日本の南、東京から約2,000km離れた石垣島から、あなたのおなかを満たしてくれる美味しい映像、心を満たしてくれる温かな夫婦の物語『ペンギン夫婦の作りかた』が、いよいよ10月20日(土)より公開となります。
流行語にもなった大ヒット商品「食べるラー油」の原点である“辺銀食堂の石垣島ラー油”を生み出したのは、自由に楽しく生きる南の島のペンギン夫婦と二人を取り巻く<優しい>気持ちの数々。
食べるラー油誕生の秘話を、2011年第85回キネマ旬報ベストテン 助演女優賞 (『八日目の蝉』『RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ』)の小池栄子と台湾の人気俳優 ワン・チュアンイーが演じます。 

本日、主演の小池栄子さんのほか、深水元基さん、そして映画のモデルとなった実際の夫婦である【辺銀夫妻】、平林克理監督が登壇し、初日舞台挨拶を実施致しました。

■日程:10月20日(土)
■会場:ユナイテッド・シネマ浦和/ユナイテッド・シネマ豊洲/川崎チネチッタ
■登壇者:小池栄子、深水元基(ふかみ もとき)、平林克理監督
     辺銀暁峰(ぺんぎん ぎょうほう)、辺銀愛理

映画の公開を迎え、関東3劇場をまわり初日舞台挨拶を行いました。
映画上映終了後、小池栄子さん、深水元基さん、平林克理監督が登壇すると女性やご夫婦など映画を観た観客からは暖かい拍手が贈られました。
この日小池さんは鮮やかなグリーンのエスニック風ドレス姿を披露し、会場を魅了していました。
さらに映画のモデルとなった辺銀暁峰さん、愛理さんも駆けつけ、初日を迎えた喜びを語りました。

ユナイテッド・シネマ浦和では、監督の入籍の話題で盛り上がり、監督が恐縮する場面もみられ、終始和やかな雰囲気に包まれた舞台挨拶となりました。

【ユナイテッド・シネマ浦和での舞台挨拶内容】

MC:それでは、ゲストの皆様から
初日をむかえての心境を一言ずついただきたいと思います。

小池栄子さん:こんにちは、小池栄子です。
今日無事に初日の幕が開けることが出来て、本当に感動しています。
皆さんに観ていただいてこそ映画の意味があると思いますし、本当の意味で完成するものだと思っています。今日はよろしくお願いします。

深水元基さん:役人の上原を演じた深水元基です。
今日初日を迎えたことに感動して今胸にぐっと来ています。
よろしくお願いします!

平林克理監督:この映画をこの場所で上映できることを本当に嬉しく思います。皆さんありがとうございます。
今日はよろしくお願いします。

MC:それではお一人ずつお話を伺っていきましょう。
まずは小池栄子さん
実在の人物、辺銀愛理さんがモデルの歩美を演じた感想をお聞かせください。

小池さん:歩美は本当に素敵な女性ですし、現場には愛理さんが度々来てくださっていたので、本当に心強かったです。
歩美がその時何を思っていたかを本人に聞くことが出来たので役を作る上でとても参考になりました。

MC:実際の愛理さんとお会いした印象はいかがでしたか?

小池さん:仕事柄、数々のスターに会ってきましたが愛理さんはその中でも一番オーラがある方で、お二人はキラキラとまぶしい太陽のようなご夫婦という印象でした。
私が受けた印象を、映画を観た方にも感じていただけたらと思います。

MC:石垣島の印象や、おすすめのスポットはありますか?

小池さん:スナックリスボン!(小池さんの即答に会場から笑いが漏れる)
撮影中は美味しくて健康的な差し入れをしてくださいましたし、ママやスタッフさんも本当に優しくて、穴場的スポットだと思います。
この映画は石垣島のみなさんの協力がなければ作れなかったと思っています。
感謝の気持ちでいっぱいです。

MC:ありがとうございます。続いて深水元基さんにお伺いしたいと思います。
共演した、小池さん、ワン・チュアンイーさんの印象はいかがでしたか?

深水さん:撮影が始まってお二人を目の前にしたら、なんかもう「あ、かなわないな。」って思いました。
その時に自分と上原という役がリンクした気がしましたね。

MC:深水さんは、園子温(その しおん)監督のような個性的な監督さんとのお仕事や『るろうに剣心』など話題作にも多数ご出演なさっていますが、平林監督との現場はいかがでしたか?

