隠岐諸島の大自然を舞台に、古典相撲を通し、島とともに生きようとする家族を描く、珠玉の感動作、映画「渾身KON-SHIN」。島根を舞台に「白い船」、「RAILWAYS〜49 歳で電車の運転士になった男の物語〜」を世に送りだした錦織良成監督が、人の心の優しさを描いた最新作!隠岐諸島をあげての全面協力のもと、20 年に一度の遷宮相撲を完全再現し、島に暮らす人々の強さと心の温かさを、まさに“渾身”の想いで描き出しました。
この度、全国公開に先立ちまして、本日、島根、鳥取での先行上映初日舞台挨拶行いました。伊藤歩さん、青柳翔さん、錦織監督ら、ロケ地となった島根の皆様と、共に大変盛り上がった舞台挨拶となりました。

■日時:1月5 日(土)11:20 開始
■場所:Tジョイ出雲(島根県出雲市大塚町650-1)
その後、ゲストは山陰地区の公開劇場2館でも舞台挨拶を実施しました。
⇒松江東宝5(島根県松江市東朝日町151)、MOVIX日吉津(鳥取県西伯郡日吉津村日吉津1160−1)
■参加者:伊藤歩、青柳翔、錦織良成監督 以上 敬称省略

○伊藤さんご挨拶
(主演の多美子役を演じる上で)地方で生きる女性をどう演じるべきかヒントになればと思い、撮影中ずっと島根の女性を観察していました。朗らかで温かく、常に男性を立てている姿が印象強い島根の女性たち。でも、とても強く見える島の男性たちが、何か重要なことを決めるここぞという時には「母ちゃんの一言がないと、うちは動かんけん」といっていたのをみて、本当に強いのは女性たちなんだな、そんな強さって素敵だなと思いました(客席の女性陣が大きくうなづく)。

○青柳さんご挨拶
英明という役のお話をはじめて頂いた時、僕のこの体型で相撲をやっていいのか?!と正直思いました。しかし2 ヶ月に渡り稽古をし、隠岐諸島にロケで入り、地元の力士たちにも会い、だんだんと気持ちも入っていきました。汗まみれで、塩をいっぱい浴びて、僕のつけた回しはまるで、<漬物>のようになりました(笑)。この会場にも(仲間が)来てくれていますが、今でも一緒に飲んだりしていて、これからもずっと付き合っていきたいと思っています。たくさんの出会いに感謝しています。

○錦織監督ご挨拶
現代の私たちの生活にはモノが溢れています。島の生活には、ないものもたくさんあるのですが、昔から変わらずあるものを生かしていく生活はとても美しいと感じます。今回そんな隠岐諸島に残る古典相撲を題材にした映画です。