映画『俺俺』がイタリアの第15回ウディネ・ファー・イースト映画祭にて4月19日(金)22:30(現地時間)より世界で初めてとなる“ワールド・プレミア”上映され、三木聡監督と主演の亀梨和也がイタリアの現地に赴き、舞台挨拶を行いました!
 映画祭の皮切りとなるオープニングフィルムとして唯一の日本映画として選ばれた『俺俺』。過去に三木聡監督の特集上映が行われたことのある当映画祭で、そしてヨーロッパでも人気を誇る亀梨和也の2人のコラボレーション作品を世界に先がけて見ようと、約1200席ある上映チケットを取るため
朝6時から行列ができ、上映が22時30分からと遅い時間にも関わらず、4階まで桟敷席のある場内は満員のお客様で埋め尽くされました!
 上映前に舞台挨拶に登壇。ウディネ映画祭、2度目の参加となる三木監督は「再びウディネに来られてうれしいです」と、亀梨は「ボンジョルノ!ウディネに来られて幸せです」とそれぞれイタリア語で挨拶すると、場内には歓迎の拍手と歓声で溢れ最高潮の盛り上がりをみせました。
 そして、世界で初めてのお客様となる観客と一緒に映画を観賞。オレオレ詐欺をしたことから自分と同じ顔の“俺”が現れ増殖していくというストーリーで、主人公の均が初めて別の“俺”に遭遇するシーンでは場内がハッとし、最大7人の“俺”が同カット上に登場するシーンでは驚嘆の声が上がり、亀梨演じる濃いキャラクターの言動や三木監督独特の間合いに笑いが起こるなど、観客の方々のエキサイティングした反応をダイレクトに感じた監督と亀梨は、強い手ごたえを得た様子で、上映終了後、立ち上がり場内全体に手を振ると、この日一番の盛大な拍手に包まれました。その後、作品に感動・熱狂したお客様たちが二人のところに押し寄せました。二人は感無量の笑顔でお客様と交流していました。イタリアだけでなく世界中から集まったマスコミと観客に囲まれいつまでも熱気が冷めやらぬ夜となりました。
海外映画祭初参加の亀梨和也と、「イン・ザ・プール」(05)、「図鑑に載ってない虫」(07)、「転々」(07)の3作品の特集上映に続く4作品目のウディネ映画祭となった三木聡監督からコメントが届きました。

【亀梨和也(主演)】
楽しかったです。今日は初めてづくしで、そもそも映画祭自体も参加するのが初めてですし、お客様と一緒に映画を観るということも初めてだったので、リアクションが楽しかったです。拍手が起こった時は感動しました。国は関係なく誰にでも楽しんでもらえる作品だと改めて感じました。早く日本の皆さまにも見てもらいたいです!日本の皆さまのリアクションももっと楽しみです!

【三木聡(脚本・監督)】
亀梨くんの人気はウディネでもすごかったですね。俺の数倍はあった(笑)。亀梨の芝居が海外に羽ばたいていきましたね。
亀梨くん、次の作品、また出ない!?(笑)