12月15日(土)公開の「グッモーエビアン!」が、第25回東京国際映画祭にて特別招待作品として上映が行われ、上映日である本日、山本透監督をお呼びして舞台挨拶を行いました。

【日時】 10月21日(日)17:15〜
【場所】 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン5
【登壇者】 山本透監督

Q:挨拶をお願いします

みなさん、お忙しい中、今日はありがとうございます。
スペシャルゲストもいなく、自分一人ですみません。今日はよろしくお願いします。

Q: 本作では、元パンクロッカーの母、アキ役に麻生さん、超・自由人、ヤグ役に大泉さん、そして、2人とは対照的でまじめな中学生ハツキ役を三吉彩花さんがそれぞれ演じていらっしゃいますが、3名のキャスティングの経緯や印象をお聞かせください

大泉さんはヤグという役名なんですが、特技が物々交換なんですね。本当に明るい役なので、大泉さんの明るさが欲しかったんです。麻生さんは一人で力強く生きている母親役なんですね。清楚な役が多い麻生さんが、パンキッシュな役なので、普段の麻生さんじゃないところが見たいと思いました。三吉さんは、中学生を何人かオーディションをした時に、見かけの美少女ということろだけではなく、真の強いところがハツキにピッタリだと思いました。

Q: 特にこだわったシーンや演出を教えてください

バンドシーンなんですが、自分自身も以前バンドをやっていて、アイコンタクトをするとか、日本のバンド映画ではあまりないなと思っていまして、大泉さんと麻生さんには、そういうところを何度も何度も注文して、撮り直して挑んでもらいました。

大泉さんには、ザ・クラッシュやセックスピストルズから、ブランキージェットシティまで、昔のイギリスバンドから日本のロックバンドまで、幅広く映像を渡して観てもらいました。大泉さんはロックを全然知らなかったので、マイクスタンドの持ち方や、ジャンプの仕方を教えた時に、「こんなに飛ぶんだ!」とビックリしていて、「僕の喉はガラスでできているので、こんなにがなったら喉が潰れます」と言われました(笑)

細いパンツを履いて欲しいので体を絞ってくださいと言って、頑張ってくれたんですけど、最初にカレーのシーンがあって、体型を戻ってしまいましたと言われました(笑)麻生さんはギターを持ったこともない、ロックを聴いたことがないと、大泉さんと同じことを言っていたんですけど、僕のこだわりで、とても女性に扱いづらいグレッチという黒いギターを渡して、しかも「とにかく低く持って振り回して欲しい」という要望にも応えてくれました。

Q:3人の仲が良いところがが映像に出ていましたね

最初は硬さがあったんですが、やればやるほど自然に家族になっていました。最後の方はいつも撮影しているアパートにスタッフが入る時、そこに「お邪魔します」と言って入るぐらい、本当の家族のようでした。

Q:麻生さん、三吉さんを笑わせて欲しいと、大泉さんへお願いしたそうですが

エンドロールに出てくる場面なんですけど、お芝居以外の本当に笑っている顔を撮りたくて、麻生さん、三吉さんは何も知らないところへ、大泉さんに入ってきてもらって、笑わせてもらいました。ファンにはわかるある方の物まねをしてもらっていますので、楽しみにしてください(笑)