巨匠・山田洋次とともに“日本の家族”を見続けてきた女性監督が、飼い主のいない犬が置かれている状況を逃げることなく真っ直ぐに描いた、心に残る新たな感動作の誕生です。

そして公開初日にあたり、出演者総勢8名と一匹が集結。
初日に来場していただいたお客様を前に、全員で映画公開への感謝の気持ちを伝えると共に、本作の大ヒットを祈願して舞台挨拶が行われました。

【初日舞台挨拶概要】

実施日:3月16日(土)12:30〜
場所:新宿ピカデリー Screen1(東京都新宿区新宿3-15-15)
登壇者:
堺雅人様、中谷美紀様、若林正恭様(オードリー)、吉行和子様、
近藤里沙様、藤本哉汰様、
平松恵美子監督、宮忠臣様(ドッグトレーナー)、イチ(ひまわり役・犬)

【初日舞台挨拶内容】
MC:
まずは、皆様にご挨拶を頂きましょう。はじめに、7日間の命の期限日が迫る、母犬・ひまわりを助けるため奮闘する、保健所職員・神崎彰司役を演じました、堺雅人さん、お願いいたします。

堺雅人さん:
この映画のお話があった時に、故郷の宮崎を舞台にした映画と聞いて飛びつきました。自分にとって家宝のような作品になったと思います。
皆さんにもそのような作品になって欲しいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。

MC:
ありがとうございます。彰司の幼なじみで、優しく、そして、厳しく、彰司を励ます、獣医役・五十嵐美久を演じました、中谷美紀さん、お願いいたします。

中谷美紀さん:
本当にあたたかい、堺さんの魂のこもった作品になりました。
皆さん楽しみに見てください。

MC:
ありがとうございます。続きまして、映画初出演。
先輩職員・彰司を見て成長していく青年を好演しましたオードリーの若林正恭さん、お願いいたします。

若林正恭さん:
佐々木一也役を持ち前の明るさとハイテンションで演じました(笑)
番組で共演した柴田理恵さんから号泣したという感想をいただいたので、確かに感動出来る映画だと思います(笑)
皆さん楽しんでいってください。

MC:
ありがとうございます。続きまして、彰司の妻亡き後、彰司の子供たちと飼い犬たちを温かく見守る、彰司の母親・神崎琴江役を演じました吉行和子さんお願いいたします。

吉行和子さん:
私は犬が嫌いだったんですが、この映画の撮影を通じて犬好きになりました。
やさしいあたたかい気持ちになるので、楽しんで見ていってください。

MC:
ありがとうございます。続きまして、彰司の娘で、もう一度太陽の下で生きていけるようにと母犬に「ひまわり」と名付ける神崎里美役を演じました、近藤里沙さん、お願いいたします。

近藤里沙さん:
今回は命の大切さを一人でも多くの人に知ってもらえるように頑張りました。

MC:
ありがとうございます。続きまして、動物が大好きで、飼い犬のプリンとココアのお散歩も手伝う、彰司の息子・神崎冬樹役を演じました、藤本哉汰くん、お願いいたします。

藤本哉汰さん:
この作品は僕にとって初めての映画作品でした。
とてもいい映画なのでたくさんの人に見て欲しいです。

MC:
ありがとうございます。最後に、山田洋次監督の助監督を20年間務め、『武士の一分』『母べえ』『東京家族』などで共同脚本としても参加し、日本の家族を見つめ続けてこられました。ついに本作品で初監督を務められました平松恵美子監督、お願いいたします。

平松恵美子監督:
2009年の終わり頃から企画を立ち上げて、とても長い時間を経て、やっと初日を迎える事が出来ました。沢山の人がきてくれて感無量です。
これで私の手を離れていくのは寂しい気持ちもありますが、ここからは皆さんの手でこの映画を育てていただければ嬉しいです。

MC:
ありがとうございます。
それでは、続きまして、私の方からいくつかお話を伺ってまいりたいと思います。
堺さんのご出身である、宮崎県が舞台のお話ですが、宮崎弁での演技、そして、故郷で起こった実話を舞台にした作品にご出演されたお気持ちを教えていただけますか。

堺さん:
宮崎で芝居をするのが夢だったので嬉しかったです。
そうそうたる役者の皆様に、生まれ育ったなまりをしゃべっていただくというのが嬉しくて、こんなにすばらしい響きに囲まれて、育ったんだなという思いがしました。
改めて、宮崎がいいところだという事を皆さんに教えていただきました。

MC: 
ご当地宮崎県では、3月9日に1週間早く先行公開され大ヒットとなりましたが、中谷さんと吉行さんは、慣れない宮崎弁をどのように習得されたのですか?

中谷さん:
事前に練習していったので、自分でもイケてると思っていたのですが、堺先生は厳しくて、監督がいいと言っても、「ちょっと」って言ってくるんです(笑)

堺さん:
実は僕NGは一回ぐらいしかないんですよ(笑)

中谷さん:
この素敵な笑顔でスパルタなんです(笑)

吉行さん:
私も一生懸命練習したんですけど、堺さんとの一緒のシーンが多くて、堺さんの前にいると先生の前にいるみたいでとっても嫌だったんです(笑)

堺さん:
吉行さんの宮崎弁は本当に素晴らしかったです。
本当にこういうお母さんが宮崎にはいるんです。

MC:
若林さんは、映画初出演にして?スクリーンに爽やかなユーモア“を添えられましたが、映画撮影の現場の雰囲気はいかがでしたでしょうか。
バラエティの現場とはどういったところが違いましたか?

若林さん:
堺さんとでんでんさんと一緒にいる事が多くて、よく話していたんですが、二人ともお笑いが好きで、特にスリムクラブが好きだという話をしていました。
残念ながらオードリーは出てこなかったんですが・・・。
撮影はお笑いの現場と違って、スタッフの笑い声が入らないないので、何をやってもすべってるような感じでした(笑)
とても楽しかったです。

MC:
近藤さんはお父さん役の堺さんとの演技は、どうでしたか?

近藤さん:
最初はすごく緊張したんですが、堺さんがすごく優しく接してくださったので、自分が思う里美を演じる事が出来ました。

MC:
藤本くんは、「ひまわり」の宣伝で、イチちゃんに会いに、北海道稚内市に行かれたと聞きました。初めての稚内はいかがでしたか?

藤本さん:
稚内は初めてで、雪がふかふかしていました。
僕はとても寒かったんですけど、イチは寒くないのかなと思いました。