年明け、1月19日(土)より公開となる、映画『アルマジロ』。本作は、アフガニスタンの最前線アルマジロ基地。国際平和活動(PSO)という名の下に派兵されたデンマークの若い兵士たちに7ヶ月密着撮影を敢行したドキュメンタリー映画です。

野田総理大臣の突然の解散宣言により明日12/16(土)行われる、衆議院の解散総選挙は、自民党が公約に「憲法改正により自衛隊を国防軍として位置づける」と掲げるなど、今回の総選挙において国防の問題は、原発問題やTPP参加の是非、増税問題に加え、非常に重要な争点となっています。

公開に先立ち、総選挙直前緊急企画として映画『アルマジロ』の先行上映会+ディスカッションイベントが開催されました。

【参加者の意見】(アンケートより抜粋)
◆70代・男性
日本には徴兵制度が復活し、若者が軍隊に入るような状態になると、日本の未来はないと思う。この映画を多くの人に観てもらいたい。

◆40代・女性
国連平和維持活動は正義なのか?安倍晋三は、「子どもたちに何が正しいか正義なのか、それを植え付けていく」と言ったことに重なった。正義を道具にしようとしている政治家に怒りを感じる。

◆40代・男性
めずらしく感想がない。ただ空虚さが残るのみ。憲法九条の改定の先にあるのがこの空虚だけならば、やはり止めたほうがいい。

◆50代・女性
「教育」問題は根底問題ですね。ディスカッションを聞いて、心からそう思います。背中がゾッとしました。明日の選挙恐ろしいです!

◆50代・女性
欧米が乗り込んで介入している戦場も、そうではないアフリカ域の内戦も同じではないかと呆然とした。そこで「人間らしさ」を失わせるシステムが作動する様子がリアルに伝わってきたと思う。息子や孫たちを加害者には絶対させまいという思いを新たにした。

◆30代・女性
キレイ事を言えば「戦争はいけない」という事だ思うけど、人の命を守るために必要なら、仕方ないと思う。

◆30代・女性
紛争地域には誰かの援助が必要である。日本も「軍隊を持たないから」とは言えない。

◆20代・男性
村人、現場の兵士、(デンマーク)母国の一般の人らの「戦場」の捉え方が全く異なっていたのが印象的だった。

◆20代・女性
『アルマジロ』を観て讃える戦争なんかないことを皆に知って欲しいです。