ワーナー・ブラザース映画配給、宮沢賢治原作、映画『グスコーブドリの伝記』が本日、公開を迎えました。

名作『銀河鉄道の夜』のスタッフが5年の歳月をかけて、あらゆる世代へ語り継ぐ、未来への願い、美しきイーハトーヴの森を舞台に、厳しい自然と向き合う主人公の愛と勇気を描いたファンタジー大作です。

この度、主人公ブドリ役の小栗旬、ネリ役の忽那汐里、赤ひげ役の林家正蔵、ブドリとネリの父役の林隆三、ブドリとネリの母役の草刈民代、杉井ギサブロー監督、音楽担当の小松亮太が登壇し、初日舞台挨拶を行いました。

『グスコーブドリの伝記』初日舞台挨拶詳細
【場所】丸の内ピカデリー スクリーン1
【日程】7月7日(土)
【登壇者】小栗旬、忽那汐里、林家正蔵、林隆三、草刈民代、杉井ギサブロー監督、小松亮太(音楽)

【『グスコーブドリの伝記』初日舞台挨拶レポート】

皆が待ちに待った公開初日を迎えた『グスコーブドリの伝記』。
会場には舞台挨拶の回を鑑賞しようと、女性同士やファミリー層、カップルなど多くの観客がつめかけ、もちろん満席となりました。

初日を迎えての熱い思いを語っていただいたあと、7月7日「七夕の日」ということで、短冊に書いた「今、一番の願いごと」を登壇者それぞれから発表いただき、意外な答えが飛び出すなど、終始大盛り上がりの舞台挨拶となりました。

【トーク内容】

MC:一言ずつご挨拶と本日初日を迎えての思いなどをお願いします。

小栗旬さん:本日はお足元の悪い中、わざわざありがとうございました。
七夕でこんな天気ですが、「雨ニモマケズ」全国に届くよう願っています。

MC:今日は素敵な和装と帽子ですね!

小栗旬さん:ありがとうございます。この帽子は、6月13日に花巻で行われたジャパンプレミアで、「賢治課」の方にいただいた宮沢賢治の帽子です。
このときは、一日「賢治課」課長も引き受けさせていただきました。

忽那汐里さん:大勢の方にお越しいただき、ありがとうございます。
初めての声優挑戦で、素晴しい先輩方といっしょに参加でき、それが宮沢賢治原作という感性豊かな作品だったということがうれしいです。
初日を迎えられて、感無量です。

林家正蔵さん:こんにちは。衣装が派手で申し訳ございません(笑)。
今日の天気のようなもやもやした世の中ですが、この作品はそうしたもやもやが吹き抜けていく映画だと思います。

林隆三さん:アニメの声優は初めてなので、私も新人です。
緊張して「ウー」と悩んでばかりでした。宮沢作品、その中でも「グスコーブドリの伝記」の大ファンなので、参加できてよかったです。

草刈民代さん:こんにちは。アニメの声優は私も初めてで、素晴しい作品に参加でき本当にうれしいです。

小松亮太さん:音楽を担当しました。普段はアルゼンチンタンゴを弾いているのですが、そんな僕が初めて映画音楽というものを作って、こんな感じになりました。杉井監督はじめ、素晴しいスタッフといっしょに作品に参加できたこと、大変うれしいです。

杉井ギサブロー監督:朝早くから雨の中、ありがとうございました。
スタッフが皆、今の時代に向かって全力投球してくれた作品です。
世界中の多くの方に見てもらいたいです。

※ここで、皆さんから「今、一番の願いごと」というお題を短冊に書いて発表いただきました。

小栗旬さん:「ブドリが沢山の人のもとに届きますように(月9もね)」

忽那汐里さん:「世界平和」。先輩方がきっと映画の宣伝をしてくれると思ったので、私はもっとざっくり行こうかなと思いました。

林家正蔵さん:「『グスコーブドリの伝記』とかけて野球の首位打者ととく、その心は・・・」ヒット間違いないでしょう!

林隆三さん:「伝説の快遊船「グスコーブドリ」に乗って、さあ出掛けよう。
ブドリが愛したイーハトーヴへ」

草刈民代さん:「色々な「気づき」がありますように。」この作品も、見てくれる人に気づきをもたらしてくれると思いますが、いろんなところで気づきがあればきっと皆よい方向へ向かっていくような気がします。

小松亮太さん:僕は3人子どもがいるので「僕らの子供達、孫たちが安心して暮らせる地球でありますように。未来の人から尊敬される我々であれますように」

杉井ギサブロー監督:「世界の多くのひとが自然について、そして家族の幸せについて語り合える幸せの時間を迎えられますように。」この映画が、そういう会話のきっかけになるといいなと思っています。

※ここで、代表して小栗さん、忽那さんに笹に短冊をつけていただきました。
他の方々の短冊も後ほどつけられ、劇場ロビーに展示されました。

MC:それでは、最後に代表して小栗旬さんからメッセージをお願いいたします。

小栗旬さん:本日はみなさんどうもありがとうございました。
この作品は宮沢賢治の原作と同じで、読む人見る人それぞれにいろんな感じ方をもたらせてくれる作品です。多くの人に伝わって、考える作品になってほしいと思います。友人・知人にぜひ宣伝してください!