9/1(土)より公開になります映画『I‘M FLASH!』の完成を記念して、8月20日(月)、外国人記者クラブにて記者会見を行いました。

登壇者:藤原竜也さん、豊田利晃監督

会見に集まった、多くの外国人記者を前に、主演の藤原竜也さん・監督の豊田利晃さんは時折笑いに包まれる会場の中で、作品に対する熱い思いを語りました。
作品で描かれる「宗教」というテーマや沖縄をロケ地と選んだこと、またこの作品が伝えたかったことに対して、豊田監督は「この映画は2011年に撮った映画なんです。3.11という出来事を撮るには早すぎる…でもその影響下からは逃れられない…そういう死の連鎖を断ち切ろうとした決意表明なんです。沖縄を選んだのは天国に近い気がするというか、日本固有の神道というんでしょうか、そういう死生観を感じさせたかったんですよね。

更に、豊田監督とのタッグを熱望していた藤原さんは「4、5年前から豊田監督とやりたいと思っていたのがようやく叶いました。撮影現場は30回、40回テイクを重ねてもOKが出なくて、大変でしたけど(笑)僕が演じたルイは、監督のセリフにもあるんですけど、やるべきチャンスやタイミングを逃さず背負い這い上がっていく姿が監督と重なりましたね。」また外国人記者からの、安全な役柄を選ぶタレント事務所や役者が多い中、敢えてこうした難しい役柄を選んだのは何故か、という鋭い質問に対しては「確かに安全な役を選んだ方が良いのではないかという思いはありました。でも、僕は楽な方より挑戦し続ける仕事の方が自分にとって良いと思ったんです。今までもそういう環境で育ってきましたし、何かに反発するとか人と違うことをやってみるだとか、そういう事の方が自分の中で面白く感じてます。自分の選択に間違いはないかな」と熱く語りました。また、現場でのエピソードとして、豊田監督は「ガンアクションは本当に大変でした。リハーサルをした助監督が怪我をしてしまったりしたんですけど、キャストの皆さんは運動神経がよかったので無事に終えました(笑)」と、加えて藤原さんは「共演した松田龍平さんとは同世代なんですけど、彼と一緒に撮影できたのが本当に良かった」と振り返りました。