『ゆれる』『ディア・ドクター』の西川美和監督最新作、松たか子、阿部サダヲ初共演で贈る映画『夢売るふたり』が9 月8 日いよいよ全国ロードショーとなります。
公開2 週間前を切った本日、1300 年の歴史を持つ神田明神にて、主演の松たか子さん、また<騙される女たち>を演じた田中麗奈さん、鈴木砂羽さん、木村多江さんら美人女優と西川美和監督が、それぞれの役柄のイメージに合わせた色味も艶やかな浴衣姿を披露!出演する女性キャスト全員と関係をもつ“超モテ男”役を演じた阿部サダヲさんが映画同様、女性陣に囲まれ、映画の大ヒットと良縁をご祈祷し、全員参加で会見を行いました。

映画『夢売るふたり』大ヒット祈願イベント
【日程】8 月27 日(月) 午前11 時45 分〜
【場所】神田明神(千代田区外神田2-16-2 TEL.03-3254-0753)
【登壇者】松たか子、阿部サダヲ、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江、西川美和監督

1300年の歴史を持つ神田明神・御社殿にて、悪縁を断ち切り良縁が成就するご祈祷を行いました。
ご祈祷では神主の祝詞に恭しく頭を垂れ榊を捧げ持った6人。ご祈祷の後では境内で御社殿とスカイツリーを背景にフォトセッションを行いました。
移動中にキャスト同士が日傘を差し合うなど和気あいあいとした雰囲気の中、会見風イベントがスタート。
5人の浴衣美人に囲まれた阿部さんは「(報道陣に向かって)写真、頂いていいすか?」といきなり記念写真を希望!「こんな神聖な場所で、ちょっとだけいかがわしいことを考えてしまいました」と照れた様子で、「誰が一番好みか?」という報道陣からの質問に対しては「それぞれ(魅力が)違うので…。土日休んだとして、月火水…と毎日入れ替わりで自分の彼女だったらいいのに」とプレイボーイ(?)発言も飛び出
しました。

女優陣・監督からは、阿部さんの浴衣姿について「いいんじゃないでしょうか(松さん)」「詐欺に遭ってもいいかなという感じ(木村さん)」とベタぼめ。監督も「色っぽいですね。『愛のコリーダ』みたい」とコメントすると、阿部さんは「“アベ”だけに…」と、混ぜ返すものの、さらに「阿部さんと共演してどうだったか」について各女優陣が答える場面で「阿部さんとのお付き合いは意外に長いのですが、デビューした当時と印象が変わらないですね。抱いたらスルっと腕から抜け出す日本猫のような…変幻自在にどんな役にもなれるところがトリッキーで、妖怪のようでもある(鈴木さん)」「自分の得意なところで売っていないというか…本当は足が速いんだけれど、そこじゃないところで勝負してくる。“やるな”って感じ(松さん)」と、それぞれが阿部さんを絶賛!阿部さんは「これ(浴衣)、買取りになるんじゃないか、っていうぐらい汗をかいています…」と恐縮至極の様子でした。

「阿部さんは走る姿が美しいんです。子供の頃って、足の早い男の子を好きになったりするでしょ。阿部さんが走っている姿をを見ていると、その時の気持ちを思い出す、“人生で初めて好きになった人”を思い起こすような気がします。阿部さんが、走るだけじゃなく、色んなふうに身体を使って女性と女性の間を駆け抜けていく様を見ながら、何度もそんな思いを持ちました」と、阿部さんの魅力について監督がコメントすると、阿部さんは「人生一番のモテ期(小2)時代は、走るのが早い子がモテてたんです。その頃の自分が残ってるのかな…」と答え、会場を沸かせました。

「これまでで一番“良縁”だったものは?」という質問に対し、松さん、阿部さん、鈴木さんはそれぞれ「夫(妻)」と迷わず回答。田中さんは今回共演した笑福亭鶴瓶さんを挙げ、「短期間でよくお会いしたり、近所でバッタリお見かけしてお茶したり、よくご縁があります」とコメント。木村さんは西川美和監督と新人時代から縁があったと答え、監督も「助監督時代、もう10〜15年ぐらい前になりますか?ロケバスの補助席で、これから撮る作品についてなど、色々な話をしました」とコメントしました。

また「これまでにつかれた一番大きな“嘘”は?」という質問では、松さん、田中さん、西川監督は「思い出せない…。気づいていないだけかもしれないけれど」と、揃って“嘘はつかれたことがない”とコメント。一方鈴木さんは「君のこと、大っキラーイ♡(と言われた)」というコメントに、鈴木さんご自身を含め周りが赤面。そして木村さんは「すごく好きな人がいたのですが“興味がないから別れよう”と言ってしまったことです」と、まさかの“自分がついた最大の嘘”を暴露するなど、“嘘”トークは大いに盛り上がりました。

最後に、報道陣から「AKB48の前田敦子さんの“卒業”が大きな話題となっていますが、秋葉原と神田というほど近い距離でこのイベントに登壇されているお気持ちを」と質問が飛ぶと、「芸能面(の掲載)を分けてほしいですよね。敦子さんの独り占めはよくない。もちろん大きな話題になるでしょうけど。でも、“卒業”するより、これから“公開”するほうが前向きな気がしますけどね(※会場笑)。なかなかこういう映画は無いと思いますし、客層としてはAKB48のファンとかぶらないと思います(※会場笑)。今日秋葉原に行かれてない方は是非この作品を観ていただけたらいいなと思います」と阿部さんがコメント。

いっぽう、松さんも「心が秋葉原にある中、この記者会見に来てくださってありがとうございます」と報道陣にチクリとやりつつも「この映画の良いな、と思うところをお伝えいただければと思います。去年の夏から冬にかけてこの作品を撮りました。もうすぐ公開で、公開になったらお客様の手に渡ってしまうので、だんだん嬉しい気持ちと、寂しい気持ちが入り交じっている只中におります。色んな人に、ヒヤッとさせたり、でも希望を与えたりする、変わった映画ですが、こんな映画もあっていいんじゃないかな、と思います。たくさんの方に観ていただきたいです」と、“良妻”としてしっかりと会見を締めくくりました。