深水さん:監督は上原という役を本当に熱く語ってくださって、自分もその気持ちに応えようという気持ちで、若干監督に洗脳されながらやらせていただきました(笑)。丁寧に演出していただいたので演じやすかったです。

MC:小池さんは深水さんにどんな印象を持たれましたか?

小池さん:私はチュアンイーさんの事しか見えてなかったので(笑)!
深水さんはお忙しい中、東京と石垣島行ったり来たりで大変そうでしたがとても楽しい現場を作ってくださいました。

MC:ありがとうございます。続いては平林克理監督からお話をお伺いしたいと思います。
原作があるわけでなく、実在の人物、ご夫婦のお話を映画化することになっていろいろご苦労があったかと思いますが、いかがだったでしょうか?

平林監督:原案あっての映画ですが、やはり映画としての盛り上がりや演出も必要となるので、どこまでを映画に盛り込むのか、という点に非常に苦労しましたね。バランスが難しかったです。

MC:平林監督は7月に開催した本作のマスコミ向け披露試写会後に彼女にプロポーズし見事OK!
そして、9月に開催した一般向けの完成披露試写会にあわせて入籍したそうですね。
奥様はこの作品をご覧になってなんとおっしゃっていましたか?

平林監督:入籍できたのはまさに、この映画のおかげです…!
この作品がなかったらどうなっていたことか(笑)。
奥さんは作品に対して人一倍厳しくて、ここで言えないくらいきつい事も言われました(笑)。もう少し優しく言ってくれてもいいのにと思ったりもしますが、僕の事を一番理解してくれている人です。

MC:ありがとうございます。
本日は素敵なゲストにお越しいただいております。
『ペンギン夫婦の作りかた』のモデルとなった御夫婦!
辺銀暁峰さん愛理さんです。どうぞステージにお上がりください。

暁峰さん、愛理さん、ご自身の人生の一部が映画になるのはどんな印象でしたか?映画をご覧になった感想はいかがですか。

暁峰さん:本当に嬉しくて、大変感謝しています!

愛理さん:最初は恥ずかしかったので、ペンギンじゃなくてイルカとかペリカンなど別の名前にしてください!なんてお願いしたりもしました(笑)。でも本当に嬉しいです。

MC:映画をご覧になった後なので、観客の皆さんにご協力いただき、『ペンギン夫婦の作りかた』美味しいシーンベスト1を決定したいと思います。

【以下3シーンの中から“一番美味しい”と思ったシーンを観客の皆さんから挙手をいただきました】

・オオタニワタリという島野菜の炒め物を食べるシーン

・水餃子を食べるシーン

・ジャージャ−丼 を食べるシーン

※会場の7割程が水餃子のシーンに挙手

MC:美味しいシーンベスト1は、水餃子に決定しました!
ご協力ありがとうございます。
監督にお聞きしますが、このシーンの演出でこだわった点などはありますか?

平林監督:ジャッキー・チェンなど、アジアのスターが美味しそうに食べるシーンを僕もやってみたかったので、ワンさんにはあまり色々を注文をせず、いつも通り食べてくださいとお願いしました。

小池さん:本当に美味しかったですよ!カットがかかってもチュアンイーさんとふたりでずっと食べ続けていました。

MC:次は愛理さん、暁峰さんにお伺いします。
この映画を観た方へ伝えたいメッセージはありますか?

暁峰さん:石垣島に来てからの14年間、本当にたくさんの方に助けていただきました。その皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。

愛理さん:この映画を観て、少しでも石垣島を好きになっていただけたら、ぜひ旅行や石垣島の食べ物を取り寄せるなどして、石垣島と繋がっていただけたら嬉しいです。

MC:ありがとうございます。それでは最後に監督、小池さんからメッセージをお願いします。

平林監督:今まで長いこと映画の仕事をしてきましたが、この歳になって映画とは作るだけでなく、観ていただくことで意味を成すものだなと実感しています。この場でその公開初日を皆さんと共有できたが本当に嬉しいです。
本当にありがとうございました。

小池さん:私にとってとても大切な映画になりました。
ご夫婦のこれまでの歩みを、チュアンイーさんと一緒に私も感じさせていただけたことが本当に嬉しいです。
大切な人の手を離さずに歩んでいこうという気持ちにさせてくれたこの映画に感謝しています。本当にありがとうございました。