとしても愛する事が出来ます。
叶美香:女性の皆様が好きだと感じる事が出来る部分のある作品です。