ITビジネス・英語/留学・クリエイティブを学ぶ、デジタルハリウッド大学では、8月22日、23日、24日先行公開、8月25日より公開となる映画『るろうに剣心』の監督、大友啓史氏と、プロデューサー、久保田修氏をお迎えし、「監督とプロデューサーが語る映画『るろうに剣心』のすべて」と題し、公開講座を開催いたしました!『るろうに剣心』の原作は、「週刊少年ジャンプ」にて94年4月より連載が開始され、中高生男女を中心に幅広いファンを獲得し瞬く間に大ヒットとなった大人気コミック。その『るろうに剣心』が今回初の実写映画となります。本講座では、8月25日の公開を前に、監督・プロデューサーから本作の製作秘話や作品の見所など、熱く語っていただきました。来場者からの質問にもお答えいただいたり、実際の台本や製作資料を交えての講義は、来場者からも大好評で、立ち見も続出!!最後には、学生からのサプライズで監督とプロデューサーへ花束をプレゼントしました!

Q:なぜ、今実写映画化に至ったのでしょうか?
久保田P:最大の理由は佐藤健という俳優と大友啓史という監督がそろったことです。ビジュアルやアクション、お芝居も含めて“剣心”を演じられるのは彼しかいないし、それを撮れるのは「龍馬伝」のでも一緒に作品を作っている大友監督しかしないなかったと思います。また、連載終了から時間が経った今、本作を実写化するということは「るろうに剣心」を新たな切り口でリプロデュースするという、試みでもありました。

Q:オファーを受けてどうでした?
監督:「るろうに剣心」は、NHKを辞めてから、いくつかオファーを頂いた作品のうちの一つでした。最初は今までの僕の作風とは違うので、意外にあれ?と思ったのですいましたが、だからこそ逆に気になりましたね。改めて原作を読んでみてみたら、今まで「龍馬伝」などで描いてきた幕末にも通じる、、明治時代のの時代の侍スピリットが流れる物語が素直に心に響き、ぜひやりたいと思いました。と「るろうに剣心」とに同じものがあり、素直に響きました。

Q:キャスティングについていかがですか?
久保田P:正にこれから伸びていく佐藤健、武井咲を主演、ヒロインに迎え、ベースとしてはフレッシュな俳優VSとベテラン俳優を組み合わせ、そのぶつかり合いが化学反応を起こすような形になったと思います。
これから伸びていく佐藤健や武井咲を主演、ヒロインに迎えながら、実績もキャリアもあるベテラン俳優勢を揃えました。お互いをいかに向き合わせるかを考えながら、

監督:非日常的なキャラクターをリアルなものとし、きちんと画で内面まで語ってくれる人々でなければなりませんでした。原作ものを実写化するにはキャラクターの奥行が大変重要になってくる。台本を書いている段階から、僕のなかではイメージは決まっていました。

Q:ストーリーについて聞かせてください。
監督:「るろうに剣心」は今回、初めての実写化です。きちんと「剣心」という人物を描いていくことを柱に進めていきました。そこにたどり着くまでには時間がかかりましたが、それは原作者との共通の認識でもありました。本当に迷った時は、改めて原作に立ち戻り、原作にある素晴らしい台詞を映画の中に取り入れてみました。を読んでセリフを抜き取ったりもしましたよ。(笑)劇中でも使わせていただいています。

Q:アクションについてはいかがですか?
監督:ロスに留学していたときに、言葉や文化の違う土壌でも観客を楽しませることのできるアクションの分かりやすさが与える影響もさることながら、アクションとは、正に映画の原点であるということを実感しました。それ以来、ずっとアクションを研究していて、撮りたいと思っていましたね。ただ、今回僕自身が表現したいと思っているアクションを実際に映像に残すのであれば、谷垣アクション監督しかいない!と思っていたので、本作でご一緒できたことは本当に嬉しかったです。「人を本気で斬る」ということのと、「殺さずに人を倒す」というのでは殺陣の間合いも違ってきますし、今回はそういう細かいアクション設計も念入りに行いました。した上で、アクション俳優ではないキャストに本気の皆様がアクションを演じてもらったいます。だからこそ、感情豊かなアクションが撮れたになったと思います。ぜひ、楽しんでみていただきたいと思います。

●実際の台本や製作過程で作成した膨大な資料の一部を映像で写しながらの講義に、来場者も興味津々。その資料の一つ一つを丁寧に説明する大友監督の声に真剣に耳を傾けていました。また、講義終了間際には、来場者からの質疑応答にもこたえ、自身の留学経験やそこから学んだことを熱く語り、会場にあつまった学生たちを鼓舞するかのように講義を締めくくりました。